📖鍼灸学生よ黄帝内経を読め📖

はじめまして駆け出し鍼灸師の長谷川です。

早速ですがみなさんは「黄帝内経」という書物の存在をご存知でしょうか?
きっとほとんどの皆さんは知らないと思います。
今回のnote記事は鍼灸師・鍼灸学生なのに東洋医学が苦手な人に届けばいいなと思っています。

まず結論からお話しすると、鍼灸師は基本的に読まなくていいいと思います。
ただ、鍼灸学生。漫画でいいからぜひ読んでほしい。
漫画だからこそ読んでほしい。

初めに簡単に私の自己紹介をしましょう。
私は昨年まで鍼灸学生だった新米鍼灸師です。

どんな学生だったか、昨年までの私についてはいつか自己紹介記事でも書こうかと思います。

ただ簡単にお話しすると東洋系科目が大っ嫌いでした。
どのくらい嫌いだったかというと、国試を受ける時点で361穴言えなかったです。要穴もよくわからないまま受けました。
全科目での模試では国試5ヶ月前の段階で30%台でした。

そんな自分が、学生の時に読んでいれば…!と思った理由をお話ししたいと思います。

なぜ僕が鍼灸学生にこそ「黄帝内経」を読んでほしいのかと言うと、鍼灸学生の間は最もみんなが等しく東洋医学を学ぶからです。

鍼灸学生になって初めに驚き躓くこと、それは経穴が361個もあることですよね。きっとそこから東洋医学にも苦手意識を持ってしまった人は少なくないと思います。
私自身もそうですし、私の周りの友人たちもそうでした。
漢字ばっかり、説明をされても実体験もないしイメージもしにくい。
きっと東洋医学概論なんかは授業の中でも1番2番に気を失っている生徒が多いんじゃないでしょうか?

そんな学生さん、特に今鍼灸を学び出した1年生のみんなに黄帝内経を読んでほしい。特にこの漫画わかる黄帝内経を手に取ってほしい。

現代語訳黄帝内経 素問 上巻

なぜなら上のような普通の黄帝内経は絶対文字ばっかりで読む気が起きなくても、下の私の紹介する黄帝内経は漫画だからスラスラ読める。イメージできていなかったものもイラストで描かれているのが魅力です。

例えば風邪一つを取っても、寒く感じる人と暑く感じる人の身体の変化や経絡に侵入した際の風邪の犯し方、他の気や臓腑との関連について、文字だと伝わりにくい内容がイラスト付きで少しずつ分けてイメージできます。

東洋医学が苦手だと言う人の苦手な理由をことごとく潰してくれることでしょう。

逆に言うと鍼灸師にはあまりおすすめはしません。読むなと言うわけではないです。

なぜなら鍼灸師になって東洋的治療をしないのなら、わざわざ東洋を勉強しなくていいと思います。解剖や生理学、物理療法などを学校の座学レベルから臨床レベルに引き上げることの方が優先だからです。
また、鍼灸師として東洋的治療をしていくのならこの本の内容は簡便すぎて物足りないでしょう。治療方法や証に応じた取穴などが学べるわけではありません。
学ぶための本ではなく、知るための本であるからこそ鍼灸学生におすすめをしたいのです。

最後に、鍼灸科の試験で問われる様な細かい内容というよりも、東洋医学全般を一気に把握する為の本といった形ですので試験対策にはおすすめしません。

日常の学習に、電車での通勤通学中に、是非手に取っていただきたいです。

ps.締切って難しい。できているつもりができていない。
まだまだ詰めが甘い自分ですが、ちょっとだけnoteを書くのが楽しかったのでコツコツ上げていこうと思います…

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