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製造業のWEB活用支援には可能性がありそう

こんにちは。
ここ数か月、「製造業のWEB支援ってあまり活用進んでいないなあ」、「もっと販促に使ってもいいのになあ」と感じます。
そこで今日は、製造業の現状や、製造業がWEBを活用することでどのようなメリットが得られるかなどを、自分なりに考え、まとめてみたいと思います。
※小規模~50人ぐらいの規模が小さい中小企業をイメージして書いています。また、ここでの人材は、主に営業パーソンを指します。

私の感じる現状

何をやっているのかが第三者に見えづらい

仕事で、特定の中小企業の事業内容を調べることがあります。
しかし、WEBサイトを持っている企業は意外と少ない…!あってもひと昔の前のSSL対応していないサイトとか…。社長や営業担当の方に、「どんな事業をやっているのか」、「どんな製品・サービスがあるのか」を直接聞いてわかるという感じです。
※たまにイプロスものづくりやマッチングサイトに情報を登録しているケースはあります。

発注先を探している企業の負担も大きい

公開されている情報が少なく、こういった問題点があるのではないでしょうか。

  • 情報を見つけるまでに大きな手間がかかる

  • 展示会など、特定の場所や期間に限られてしまう

  • 問い合わせまではハードルが高い(気軽に情報収集できない)

    最近は、コロナや地政学リスクに起因する「サプライチェーンの国内回帰」の動きもあり、チャンスは沢山あります。ただ、発注企業では「取引先を見つけるのが大変」、受注企業は「販路開拓が上手く行かない」…
    ニーズはあるのに、ミスマッチが起きている可能性も高そうです。

もっと情報が増えれば、お互いを意識した事業展開ができるはず

肌感覚ですが、競合を意識している製造業は他業種に比べると少ないように感じます。(そもそも継続的な受注があるので意識をしなくてもよかった、という方が正しいかもしれません)
ライバルが何を作っているのか、よく知らない、どうして他社に受注を奪われたかわからない…などよくあります。
もし、多くの中小製造業が今以上にネットで情報発信をするならば、ライバルの様子をふまえて「自社はどのような戦略をとっていくのか、どのように差別化を図っていくのか」をもっと考えられるのではないかと思います。

中小企業はなかなか人が採用できない

知名度のある大企業に比べて、中小企業は人の採用が難しいです。
リクルート総合研究所の「ワークス大卒求人倍率調査」によると、従業員規模別の求人倍率は、300人未満の会社では5.31倍なのに対し、300人以上の会社では1.12倍~0.37倍と大きな開きがあります。

出典:リクルートワークス研究所「第39回ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)」

この場合、300人以下の中小企業では、1人の求職者を5.31社で取り合う感じです。なかなか採用のハードルが高いですね…。

人材育成には時間がかかる

仮に採用できても、人材の育成には時間や手間がかかります。
専門的な製品やサービスであるならば、なおさらです。

WEB活用するメリット

受注確度の高いお客さんに会える

WEBからのお問い合わせがあるということは、すでに自社にそれなりの興味があるということです。飛び込み営業やテレアポに比べると、受注確度の高いお客さんに効率よく会うことができ、商談を進めることができます。

飛び込み営業・テレアポ…
話してみるまで、自社の製品に興味があるかわからない
WEBからの問い合わせ…
すでに自社に興味があるので、具体的な話をしやすい

※テレアポなども大事な営業方法だと思います。WEBが1番という意味ではなく、ぜひ一つの手段として活用を検討してほしいです。

トップ営業パーソンの分身を作ることができる

以前参加させていただいたベイジさんのセミナーで、「WEBサイトを24時間動く営業マンと見立てる」という話があったのですが、まさにその通りだなあと思います。
社長やトップ営業パーソンの頭の中を言語化し、WEBサイトという形にすれば、トップ営業パーソンの分身を作ることができるなと。

比較的時間がかからず、低リスク

また、さきほど、人材の育成には時間や手間がかかることをお伝えさせていただきました。つまるところ、WEBサイトをつくるほうが時間がかからないのでは…?と思います。
加えて、コロナなどで業績が悪化していて、人材を採用・育成するだけの体力がないと感じているのであれば、WEBに投資した方が低リスクだと思います。人材は長期的な雇用が前提になりますし、ある程度事業の目途が立ったタイミングでも遅くないと思います。

手間を減らせば、他の仕事ができる

新製品・サービスの開発、既存のお客様のニーズの掘り起こし、商談の準備、お客様とのコミュニケーション…人間にしかできない仕事に注力できると思います。

まとめ・どんなWEBサイトをつくるべき?

個人的には、見た目に力をいれるよりも、コンテンツに力を入れた、具体性のあるWEBサイトが良いと思います。専門性の高い製品・サービスであれば、見た目にこだわらずとも、製品・サービスそのもので勝負できるためです。

個人の思うところを徒然なるままに書いてみました。
製造業に限らず、BtoB企業の支援がやりたいです。専門的な製品・サービスをわかりやすく伝えられるように情報整理したり、コンテンツライティングしたりとか。

それでは失礼いたします。

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