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投稿14回目~人と人、その繋がりはやっぱり人

おはようございます。
隔週になりつつある投稿です。

大分セレちゃんロスが緩和されてきました。
もう他の🐶ちゃん達と触れあっても大丈夫かなと思っていたのですが先週末、久しぶりに腹心の友と🐶ちゃん達と再会を果たせた時、

セレちゃんが側にいるね


と教えてくれた瞬間に涙が…

🐶ちゃん達も随分久しぶりの再会だったことや、マスクに帽子を深く被った私の姿に不審者と勘違いしたのか、初めて吠えられて驚きましたが、臭いを確認すると思い出してくれたようで、彼らもセレちゃんを感じていたように見受けられ、余計に涙ぐんでしまいました。

コロナ禍で2年近く会えず、連絡を取り合ってはいましたが、やっぱり目の前に親友がいて、同じ空間で時を共有し、食事して会話して、笑って、驚いて、嘆いて、のんびりして、歩いて…と人と接することは本当に素晴らしいことだなと再認識しました。

この2年のパンデミックで、人との接触が制限され、新しい日常生活を余儀なくされてきましたが、それに対応し順応させて過ごしてきたことが徐々に当たり前のようになってきていた中、制限が緩和され以前の当たり前が戻ってきている最近にそのことをとても強く実感したのです。

地球にいる限り、地球で生成される空気を生きている全ての生命体が生きる原動力として取り込んでいるのは変わりない事実です。

どこにいても今この瞬間でも生きている限り常に共有していることです。

その中で自分の側で時も場所も心も分かち合うことができる人がいることって素晴らしい奇跡だと思いませんか?

2022年の世界の総人口数が79億5400万人と途方もない人数ですが、その中で巡り逢い、時や場所、心を通わせる人数はほんのわずかです。


果てしなく存在する人々の中で信頼できる人に出逢えることがどれほど尊いことか、コロナ禍が却ってその大切さを再認識できる機会となったことは不幸中の幸いです。


人が人を繋ぎ

生きる力を授けてくれる


人間の持つ力は測り知れません。

そのことを劇場は教えてくれます。
舞台芸術は、人の生き様を届けてくれます。

人知を越えたものと人との対立
無限と有限の対比

人々の営みに『死』は免れることのできぬ運命で、有限の時の中であらゆる無限に挑戦する日々を生き抜き、いつかは訪れる『死』を受け入れなければなりません。

その時までに何を成し遂げたのか、足跡を、軌跡を残すために今を精一杯生きようと努めますよね。

舞台で繰り広げられる物語は、その物語が描かれた時(時代)の中で巡り逢った人々(登場人物)が、分かち合った空間(場所、環境)で得られた想い(願い、祈り)が込められています。

時は絶え間なく未来へと流れてゆくので、生きている瞬間は直ぐ様過去へと押しやられます。

物語は、常にその時代を生きた人々の想いを反映し綴られています。

その人々は登場人物として存在するので、架空であることがよくあります。(実在の人物が描かれていることもあります。)
ですが、その物語が描かれた時(時代)に生きていた人々は実在し、私達と同じようにその当時の地球上の空気を呼吸し、置かれた状況や出会った人々と交流し想いを抱きその時代を生き抜いていたのです。

私達はどうあがいても歴史上の時に戻ることはできません。

でも、場所や歴史資料、映画や舞台などで疑似体験し、思いを馳せることができます。

人が人の営みを伝承し

人の在り方を届ける


在り方は生き様によって千差万別で、正解などありません。

自分以外の人生を垣間見ることで、人生に様々な影響を与えることが劇場では起こり得るのです。

舞台では共有もあり、発見もあり、嫌悪も感動も、心奮わす時を得られ生きる力を取り戻すことができる場所です。

その力は生きる喜びを運び、有限の時の奇跡を実感できるのです。

劇場は、言わば心のクリニックとも言えるでしょう。
海外では劇場は教会に似てるとも言われています。

心の健全さを取り戻すことができる劇場は決して失われることがないと確信したコロナ禍。

心は人と人との繋がりで良くも悪くもなります。

自身の心に問いかけ、生きる道に必要な繋がりを選択するためにも真を射貫く力を養うことは大切です。

だからこそ舞台に立つ俳優は、物語を、登場人物の生き様を、その物語の時代に生きた人々の願いと祈りを一言一句、一挙手一投足、違わずお客様に届ける責務があるのです。

この責務を果たすことのできる人だけが人に感動をもたらす力を得られるのです。

よく劇団四季創立者の浅利慶太先生が仰っていました。

見る天国
やる地獄


俳優という職業の運命は過酷なものですが、その地獄はご覧下さったお客様から頂く感動の拍手で救われるのです。

俳優もまた劇場で人との繋がりを得て心が潤うのです。

人と人

私達は孤独ですが1人ではありません。

個性があって
共鳴し合って
反発し合って
分かち合って
人は繋がってゆく


共に舞台芸術のもつ偉大な力を分かち合い、切磋琢磨してゆきましょう!!


今月のレッスンスケジュールです。








新たな出逢いを楽しみにしております🍀

Y.I.Personal🌱
舞台芸術基礎力向上教室
石倉康子




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