新しい合唱練習様式?no.3

【2、音取り用音源の配信】
 普段、音取り音源用のMIDIといったものがあまり好きでないため、自ら用意することはありませんでした。しかし、練習回数を減らす措置を講じている団体、特に高齢者の多い団体ですと、音取りに時間を多く割く傾向にあるため、少しでも音取りの手助けになるものがあればと思いました。そこで、私が歌っている様子を録画し、YouTubeにアップすることをはじめました。ピアノで譜面の音をなぞりながら、各パートも同時に歌う様子を撮影しました。必要に応じてベースラインを弾いたり、聴き取りやすいようにオクターブ上の音を追加したり工夫はします。そして、YouTubeの個人チャンネルを作成し、(Googleアカウントが必要です) そこに撮った動画をアップロードします。限定公開という設定にしておけば、アドレスを知っている者だけが、その動画を観ることができるようになります。電子音を聴いて覚えるよりも、歌詞もつけられますし、楽譜上の指示やテンポの揺らし方なども再現することが容易になります。

しかし、それが全くの正解というのではなく、あくまで参考にということは忘れないでいたいですね。表現がそれしかないかのような、固定化されたものにしないためにも。


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