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200社以上の経営者と話して感じた組織マネジメントで大事な視点

こんにちは。
最近、人材採用・定着に関する相談を受けました。
「そういえば、組織マネジメントが上手く行っている会社は共通点があったなあ…」と思ったので、これまでの中小企業支援の中で感じたことを紹介しますね。一言で言うと、上手く行っている会社は社員を大事にしていると感じます。

社員を大切にする

上手く行っている会社は、社員をとても大切にしています。
(大切にする=甘やかす、という意味ではないです)
私は毎回、社長に社員のことを聞くのですが、上手く行っている会社は自社の社員をめちゃくちゃ褒めます。会社が上手く行っているのは、社員のおかげだからと言い切る方も多いです(録音して、社員さんに聞かせてあげたい)。

頑張るほど報われる会社をつくる

「評価基準を明確にして、会社として目指すべき方向性を示すこと」
そうすることで、会社の目指す方向と社員の頑張る方向を一緒にすることができるそうです。頑張るほど報われる会社を作れば、社員の成長がそのまま会社の成長へとつながるんだなと思います。

フォローしやすい仕組み、フォローした人を評価する仕組み

フォローする仕組みを作ってしっかり運用すれば、
家庭の事情でやむを得ず休む人の申し訳なさも減るし、
フォローする人も評価されてwin-winの関係になれるそうです。
仕組みを作る上では、ワークシェアリングできるようにすることが大事だそうです。

プロセス評価は大事だが、主にしない

プロセスそのものを褒めたり、認めたりすることは大事ですが、
プロセス評価は定量的な評価が難しいため、ウェイトを置きすぎないようにすることが大事だそうです(ある程度規模のある会社だと忖度、社内政治とかになっちゃうらしいです…)
一方で、会社としての一体感を保つうえでは、間接部門をしっかり評価していくことが必要不可欠だそうです。

お金は大事

やりがいも大事だけど、お金も大事。
とある社長さんは、「仕事が忙しくて年末年始も休ませてあげられないことが多いから、給料で報いる」と言い切っていました。
また、防衛的賃上げは大事なようです。新しい人材を採用するくらいなら、給料を上げて、今いる人材の定着・モチベーションアップを図った方がよいとおっしゃる方が多かったです。

参考図書

社員を大切にするといっても、具体的にはどうすればいいの?と思われるかもしれません。その点については、日本レーザー 近藤会長の著書が参考になるかなと思います。
私はここ最近まで「ホワイト企業=ゆるく働ける会社」と思っていたのですが、いい意味で厳しい会社こそ真のホワイト企業なんだなと気づかされました。

まとめ

組織マネジメントで大切なことは、社員を大切にすること。
そのためには、評価基準を明確にする、仕組み化することが必要。
ただ、この評価基準の設計はすごく難しいだろうなあと。
経営者として「どのような会社にしたいか」を考えることが大事なんだなと感じます…。

人事労務支援にはとても興味があるので、
どこかで腰を据えてしっかり勉強してみたいです。
それでは失礼いたします。

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