新日本プロレス観戦日記 2019年6月3日

 ベスト・オブ・スーパージュニアのリーグ戦が終わった。事前の予想通りに、各ブロックの優勝者はAブロックが鷹木信悟、Bブロックがウィル・オスプレイとなった。試合数が増えてもあまり紛れがなく、ここ1年くらいの各レスラーのプレゼンス通りの結果となった。この結果については人によってはあんまりおもしろくないなぁと思う人もいるのではと思う。個人的には各ブロックの最終日の試合が優勝決定戦となる展開はうーむという感じがあった。
 各ブロックごとの感想でいうと、Aブロックはこの選手が勝ってくるだろうなーという選手が基本的には勝つ展開で、鷹木が全勝、石森が1つだけ取りこぼしはあったけど、ドラゴン・リーは石森と鷹木以外には全勝とこの3選手がひたすら勝ったので、残りの試合が文字通り消化試合化していた。またTAKAみちのくが割と序盤で負傷欠場したことがその傾向に拍車をかけた。時間の問題もあったけれど、ティタン、グレシャムの試合はたぶん1試合も見てないと思う。個人的には鷹木信悟戦、ドラゴン・リー戦がとてもよかったSHOに結構期待していたけれど、可もなく不可もない成績に落ち着いていたのが残念だった(鷹木、リー、石森、金丸に負けての5勝4敗の10ポイント)。SHOが鷹木、リー、石森の誰かと引き分けないし勝ちがあると、今後に向けて面白いだろうなと思ったけれどそれもなく、シングルではまだタイトルに絡むところにないのかなーという印象だった。石井みたいになっていくのかしら…。
 それと比べると、Bブロックは途中までは結構混沌としていて、オスプレイが序盤で少し負けたことと、田口が結構調子が良かったこともあって勝敗に興味を持って後半まで見れた。いろいろなトラブルの結果参加することになった成田蓮とDOUKIはそれぞれ結果的にも試合内容的にもあんまり。特にDOUKIは魅力に感じる要素があまりなかった。身体がだらしないのとコスチュームがダサいのが原因な気がする。成田はヤングライオンだし、これから海外修行に行くと思うので、まぁ強くなって帰ってこいよという感じ。こちらは魅力はある。まだ線が細いけど。この2選手に加えて、ロッキー・ロメロも微妙だったため、基本的には、成田、DOUKI、ロメロに負けずに上位選手が潰し合う展開になった感じだった。ロメロに負けた分、エル・ファンタズモは勝ち残れずという感じ。ファンタズモは結構よかった。ただ、最初に書いた通り、最後はリーグ戦の最終試合がリーグ優勝戦になってしまうのはやや白けた。
 そう考えると、やっぱり引き分けが一試合も発生しないリーグ戦というのはあんまりおもしろくならない。また、最後の試合で勝つ、負けるだけでなく、引き分けになった場合の選択肢がないというのは興行という意味でも、純粋なスポーツという意味でもドキドキがない。
 ということで、いろいろ思うところはあったけれど、ベスト・オブ・スーパージュニア決勝戦は両国国技館で見てきます。一番安い席なんでそんなによく見えないとは思うけれど、予想していた=こうなったらいいなという組み合わせのカードを見れるのは嬉しい。個人的にはロスインゴファンなので、鷹木信悟を応援しています。

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