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サガン鳥栖の動員が伸び悩んでいる理由と2022年度の興行収入について

コロナ禍で2020年と2021年とスタジアムの動員人数に制限がかかっていましたが、ようやく2022年 シーズンからスタジアムの動員制限なりました。しかしサガン鳥栖をはじめJリーグ各クラブともに 観客動員数はかなり苦戦しています。

サガン鳥栖はもちろん、各クラブどうにかして動員数を伸ばそうと様々な企画を打ち出しはきますが、実際に効果があるのか?その企画は響いているのか?正直手探りな状態で打ち出しているのが伺えます。                    「 じゃあ、どうやったらみんながスタジアムに 戻ってくるの? 」 と、クラブスタッフでも無いのにそんな心配をしてしまうのがJサポ。

個人的にも気になっていたこの話題、      足が遠のいている層にリアルな意見を聞いてみるのが一番だよね。という事で          「 今シーズン、スタジアムに行っていない・  行く頻度が少なくなったと言う皆さん!     原因を教えてください 」           という呼びかけでアンケートを取ってみました。


【 アンケート項目 / 結果 】

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総投票数 593票のご協力を頂きました。結果は以下の通りです。

①コロナ感染のリスクがある為      37%(220票)
②職場から人が集まるところには        行かない様に言われている        17%(100票)

①・②の項目がコロナ感染リスクからの理由と考られるため54%(330票)の方が感染リスクを考えて、スタジアムから足が遠のいている事が改めてわかります

③DAZN等のテレビで観戦するのが楽になった・楽しい                  26%(154票)   

③の項目は、生活様式の変化も影響しているのか しれません。「 試合を見る 」というだけなら確かにDAZNでの観戦は快適なので...

④その他(リプにてお願いします)     20%(119票)   

④の項目は、本当に色々な意見を頂きました。  頂いた内容で代表的なご意見は

(1)今シーズンから席を詰めての席割りになったので窮屈に感じる+感染リスクを感じる。      (2)声だし禁止によるスタジアムならでは臨場感が減少・味わえない。               (3)チケット代の値上げ。            (4)遠方地サポで、県を跨いでの移動が制限され難しくなった。                  (5)子供はマスクをしてくれない+騒ぐので、周りに気を使うので子連れは行きにくくなり、そのまま足が遠のいている。

特に(1)の意見は本当に多かったです。正直アンケートを取るまで個人的には思ってもいなった内容でした。


①・②のコロナ感染リスク由来の原因に関しては、エビデンスの提示もですがマインドの変化が一番だと感じています。無理強いは出来ないしする必要もないので少し時間かかるかもしれません。    ④のその他の理由にある、席の間隔に関してはクラブも早速対応してくれ、席間隔が空いたチケットの販売を試験的にスタートしました。評判が良く動員増につながればバランスをみて対象エリアが広がるかもしれません。


【 2022年度の興行収入について 】

観客動員に苦戦しているという事で、どうしても気になるのが2022年度の興行収入。このままいくと2022年度の興行収入は、どれくらいの見通しになるかを、過去3年の実績と発表されている数字を元にシュミレーションしてみました。

①過去3年(2019~2021年)の実績

2022年の数字を出す為に、まずは過去3年(2019~2021年)の実績を纏めました。内容は以下の通りになります。

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2019年                    合計動員数 273,410人            平均動員数   13,671人             興行収入  約7億6,000万円          1人単価  ¥2,782
2020年                    合計動員数  90,871人             平均動員数  4,544人             興行収入  約2億1,600万円          1人単価  ¥2,380
2021年                    合計動員数  150,272人            平均動員数  7,514人                                             興行収入  約4億6,800万円          1人単価  ¥3,115

2019年シーズンは、コロナ禍前・トーレスの在籍・引退試合等もあり約7億6,000万円もの興行収入がありましたが、2020年はコロナ禍初年度+無観客試合等もあり、約2億1,600万円と大きく落としています。                     2021年は、観客制限もありましたが2020年から倍以上の約4億6,800万円。特質すべきは1人単価が前年比130%増(¥735)の¥3,115になっています。この数字は、コロナ禍前の2019よりも111%増(¥333)と素晴らしい数字です。       理由としては、チケット代のアップが主要因だと思いますが、観戦スタイルの変化で単価は高いが試合が見やすい席を選ぶ人が増えた。という事も推測されます。

②2022シーズン 興行収入 想定予算と推移

5/29(日)のホーム ガンバ大阪戦で、ホーム主催試合の20試合の内、ちょうど半分の10試合を消化しました。                   2022シーズンの予算に関して試合毎の目標人数を10,000人+1人単価を2021年シーズン同様の¥3,115と想定しシュミレーションをすると以下の通りになります。

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2020年                    目標合計動員数  200,000人          興行収入予算 約6億2,300万円

10試合を消化して               合計動員数が72,495人・平均7,250人なので、  このままいくと                合計動員数144,990人             興行収入約4億5,160万円            となります。

想定動員数・予算との差異は、        55,010人・約1億7,100万円           となります。

2022シーズンは、シーズンの初めに内田会長からスポンサー様の協賛も増え黒字化を見越しているとの話がありましたが、その黒字化はあくまでも興行収入予算を達成できた事が前提となります。    このままでいくと約1億7,100万円不足します。  なかなかの金額です。

③我々サポータが出来る事

当然クラブも試合毎の動員数を増やす為に販売チケットのバリエーションを増やしたり試合以外での収入を確保する為、フェスの開催等、魅力的な企画等を打ち出しています。

とはいえ、まずは興行収入予算の達成が一番!

差異を埋める為には、残りの10試合を平均12,751人(平均から4,075人増)動員する必要があります。4075人増やすなんて中々な人数だな...と思うかもしれませんが、5/3(火)のセレッソ戦は、14,055人の動員を記録しています!            残り10試合の目標から1,304人も多いんです!   そう考えると、いけそうな感じしますよね。

サガン鳥栖は、開幕前の予想を良い意味で裏切る成績とメディアでも話題にもなり面白かった2021年のサッカーから更に成長して本当に面白いサッカーをやっています。

まだスタジアムに行けていないサポーターの皆様、本当に面白いサッカーが見れます!

スタジアムに行かれているサポーターの皆様、スタジアムに行く際、知人・友人を誘ってください!

コロナ禍で窮屈な生活は、まだまだ続いていますが、その窮屈さを解放してくれる時間と体験が サガン鳥栖と駅前不動産スタジアムにはあります。


            


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