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劇場版『呪術廻戦0』特典のメモリアルブックについて

 現在観賞した人に配布される期間限定特典のメモリアルブックをもらいましたので、それについて少し話そうかと思います。

!注意!

 この記事には劇場版『呪術廻戦0』の特典、メモリアルブックおよび劇場版本編、週刊少年ジャンプで連載中の『呪術廻戦』本誌のネタバレがあるのでご注意ください。

 A4サイズで大きめなので、ちょっと持ち帰りに苦労しました。大きめの紙袋持ってきておいてよかったです。外も中も名シーンの線画が充実していて、見開きで憂太が里香ちゃんに「愛してるよ」と囁くカットとか、高専時代の五条と夏油が青春を過ごしているカットとかがあったの嬉しかったです。

 袋とじ部分がインタビュー記事で、緒方さんと花澤さん、中村さんと櫻井さんの2つの記事が掲載されています。

緒方恵美×花澤香菜インタビュー

・里香ちゃんが解呪されて最後の台詞について
→緒方さんが花澤さんの里香ちゃんが叫ぶシーンを聞いて、納得できる演技でやり直したいと別撮りされたのは知っていたのですが、このシーンは改めて花澤さんと収録し直したそうです。緒方さんが「乙骨と一緒にいた6年間の気持ちが乗っている声」と称されている通り、ここは屈指の名シーンで花澤さんの演技にうるっと来たところでした。
 何度でも言いたいんですが、折本里香という少女は死んで呪われることで幸せになったという存在で、まさに「愛と呪いの物語」を象徴するようなキャラクターだと思います。
 だからですが、現在本誌に出ている「リカちゃん」とは何なのか、早く知りたくて本誌でその辺りが説明されるの待機してます。

中村悠一×櫻井孝宏インタビュー

・中村さん「(雑踏のシーンは)記憶にこびりつくようにできたらと思って臨みました。
→もう二期決定を聞いたときから、劇場版で出たシーンをそれまでの経緯を踏まえてアニメ化されるのが楽しみで仕方ないので、このシーンを思い出しながら見れる日が待ち遠しいです。

・中村さん「五条が対応できないのは、2箇所以上で戦いがあって、どちらかにしか行けない場合しかない」
→そうなんですよね。どんなに最強だとしても五条悟は一人なので、例えばミゲルを相手取るのと高専に向かうのを同時にすることはできない。だからこそ、もし離反することなく五条のとなりに夏油がいたならば、五条先生は自分ひとりではできないことも任せることができたのではと切なくなるのですよね。
 逆に言えば、夏油が離反したからこそ、強くて聡い仲間を育てて教育で呪術界を変えていこうと考えるようになったんですよね五条先生は。

朴監督のインタビュー

・「物語が終わった最後に『0』の字を追加してもう一度タイトルを出したのは、実は今までのこの物語こそが『呪術廻戦』の原点である『0』なんだよ、とお客さんに提示したかったからです」
→このタイトルコールは最初見たときは鳥肌立ったので、改めて監督ご自身の言葉で説明してもらうと、嬉しい点でした。

・「(七海が本編では『時間外労働』と言うのに劇場版では言わなかったのは)七海は死に対してちゃんと誠実に向き合っているキャラクターだと思うんです。そんな彼が、呪霊にやられて仲間が死んでいるという状況下で『時間外労働』なんて言葉は言わないんじゃないかなと思ったので」
→渋谷事変でも、自分も含めて皆が戦っている中でそういう台詞は言ってなかったと思うので、朴監督のナナミン像にわかりみしかなかったです。

・「(五条と夏油の最期の別れのシーンで五条が夏油と話すためにしゃがみこむという追加演出について)五条から夏油への最後の言葉を、ちゃんと同じ目線でしゃべって欲しかったからです。」
→袋とじのインタビュー記事で中村さんが「もし五条が立ったままだったら、それはそれで違う演技になっていたと思います」とあるので、あのシーンは劇中に収録されないところではあるけれども、五条の夏油に対してのひたむきな友情が垣間見える演出で、語彙力がなくなってますが最高でした。

おわりに

 これまでの他媒体でのインタビューなどもあわせて読んで、劇場版も何回も見たので、ファンには必見の内容じゃないかなと思います。といっても私は特典の第2弾から第4弾まで入手できてないので、偉そうなことは言えませんが…。二期が決定してからのインタビューなので、二期についてワクワクさせてくれる内容が詰まっており、来年の2期が始まる前に再読してみようと思います。

 それでは今日も明日もみなさんにとって良い日でありますよう。
 また明日。

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