【ハンドボール】上達のために絶対外せない考え方
こんばんは。伊藤です。
皆さん(そして自分へ)今週もお疲れ様でした!
緊急事態宣言が39県で解除される見通しですが、気を抜かずにいきましょう!
上手い選手はなぜ「上手い」と言われるのか
突如、哲学的な問答が出てきましたね(笑)
皆さんがハンドボールをしていると、「上手い選手」に出会いますよね?それはチームメイトであったり、地域の強豪校のエース、代表選手など様々だと思います。
また、最近ではYoutubeを始めとしてインターネットでも「上手い選手」に出会うことが可能になりました。
これは「ハンドボール スーパープレー」で検索して最初に出てきた日本人選手の動画です。スカイプレーしたり、空中フェイントかけたり、トップレベルの高校生って本当にすごいですよね!(語彙力)
そして、その「上手い」と言われる選手たちの多くはそのプレーによって「上手い」と評されることが多いと思います。※もちろん判断力や駆け引き等、他の要素はありますが、そこはいったん排除して考えます。
「上手い」プレーの根本には何があるのか
では、なぜその選手は「上手い」のでしょうか?
「ハンドリング能力が高いから」
「視野が広いから」
「ジャンプ力があるから」
「体幹が強いから」
どれも合っています。
ハンドリングができなければバックパスやスカイプレーのパスは出せないし、ジャンプ力や体幹の強さがなければ空中でフェイントはできません。
でも、自分はそれらはあくまで表面的・直接的な理由に過ぎない、もっと根本的な理由がそこにはあると考えています。
それを説明するために、ある動画をお見せします。大学3年当時の自分のシュート動画です。
「オレすげーだろ」とアピールしたいわけではありませんよ(笑)。
この「両足ジャンプシュート」という技術もいわゆる「上手いプレー」の中に含まれることがあると思います。
ここで考えたいのは
「なぜ自分は両足ジャンプシュートを打てるのか?」ということです。
もちろん当時は大学生だったので投力もある程度あり、ジャンプ力に関しては自信がありました。でも最初からこの両足ジャンプシュートを打てたわけではありません。
自分がこのプレーをできる一番の根本的な理由、それは
そのプレーを「知っている」こと。
そして、そのプレーを「練習している」こと
に他なりません。
ごくごく当たり前のことを言っていますが、これが上手くなるために一番基礎となる大事なことだと考えています。
その場面で、そのプレーが使えることを知り、それを練習しているからこそ、試合で成功させることができるのです。そしてそれが、インターハイのような大舞台では動画のように「スーパープレー」として語り継がれるのです。
そして、インターハイに出ていない他の選手も、そのプレーを知り、できるようになるために練習、あるいは必要な筋力をつけるためにトレーニングに励むことで、その選手は上達していくことができます。
※先ほど「排除して考える」といった判断力や駆け引きでさえ、
「自分がAの動きをしてDFがBの状況になったらCの選手がフリーになる」
ということを「知って」「練習して」いればCの選手にパスが出せるようになります。
あらゆる「上手さ」は「知る」ことから始まるのです
知らないことの危険性を知る
もちろん誰もがそのプレーを知って練習すればできるようになれるとは限りません。それができたら皆ゲンスハイマーにもハンセンにもなれます(笑)。
しかし、
「上手い」プレーを「知らない」ままでいるのは非常に損だ
ということははっきりと自信を持って言えます。
こんな事例を考えてみましょう。
例えば、両足ジャンプシュートを使わない選手が2人いたとします。
その理由を2人に聞いたときに
1人目:知った上で「今の自分には難しい」「他に優先度の高い技術がある」という判断を下したので、そのプレーをやらない
2人目:練習すればできたかもしれないのに「知らない」という理由だけで、そのプレーをやらない。もしくは「知ろうとしない」
という答えが返ってきた場合、1人目と2人目の間にはものすごく大きな差があると思いませんか?
1人目の場合、カテゴリが上がり筋力がついてきたら出来るようになるかもしれません。しかし2人目の選手はいつまでたっても、そのプレーを知らない(知ろうとしない)限りその技術を身に着けることはないでしょう。
「知る」ためにどうすればいいのか
では、その「上手いプレー」を知るためにどうすればいいのでしょうか?
ヒントは冒頭に出ていました。
そう、一番手っ取り早いのは「動画を観ること」です。
現代は情報があふれています。ハンドボールに関してもあらゆる情報をスマホ1つで手に入れることができるようになりました(自分の普段使っている情報源についても今度書きますね)。
しかし、その溢れるほどの情報を能動的に取りにいくという意識を持っている人は結構少ないんじゃないかなと思っています(特にハンドボール界は)。
動画を観たことがない皆さん
皆さんの持っているスマホでYoutubeのアプリを開き、「ハンドボール シュート」と検索し、動画を観ましょう。そして国内外の名手たちから技術を盗み、そのプレーを次の練習でやってみましょう。
これだけであなたはチームメイトや他チームのライバルに2歩も3歩もリードしたことになるのです。
※上手い選手のプレーを観るだけでなく、自分のプレーを観ることも大事です。チームの後輩やマネージャーが練習や試合のたびに撮ってくれたビデオをそのままにしていませんか?このstayhome期間に過去の試合や練習を見返してみるのもいいと思います。
みなさん、動画を観ましょう。そして上手くなりましょう!
本日のおまけ
5月15日生まれの有名人は俳優の藤原竜也さんです。
デスノート、カイジ、バトルロワイアル、インシテミルなど出演作品の登場人物死者数は国内俳優の中でもトップです。
タウンワークのCMを見て「あ、死人が出そう」って思うのは自分だけでしょうか…
本日はいつも以上に長ったらしい文章になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました!
皆さんよい週末をお過ごしください!
2020/05/15 伊藤陽一郎
いつもご購読いただきありがとうございます。よろしければサポートをお願いいたします。指導者としての活動費・講習会や書籍などハンドボールに関する活動に充てさせていただきます。