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アウトプットすることで「使える記憶」にしてしまおう!

がんばって勉強するからには成果をあげたいですよね。そのためにはインプットも大切ですがアウトプットがとても重要です。勉強はしたものの資格の試験などでなかなか成果を挙げられないという人もいるのではないでしょうか。かくいう私もそうでした。

今回は覚えたはずの知識をフル活用できる私なりのアウトプットの方法をご紹介します。

勉強における「アウトプット」の重要性

アウトプットの方法をお伝えする前に、勉強におけるアウトプットの重要性をお伝えします。

本を読んだり研修や講義などを受け、知識をインプットしていくことは大切です。しかし、インプットばかりでアウトプットせずにいると、思考力を低下させてしまう可能性があります。なぜならば、膨大に増えた知識は頭の容積をほとんど奪うので、考えるためにつかう部分を縮小してしまうからです。

米パデュー大学のカーピック博士は『サイエンス』誌の2008年2月15日号で、「入力を繰り返すよりも、出力を繰り返すほうが、脳回路への情報の定着がよい」と報告しています。その理由は、4つのグループに言語を覚えてもらい1週間後テストを行った実験で、途中アウトプット(確認テスト)しながら覚えた2グループのほうが、覚える(インプット)ことに集中した残りの2グループよりもはるかに点数が良かったからです。学生時代に小テストなるものがあったと思いますが理にかなっているということなんですね。

そもそも、英単語や文法を完璧にインプットできたとしても、それだけでは英語を話すことはできませんよね。インプットすると同時に、何度も何度も会話してアウトプットするからこそ話せるようになるのです。

アウトプットの手法は三つ

アウトプットには「人に説明する」「文章にする」「図を書く」という三つがあります。

1.人に説明する

学んだことをノートに書き直すのも良いですが、おすすめなのが学んだことを人に説明するということ。言葉にすることで知識を外に出しやすくすることと、説明した経験自体が記憶として加わることで、もともとの記憶が強化されるメリットがあります。

私も学んだことは奥さんに説明し、伝わるように工夫をすることで学んだことの本質を理解できるようになったりします。

2.文章にする

文章化するには、知識を頭の中で整理する必要があります。ノートに書き出すだけでもいいのですが、多少なりとも誰かに見られる可能性があるブログなどで文章にすることで何度も見直したり、書き直したりするはずです。

つまり、必然的にインプットとアウトプットを繰り返せるので記憶の定着に繋がります。

3.インプットを図式化する 

頭のなかにインプットしたものを図式化してみましょう。とはいえ、大層な絵を描く必要はありません。関連することや構造など、内容を理解していないと図にすることは難しいことなんです。

とても効果的なアウトプット習慣で、確実に学んでいることも実感できます。

まとめ

短時間で効率の良い勉強をするためには、質の高いインプットと質の高いアウトプットがどのくらいできるかにかかっています。この2つを実践することでしっかりと記憶できていることを確認できるだけでなく、いつでもちょっとしたきっかけで思い出せるようになります。

アウトプットとは単に記憶を確認するための方法ではなく、頭に入れた情報をいつでも取り出せる練習でもあります。記憶したことを思い出すことは一見簡単そうに思えますが、実は結構大変で、知識や情報がきちんと整理されていないとすぐに引っ張り出すことはできません。

つまり、アウトプットとは頭の中の知識や情報を整理する意味でも欠かせない行動ということ。インプットも大切ですが定期的にアウトプットしていきましょう。

Let’s Action!
✅学んだことを人に説明しよう!
✅学んだことを文章にしてみよう!
✅学んだことを図式化してみよう!




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