オンライン人前結婚式に参加してみると、感動がワクワクに拡がった!
5月某日、オンライン人前結婚式の案内が届きました。もともとリアルなっ挙式を考えていたけど、キャンセルしたんだよという話までは聞いていたのだけど、まさかのオンライン人前結婚式。実際に参加するまでは、「Zoom飲み会の延長だろうな!?」ぐらいの感覚だったのですが、リアルに結婚式に参加したのと同じぐらい感動し、非常に満足度が高かったことに、僕自身も驚きました。結婚式に参加するメリットとか、お祝いすることの意味を、改めて問いかけられたような気がしているのです。
■そもそものきっかけ
新郎が、数年前からの「学びの仲間」だったわけですが、彼からメッセージが届いたのが4日前。急遽Zoomで結婚の披露会をしたいので、エピソードとか新郎新婦への質問をGoogleフォームで答えてほしい!答えるだけでもいいし、ぜひ当日はアクセスもOK、みたいな会だったんです。
参加条件は途中で乾杯するから、ドリンクだけ用意しててね、というもの。なんとも気楽な感じがよく、日曜の午後という時間帯もあったので、フォームにも簡単に回答して、当日も参加させてもらうことにしました。
■当日の流れ
最初はいわゆる人前結婚式。総合司会がいて、人前結婚式シーンは牧師風の司会(マジでZoom慣れして、それだけで職業にできそう!)が進行します。いわゆる人前結婚式そのままの流れで、誓いのことばや宣誓書へのサイン、指輪交換、当然キスシーンもw。当然のことながら、居場所は本人たちふたりを除いて、みんなバラバラ。オンライン上で事はスムーズに進みます。人前結婚式後は、ギャラリービューでの写真撮影。そして、乾杯。
その後は、新郎新婦それぞれの自己紹介ビデオ(スライド)や、付き合い始めてからのビデオ。合間合間でいろいろとコメントをもらいながら進んでいきます。小さい頃のエピソードには、両家からもコメントや写真共有があったりと、リアルな結婚式さながら(もしかしたらそれ以上だったかも)。新婦から両親へのメッセージや、二人からのギター弾き語りという、感動の時間もあって、だいたい2時間でお開き。私は参加しなかったけど、ブレイクアウトルーム機能を使った二次会も行なわれていたようです。
■満足感がむちゃ高かったんですよ!
何でかなぁって改めて考えたら、たぶん、式をそのまんまそのまま再現したことに尽きる、のかなと。人前結婚式とそのあとの披露宴のフォーマットを確実にこなしたら、二人もそして参加者も、「できるんだこれで!!」って納得できた感覚が、高い満足感につながったんだろうな、って。
両家の両親や親族がいたり、友人も小学生の友人がいたり、と、リアルな式で呼ぶメンバーがそろっていたのも、結婚式としての再現性が一気に上がった理由じゃないかなって思ってます。
あと、事前アンケートも良かったな、と思います。どういう会になるのだろう?という期待が参加者にも高まったし、意見が紹介されたり、名前呼ばれるだけでもなんか嬉しかったもん(ここでもそう、くすぐったい感覚!)。
■あればより満足度があがっただろうなぁこと。
参列者名簿があればなぁ、ということ。結婚式の席次表ではないのだけど、ペンネームでもいいので二人との関係性がわかるものがあると、今日はどういう人たちと一緒に祝っているんだろう?っていうのがわかってよかったかも。
もう一つ、こっちの方が重要なんだけど、お祝いを渡す機会がなかったということ。これは、僕自身の発見でもあるのだけど、結婚式ってお祝いを渡して、はじめて列席者本人の満足度も上がるんだな、ということ。あの時間中にお祝いを渡せると良かった。昔あったPolcaのようなものでもよかったし、PayPayで送金できるシステムとかがあっても良かったのかもな、と。
あと今回の場合は、運営側にもお金を渡したいな、という気分にもなったのもひとつ自分自身の発見!
お金の渡し先を二つ作っておくと面白かったかもしれない。最終的に運営側が新郎新婦に全部寄付でも、もちろん良いんです。このオンライン結婚式というプロセス自体の価値が可視化できたら、きっともっと先の次元にいけただろうな、と。
■これからの結婚式の形って?
結婚式って、本人たちを祝うのもそうだけど、列席者同士で美味しいお酒を飲みながら話をすることに意味を見出してませんでしたか。すくなくとも僕はそういう一面にかなり価値を感じてました。そういうことができにくくなってる。もしリアルな結婚式が再開しても、みんなでマスクしたりとか、時間も短くなってとか、列席者同士の会話が難しくなるに違いない、数年は。そうなってくると、やっぱり結婚するふたりをどう祝うか、という本質に結婚式の姿が戻る気がするんですよ。結婚式も点でとらえるんじゃなくて、結婚プロジェクトをみんなで見守る、その出発式みたいになって、未来の二人に向かって投資する、みたいなカタチとか。
いろんな時代のいろんな結婚式の形があってもいい。オンライン時代に、結婚のお祝いを長期プロジェクト化するビジネス。なんか、面白そうだなぁ、ワクワクするなぁって、最近ちょっと思い始めてます。
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