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【発注者の視点】クリエイターに求めるもの

こんにちは。
前職では、販促ツールの制作に関するディレクション業務に携わっており、
紙媒体、WEB、動画…色々な外部のクリエイターさんに仕事を頼む機会がありました。
(まあまあ大きい組織にいたこともあり、それなりの頻度でそれなりの額のお金が動いていました)

クリエイターさんに対して「いいなあ、また頼みたい!」と思うこともあれば、「いまいちだったなあ」と思うこともあったので、
発注者側視点でクリエイターに求めるものを紹介したいと思います。
先に謝っておくのですが、偉そうに書いてすみません…。
それから独断と偏見がたっぷり含まれます。

1.スピード>クオリティー

一定のクオリティーがある前提で、スピードが優先事項です。
とてもデザイン性の高い物をつくれるけど、時間がかかる人(遅れることもある人)と、クオリティーはまあまあだけど、期限内に確実に仕上げてくれる人だったら、私は後者を選ぶと思います。
「スピードもクオリティーの一部」という認識です。
(もちろんものによります。そして発注者側としても余裕を持たせたスケジュールを組むのが大事ですね。)

2.別にかっこよくなくてもいい

かっこいい物が作れなくても全然いいです。
ダサいのはあれですが、会社の体質や業界によっては
かっこいいデザインよりも無難なデザインが好まれることがよくあります。
(大企業、官公庁あたりはその傾向が強い印象です)

3.方向性を示してくれる、要望を汲んでくれる

最初の段階で方向性を提案してくれるクリエイターさんはありがたいです。
最初にある程度の方向性が固まるので、修正や修正に伴う確認作業も少なくて済みます(ラリーが減る)。
また、要望に対して、「こうするのはどうですか?」と解決策を提案してくれる人も嬉しいですね。頼もしいです。

4.なんとなくではなく理由がある

作ったものに対して明確に意図があること。
なんかかっこいいから、という理由よりも説得力があります。

5.わからないことはきちんと確認してくれる

わからないことを憶測で判断せず、確認してくれる方は嬉しいです。
業界や商材によっては、ちょっと文章が変わるだけで法に触れるとか普通にあるので…。

6.仕事が丁寧

ものによってはマストではないけど、発注者視点で嬉しいもの。

  • 見積書や請求書などの提出書類に不備がない(稟議回すときに助かる)

  • メール本文が箇条書きで整理されているなど、わかりやすい。

  • 制作物の分量が多く、変更・修正箇所が多い場合は、修正のポイントをメールとかでまとめてくれている。

  • aiデータなら、きちんとレイヤーが整理されている。

  • ウェブサイトなら、保守運用がしやすいCSS設計になっている。

7.やりとりにストレスを感じない

送ったスケジュールをきちんと確認してくれない人、
〆切に遅れがちな人、連絡をなかなかよこさない人…。
催促したり、注意したりする方もとてもストレスです…。

まとめ:気遣いで差別化できる

めちゃくちゃすごいデザインスキルを持っている人も良いのですが、
それ以上に、当たり前のことを当たり前にして、+αで気遣いできる人と仕事がしたい
です。

ただ、新規の受注を獲得するという点においては、
ソフトスキルのみでの差別化は難しいかなと。
(一緒に仕事をしないとわからない部分があるので)
そのため、クリエイター側としては、スキルアップしたりポートフォリオで工夫したりといったことが必要なのかなとも思います。

長くなりました。
発注側も何でもかんでもクリエイターさんに丸投げせず、
依頼方法をわかりやすく伝えたり、無理ないスケジュールを設定したりなど、色々工夫していかなければなあと感じます。
それでは失礼いたします。

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