オンライン勉強会で「コメントが取り上げられる」嬉しさって何だろう
オンライン勉強会・オンラインセミナ・オンラインサロン。これらが、日常になってきましたよね。地方在住者的には「俺たちの時代が来た」感が満載なんですよ!東京から岡山・西粟倉に移住した2年前、「オンライン飲み会って気楽で楽しいよ」とか「これからはインスタ映えよりZoom映え!」とか言っても、ぜんぜん伝わってる感じがなかったのに、今やホットな話題。ホントに、何が流行るのかって、全く分からないですね。
最近のオンライン〇〇、チャットを使って質問やコメントをすることができます。ZoomやYouTubeならシステム附属機能を使うこともあるし、投票やコメントへのイイネ機能があるSlidoを併用し使いこなすことも。質問とコメントが同時に流れるのでコメント内容が玉石混交になったり、ZoomのYouTube配信の場合は十秒以上の時差が生じるので、読むほうのスキルや使いこなし方も問われるけど、リアルタイムで伝えられる、というのはありがたい。
そう、昨日のNサロンの勉強会で岸田奈美さんが言っていた「すぐに感想や意見を伝えることこそ金!」がまさにシステムとして組み込まれているのだ。これは、使いこなさない手はない。
コメントを書きながら参加していると、なんとなく“くすぐったさ”を感じることがあるのだ。それは、自分のコメントを講師が読んでくれたり、ディスカッションで取り上げてくれたりする時だ。質問に答えてくれなくても、ただ感想を読み上げてくれるだけでもいい。なんか、自分がこの「場」にいるというのを認めてくれている感じなのか、なんともいえないけど、ちょっとした“嬉しい思い”が、どうやらくすぐったさにつながっているみたいだ。
それって、僕だけなのかな?と思っていたら、昨日のNサロンの後の「ちょい飲み」の時間でもちょろっと話題になった。「ラジオ番組で自分の投稿が取り上げられてるみたい」という感覚は多くのの人が持っていたみたいだし、場の主宰者もチャットの追い方に慣れると、テンポよく盛り上げられるし、投稿への反応を通じて場つなぎが良くなるとも感じている様子。
こういう“取り上げられて嬉しい感覚”って、オンライン勉強会ならではだと思うのですよ。たとえば僕が昨年受けた社会福祉士養成講座の2日間スクリーニングではリアルにありました。「今日の講義の質問と感想ください」っていう紙のアンケートに1日目終了後に答えて、2日目の朝に先生が対応してくださるものが。先生は、律義に参加者の感想を取り上げたり、質問に答えてくれたりするのだけど、どうもしっくりこなかった。何でだろうな、単純に恥ずかしかっただけなのだろうか?
学びのスタイルの変化が、場づくりや場の満足度にどんな影響があるのかは、まだまだみんな試行錯誤状態。「これ!」という答えはないような気がする。ただ、オフライン←→オンラインが並立していくという流れにおいて、こういう“オンライン的くすぐったさ”がどうプラスに機能するようになるのか、をみんなと一緒に考えていきたいな。コンテンツの内容や講師の伝え方というより、こういうコミュニケーションデザインにこそヒントがあるのかもしれない。例えばLINEが「スタンプ」で一気にブレイクしたように。そんなことをぼんやり思ったNサロンゼミの翌朝でした。
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