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一期一会の仲間


今日久しぶりにフットマッサージしに行った


もう3、4回は通ってるところ


いつも指名はしない


今日担当してくれた人は初めての人だった


最初は静かに施術してくれてたのだが

向こうが段々話をし始めて途中から

止まらなくなっていた


私がお金を払って施術を受けに来てるのに

なぜこの方の話に付き合わなければならないのだろう


初めのうちはそう思っていた


でも途中から、

なんかこの人の「多弁」な感じから何かを察知した


なんだろう?と思ってそこからずっと

静かにその人の話を途中軽い頷きを

混じえながら聞いていた


そしたらその人がいきなりポロリと発言した


「ボク、双極性障害持ちなんだよね」


... えっ?今なんて... !?


とっさに、「私もよ!」と返答してた自分がいた


そしたらその人はとてもびっくりした顔をしてた


身近でリアルに同じ障害を持った人に

出会ったのは私が初めてだったらしい


「ボク、なんだか泣きそうだよ、。」


そう言っていた


そして、

「なんか初めてあなたを見たときから

不思議な空気感を纏っているとも思って

いたんだよね」とも続けて言われた


双極性障害同士なにか惹きつけるものが

あるのかは知らないが、

仲間を見つけた嬉しさみたいな感情が

お互い込み上げてきたのはたしかに

確認した瞬間だった


寝たフリなどをして彼の話に

耳を傾けないことをせずによかったと思った


そして彼はこう言った


「最近薬を飲むのを止めたんだよね」


詳細を聞くと全ての必要な薬を

止めた訳では無いらしいが、

医師の診察無しの己の判断だけで

大幅に薬の摂取を減らしたようだ


私はとっさに言った


「薬だけは勝手にいきなりやめないこと!」

「治療法はあるのだから、必ず希望を持ち諦めないこと!」


双極性障害と診断されてまだ5ヶ月も経たない

と言ってた彼に私なりの今までの経験値を

含めた助言をもっと伝えたかったが、

マッサージの時間が終わりに近づき、

最後は「大丈夫だよ」としか言えなかった


少し悔しかったが、でも今それなりに

元気にやっている私を見て少しでも

希望を感じてもらえてたらなと思った


そしてそんな風に思ってる私の方が実は

もっと彼から勇気をもらったのは確かな事実


双極性障害と診断されてからまだ

僅かな時間しか経っていないのに、

彼なりに前向きに動こうとしていることが

ひしひしと感じとれたし、それ以上に、

言葉にならない何かを私は確かに感じ取っていたのだ


一期一会って感じで今後会えるかわからないけども、引き合わせてくれた「運命」に感謝する


私たちは一人じゃない

仲間がいる


双極性障害持ちでも

元気に活動出来ている仲間はたくさんいる


そういうことを少しでも早く

彼に知ってほしいと思った


でもそれさえも彼には彼のタイミングが

あるんだと思う


私は彼の祝福を祈る!


P. S.

双極性障害持ちの人って実は意外に

多いんだと思う (最近個人的に感じる) 

でもじゃあなんであまり目立たないかと言ったら

恐らくそれは本人が自覚せず病院で

まだ診察してもらってないか、

もしくはすでに診断されてはいるけど

恥ずかしいものだと思って周りに

言えてないだけ


認知を広めるのも大事だよなーと思った


周りから無理にわかってもらう必要はない


ただ、そういうものもあるんだな〜と

知ってもらえれば当事者はそれだけで

救われる思いをしたりする


今日は久々に長く語ってしまったw

(いつものことか.. 笑) 


最後まで読んでくれた方ありがとう🙏🏻


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