はぎやん
“農“日記
雨の日に更新するエッセイ。
みんなで種から大豆を育てて、味噌を作ろうという大人の遊び。 昨日はその作業日でした。 みんなでわいわいと畑で作業をしてると、なんだか楽しくなっていく。 一緒に汗をかいて、ごはんを食べて。 出会ってからまだ3回目なのにすっかり仲良しです。 味噌づくりって仲間も作れるんだね!
最近は家にいる時間が増えた為、料理をするようになりました。 畑には去年植えたキャベツやら蕪、白菜などの菜の花がぼんぼん出ています。 そいつらを摘んできて、最近ハマっているパスタを作る。 YouTubeなんかで教えてくれる美味しいパスタの作り方の基本を抑えれば、誰でも簡単にお店の味が作れます。 お店で食べるものは、同じように人間が作ってるんだから自分でもつくれるんだなぁと当たり前のことを思ったり。 ただ、食材は自分の畑から採れるのが他と違うところ。 これだけで生活の満
情報が溢れるこの時代に 色んなインプットをしていると、つい自分が高尚な人間になったつもりになってしまう。 そんな時に思い出す、ある映画のセリフ。 自分自身の身体でさ、実際にやったことと、その中で感じたこと、考えたこと。 自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ? そういうことを沢山持ってる人のことを尊敬するし、信用もする。 何もしたことがないくせに、何でも知ってるつもりで、他人が作ったものを右から左に移してるだけの奴ほど威張ってる。 薄っぺらな人間の空っぽな言葉を聞かされる
もう冬も終わりかな。 12月に石油ストーブの燃料を補充したけど、3回くらい火をつけただけで、ほとんど使わなかった。 今年は珍しく雪が積もらなかった千葉です。 1日だけ、今日は寒いなーって日に雪がパラついたけど、何故か餅つきをする予定の日で天気運の無い私です。 結局、スーパーで買った切り餅をいただきました。 意地でも外でやるという気合いの入ったメンバー。 自給自足なんか目指してないけど、畑で取れた野菜を使った料理をみんなで囲むのはいいなぁ。 今年はこんな経験を自分の
3月に入り、稲の種まきの準備が始まりました。 稲作は収穫日から逆算して種まきの人を決めます。 今年は3月15日に種まきをするので、新潟の種籾農家さんから購入したコシヒカリを1日に塩水選にかけました。 生卵を塩水につけて浮いてきた部分が、500円玉サイズになるように濃度を調節します。 比重の重い種籾を選ぶことで「ばか苗病」などに強い種を選ぶためです。 その後は浸水に入ります。 はじめの頃は毎日水を変えながら(酸素を入れる為)水温が10度を超えないように管理します。 10
去年たまたま泊まったホテルが今年で閉館するという情報が。 古いホテルをリノベーションして2003年に開館され約18年間ものあいだ、ホテル&レストラン、ギャラリーとして近隣人々と遠くから訪れる人たちの憩いの場になっていただろう。 2003年といえば、私はまだ中学生だ。 一階にある大きなガラス張りのレストランは開放感たっぷりで、古い建物ながら室内も隅まで手入れがされていてる。 オムレツとサラダとパンのスタンダードな朝食は、「これでいい」と思わせてくれた。 ポスタルコのデ
種苗法の改正について言葉足らずで必要以上に不安を煽いだ投稿や 安全性で国産野菜はもはや海外のものよりもヤバイ!などの記事をみると、 不安に駆られた人は、それをキッカケに食を考え直すかも知れない。 もちろん、事実として少し調べるだけでも不安なことは沢山出てくるし… そういう入口から農に関わってくれる人がいてくれるのは素晴らしいとこだ。 でもね 野菜を作ることは尊いこと! 誰かと一緒に作業することは楽しいこと! 自分で育てたモノは最高に美味しい! こういうポジティブ
音楽ってすごいよね。 誰かがつくった歌詞に誰かがつくったメロディーをのせて。 それを聞いた人は気持ちが前向きになったり、後ろ向きになったり… 今日は「よし、やるぞ!」という気になる曲をご紹介。 足音 Mr.Children 新しい靴を履いた日は それだけで世界が違って見えた 昨日までと違った自分の足音が どこか嬉しくて あてもなく隣の町まで 何も考えずしばらく歩いて 「こんなことも最近はしてなかったな...」って ぼんやり思った 舗装された道を選んで歩いていくだけ
