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色眼鏡から見えるのは、いつだってお花畑がいい

最近、妙に運がいい。

予約なしでは入れないレストランに一切待たず予約なしで入れたり、たまたま入った古本屋に丁度欲しいなと思っていた本が置いてあったり。

それに加え、出会う人が親切で綺麗な笑顔をする人ばかりなのである。騙されているのだろうか。それとも今は人生ラッキーハッピー期間中で、この後にアンラッキーアンハッピー期間が待ち受けているのか。人生が山と谷で成り立っているのなら、限りなく頂上に近いところにいる気がする。だってラッキーすぎるんだもん。

西加奈子さんの『まにまに』を読みながら、そんなことを考えていた。今この文章をiPhone12に打ち込みながら、図書館隣の公園を眺めている。いや本読めよ、というツッコミは受け付けていない。

運がいいというのは、ある種自分の思い込みなのかもしれない。たまたまでしょ!と思えば、それは単なる偶然の出来事となる。しかし、自分めっちゃラッキーじゃが!と思えば、ラッキーガールになれる。幸せな思い込みだ。

結局、何事も“自分の考え方次第”というありきたりな文言に行き着く。自分でコントロールできるのは考え方くらいしかないからだ。
色眼鏡を掛けるなら、少なくとも自分がハッピーになれる色眼鏡を掛けたい。きっと私から見えるこの世界は、お花畑になっているだろう。そんなとんだ能天気野郎でお気楽にこの命を生き延びてやりたい。

そろそろ「スマホ触りすぎだぞあいつ」と隣の人が思ってそうだから、読書に戻ることにする。

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