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誕生日にネットワークビジネスの勧誘を受けた話

みなさんは今までどんな誕生日を過ごしてきただろうか?
親や友人に祝ってもらう。誕生日旅行に行く。普段と変わらない生活をする。

いろんな過ごし方があると思う。私は今年の誕生日、ちょうど日付が変わるころネットワークビジネスの勧誘を受けていた。ちなみに、去年はカラオケ店で同期の嘔吐物処理で幕を開けた。2年連続散々な誕生日の迎え方だ。ある意味1年分の不運をここでまとめて清算しているのかもしれない。

私がネットワークビジネスの勧誘に至った経緯というと、はじまりはTwitterである。SHElikesの勉強を始めるにあたり、勉強仲間を見つけるためアカウントを作成した。Twitterを始めて1ヶ月ほど経ったころ、とあるフォロワーさんからDMが届いた。同世代のフリーランスをしている女性だった。

「はじめまして!
仲良くできたら嬉しいです✨よろしくお願いします😊」

よくあるDMだったので、返信をした。そこから話は自身の勉強の内容になり、せっかくなので電話でお話をすることになった。彼女はもともと勤務していた職場環境が合わず、独立し現在はフリーランスとして広報PRなどのお仕事をしているそうだ。年が近いこともあり話が盛り上がった。そこから連絡を取り合う仲になり、2回目の電話の予定を入れた。
彼女がフリーランスのなり方や仕事の取り方など聞いていたとき、彼女が私を応援したいと言い始め、とある相談会へ特別に招待してくれると言ってくれた。彼女がフリーランスになるきっかけとなった方がフリーランスになりたい人向けに相談会を開いているそうだ。なんや相談会て。「特別に」がまず怪しい(笑)と思いつつも、断れず参加することになってしまったのだ。断れ私!これが第一の失敗

そして誕生日前夜21時、例の相談会とやらが始まった。
参加者は10人程度で、進行役の方が1人いた。主催者の方は仕事が長引き、30分程遅れてきた。彼女は世界中の好きなところを飛び回りながら、政府と教育機関の支援をする仕事をしているという。聞いたことなさ過ぎてなんやそれという感じ。でも、なんか仕事できそうな雰囲気満々。そんな彼女に参加者は次々と質問を投げかける。質問内容としては、フリーランスになるためにまず何から始めればよいか、これからどういう能力が必要となるか、といったもの。それに彼女は真摯に答えていた。
開始時間が遅れたせいもあり、参加者の2/3ほどの相談で時間が来てしまった。可哀そうだからと主催者の方は、また個人で相談の機会を設けて下さると言い出した。慌てる進行役。結局、都合のつく日程を送るまで退出できない空気になり仕方なく適当に「終日OK」と日程を送った。バカだ私は。これが第二の失敗

そして相談会終了の10分後、LINEが入った。
「この後24時から主催者の信頼している方と面談いかがですか?」
ここまで来ると、面白くなってしまい好奇心で承諾してしまった。やはりバカだ私は。面談相手は、同年代の男性で主催者の方と仕事をしている方だった。普段アメリカの方と仕事をすることもあるため、4時くらいに寝ているそうだ。狂っているなあ。これまでの経歴、フリーランスになりたい動機など根掘り葉掘り聞かれたので、嘘も交えつつ答えた。彼はよくクローズドクエスチョンを用いていた。「AとBのどちらですか?」という聞き方。選択させた後、なぜなのか理由を聞き、その答え方を見ていたようだった。それに合わせて質問を変え、彼らの思想に染めていく。彼らの思想の柱は大きく二つ、「マーケティングとセールスしか勝たん!」「雲の上のような大物と仕事し、考え方をアップデートさせろ!」というもの。これが洗脳というやつか。最終的には彼らと仕事がしたいか、したくないかを選ばされた。当然お断りしたが、20~30分程度だと思っていた面談が3時間にも及んでしまった。どうして途中で切り上げなかったんだ私!大バカ者!これが第三の失敗

誕生日の3時間もの時間をネットワークビジネスの勧誘に使ってしまった……。社会勉強だと思おう。最近は商材を先に出さず、フリーランスという切り口で勧誘しているみたいだ。紛らわしい。断ることを身に付けねば!


今回出会った方は全員同年代の方だった。同年代の熱心な若者がネットワークビジネスをやっていると思うとなんだか悲しい気持ちになる。きっと真っ当なやり方でも彼らは輝けたはずなのに、どうしてその道を選んでしまったのか。私がどう説得しようともう彼らはそれが正しいと信じ切っているので、どうしようもないのだが。


とにかくみなさん、勧誘にはお気を付けください。誰かの尊敬する人の講演会・相談会等に誘われたら黒寄りの漆黒です!

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