中学一年生の時の話。 夏休み前の全校集会で、ある先生が最後の大会に挑む三年生たちに向けてこんな言葉をかけた。 いいか君たち。強い奴が勝つんじゃない、勝った奴が強いんだ。 「強い奴が勝つんじゃない、勝った奴が強いんだ」 この言葉を聞いた時、心がブルブルっと震えたのを覚えている。 ------------ 小学校のとき、スポーツをやれば何でも人並み以上に出来てチヤホヤされていた。 でも中学に上がればもっとすごい奴はいるし、先輩たちにも敵わない。 そして他の中学にはウチ
毎月一回ほど千葉県の南房総へ田んぼ作業に行っている。 2月のはじめに“くろぬり”という畦を作る作業を。 こちらの田んぼは不耕起=田んぼをトラクターで耕さないので、水が溜まりにくい。 なので水が抜けないようにする“くろぬり”作業がとても大切です。 今年も水がちゃんと溜まってくれた。 水が溜まった田んぼにはカエルのたまごも。 アカガエルのたまごかな。 田んぼって水を流せば溜まるもんだと思っていたけど、違うんです。 耕そうが耕さまいが、ちゃんと溜まるようにするのは人間の仕
野菜は無肥料無農薬栽培で。 田んぼは一部不耕起栽培で。 小さいながらも2年間やってみて、これらの栽培方法のメリットもデメリットも体感してきた。 一つわかったのは、 巷に溢れる様々な栽培方法は、良い悪いでは語れないということ。 個々人の立場、条件、性格など様々な要因で善と悪は変わっていってしまう。 自分がなぜこの方法を選んだのか? この自身への問いに対しての答えだけが、その人にとっての正解であり、善なのかなと。 じゃあ何故自分は無農薬無農薬栽培と不耕起栽培をやってるか
こんにちは。 千葉県佐倉市では“農”の講座もやってます。 「循環型農業学部」と「耕さない田んぼ学部」 畑と田んぼそれぞれ教えてくれる先生は違うのですが、共通しているのが「原理原則」をしっかり教えようとしてくれること。 講座の目的はざっくり言うと、循環を意識した方法で米と野菜栽培を実現してほしいというものです。 が、こうすればこうなると言うような方法論を教えるのではありません。 実践する場所や土質、気候などの条件が異なるので「これで必ず成功する」という方法は無いようです。
子供の頃から鼻血をよく出す。 特に夏になるとしょっちゅう出す。 ボールを顔面にぶつけられた訳ではない。 ほじり過ぎたわけでもない。 あまりに頻繁に出すものだから、自分も周りも慣れたものだ。 学生時代の部活では監督公認の鼻血休憩があった。 慣れているとは言え、対処法はティッシュを鼻に詰めるだけ。 しかし新卒で入社した会社は人前に出る仕事だったので、鼻血を吹き出し、ティッシュを詰めて仕事をするのはまずい。 そこで就職するタイミングでようやく病院に。 先生曰く、鼻の粘膜が
こんにちは。 私は千葉県で無肥料無農薬で米と野菜を栽培しています。 せっかくなので、これからマイペースに”農”について書いていきたいと思います。ちょっとした日記程度なものです。 よろしくお願いします。 とりあえず、 なぜ農業を始めたのかというと 今までは消費するばっかりだったので、何かを生産したいと思ったからです。で、一番最初に思い付いたのが”農”だったわけです。 やや不純な理由ですね。 でもそれが本音です。 なぜ無肥料無農薬などという効率の悪い農法をしているのかと
去年は自ら企画し、運営方法を模索し、沢山の人に助けて貰いながら仕事をしました。 「もっと頑張れよ」 「これは良かったよ」 「ありがとう」 などの想いがお金になって手元に残る。 そうして得たお金の使い方はどうしたって考えさせられる。 何かを消費する時、モノを買う時、それが自分にとって価値のあるものか? これに自分が納得できなければ“待った”をかける。 逆に納得できているのであれば、何を買ったって自由だ。 大事なのは自分で考えて答えを出すこと。 そして今度は 「もっとよく
先日、茨城県にある筑波山に登ってきました。 目的は単純に山頂からの景色をみたかったのと、その景色をみて思ったことを2020年の目標の一つにしたかったから。 ロープウェイを使いたい気持ちをおし殺して。 すごく簡単そう。 ネコちゃんも。 だんだん険しくなってくる。 次第に雪も積もってきて、new balanceのスニーカーで来たことを少し後悔。 プロから「山を舐めるな」と言われそう。 こんな感じの場所をひたすら一歩づつ。 こんな所もありながら… やっと山頂へ。