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#仕事について話そう
「汚れを吸ったとしても、吐き出すものは愛でありたい」はムリだわ
大学卒業後、きっと素敵な社会人になると意気込んで配属先の街へ引っ越した。仕事の愚痴しかこぼさないダサい社会人にはなりたくなかったのだ。(もちろんそれは私のダサい基準だから正解はない)
初めて踏む土地は、故郷に似た温暖な地域だった。桜が舞い散るころに、新天地で社会人生活がスタートし、当時の私の目は喜びで溢れていたと思う。
仕事を始めて半年ほど経ったころ。気づけば私は仕事はできないのに愚痴しかこぼ
満月しか美しいと思えない先生
休職をする前のお話。
私は医者に帯同し、夜遅くまで患者さんのご自宅へ診療に回っていた。(在宅医療の現場で、医療従事者の医療行為以外のサポートをするお仕事をしていた)
信号待ちをしていたとき。ふと見上げた先に、大きな三日月がとても綺麗に夜空で輝いていたもんだから、思わず先生に声を掛けた。
私「先生!見てください!今日は月がとても大きくて綺麗です!」
先生「なんだ。満月じゃないのか。」
がっか