お尻の筋肉(①大殿筋)
大阪中崎町のパーソナルトレーニンングジムSuitable(スータブル)の朝山です☆
今日はお尻の筋肉、特に大殿筋についてです。
臀筋群について
お尻の筋肉は臀筋群と呼ばれ、いくつかの筋肉が集まっています。
機能もさまざまで体の中でも重要な多くの役割を担っています。
臀筋群の筋肉としては
大殿筋・中臀筋・小臀筋
深層外旋六筋
が挙げられます。
今日はその中でも大殿筋の特性を見ていきましょう。
大殿筋
起始:腸骨稜の後方1/4
仙骨及び尾骨の後面
仙結節靭帯
停止:大転子外側面
張脛靭帯
作用:股関節の伸展・外旋・外転
大殿筋はお尻の筋肉の中でも最も表側に付着している筋肉であり、一般的にお尻の筋肉と呼ばれているのはココかと思います。
大殿筋の作用としては股関節の伸展が非常に大事なポイントになってきます。
股関節の伸展とは、脚を後ろ側へと振る動作になります。
つまり、股関節を伸ばすような動作になります。
よく勘違いされがちなのが、股関節の伸展というと自分の体よりも後ろに脚を持ってくることと思う方も多くいます。もちろんそれも股関節の伸展動作にあたり重要な働きをになっています。
しかし、股関節を曲げた状態から自分の体の方に脚を戻してくることも股関節の伸展にあたります。
特に大殿筋は、股関節が曲がった状態からの伸展に対して、強い力を発揮します。
歩行動作で言えば、脚が地面に接地した瞬間から重心が反対の脚にシフトチェンジするあたりまでが強く働きます。
股関節の伸展作用が強いことから、脚を蹴り出す時に強く働きやすいと思われがちですが、脚を蹴り出すあたりで股関節を伸展させている筋肉はハムストリングが主体となります。
ジャンプ動作(垂直跳び)では、しゃがんだ時に大殿筋がエキセントリック収縮を起こし、跳び上がる直前(脚が地面を離れる前)に強くコンセントリック収縮を起こします。
このことから、大殿筋を鍛える際は、自分の体より脚を後ろに持っていく伸展動作よりも、股関節を曲げた状態からスタートできるトレーニングの方が機能的で動作に活かせられる大殿筋を作ることができることが分かります。
スクワットやブルガリアンスクワットが優秀だと言われている理由はこう言ったポイントも大きく影響しています。股関節の伸展を意識しながら行ってみてください!
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