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世界の歴史と周遊のポエム

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移動は冒険。人間の夢はいつだって新たな好奇心と多種多様性への賛美に辿り着く。「そもそも」への探訪と羨望の眼差しは、血が漲り新たな空気を吸おうとする人間の実存在の本質だ。
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2023年12月の記事一覧

Even Now A Distance

Even Now A Distance

Even Now a Distance

遠い昔 異国を車とばした
Ocean side city 抜けて
国境の外 ティワナ

丘の街で 少年と出会った
いまでも思い出すその瞳の深さ
遥か遠く 埃まみれの街
海辺の街 ティワナ

カーニバルの中で車止めた
何時間待っただろう
いまでも思い出すその匂いと海の青さと

yatcha john s. 「Even now a distance」

La Belle au bois dormant

La Belle au bois dormant

眠れる森の美女

王女は15歳になって
紡ぎ車の錘(つむ)が指に刺さって死んでしまうという
王と王妃と城じゅうの人々が大騒ぎする
まだ贈り物をしていなかった12人目の魔法使いが言う
この呪いは取り消すことはできない
しかし呪いの力を弱めることはできる
王女様はおかげで死ななかった
100年間眠り続けたあとに目を覚ました

あるヴァージョンでは王女と一緒に国中の人たちも100年間眠り続いた

ある国

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身体知

身体知

昔イタリアでペストが流行った時です
町から山中に逃げた十人が物語をつむいでルネサンスが訪れました
1816年北半球が寒冷化し長雨が続いた
スイスの別荘に逃れたメアリー・シェリーたちはそこで「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」の名作を産み出した

話は飛ぶのだが
江戸時代の観相家水野南北は二年の天命を一年間の大豆のみで覆した
あの中村天風も結核の死病からインドのアグリアッパに従って大豆食から奇跡の

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