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ヨコハマ・フットボール映画祭 公式マガジン

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毎年100本近く制作される世界のサッカー映画から、日本のサッカーファン、映画ファンと楽しみたい作品を一挙に上映する「ヨコハマ・フットボール映画祭」の実行委員メンバーによるマガジン… もっと読む
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#Jリーグ

元国際審判・家本政明氏がレフェリーの本音や裏話を語る『ある試合』+『教えて!いえぽん in YFFF2022』 

昨年6月に行われたヨコハマ・フットボール映画祭で、スイス人の国際審判を記録したドキュメンタリー映画、『ある試合』の上映を実施した。スイスを拠点に置くサッカークラブのBSCヤングボーイズとFIFAの協力によって撮影された本作は、わずか17分の内容ながらも、試合に臨む主審の様子が克明に描かれている。今回は、国際審判として2021年まで活躍され、本作の翻訳にも携わっていただいた家本政明氏をお迎えし、映画の感想や、審判の本音や裏話。そして、会場観客からの質問にもたくさん答えていただき

中村憲剛×村井満が日本サッカーの未来を語る!ヨコハマ・フットボール映画祭トークショーレポート

ヨコハマ・フットボール映画祭2022では、川崎フロンターレと中村憲剛が地域との繋がりの中で成長してきた18年間を描いたONE FOUR KENGO THE MOVIE~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~(以下:ONE FOUR KENGO THE MOVIE)』の上映後に、現在は川崎フロンターレのFRO(Frontale Relations Organizer)を務める中村憲剛氏と2022年3月まで第5代Jリーグチェアマンを務めた村井満氏のトークショーを開

日韓W杯から20年 トルシエ監督が、当時の思い出と代表選考の本音を語る

ヨコハマ・フットボール映画祭2022は、日韓ワールドカップの開催(2002年)から20年を迎えたことを記念し、この大会でサッカー日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏をゲストに迎え、『サロン・ド・トルシエ言いたいこと全部言いますスペシャル』を実施した。イベントの進行は、「当時は小学6年生で、ワールドカップをテレビ観戦していた」という笹木かおり氏と、「日韓大会を取材していた」という宇都宮徹壱(写真家・ノンフィクションライター)氏が務めた。 笹木:まずは、20年前の横浜での思い

倉敷保雄×西岡明彦 サッカー実況の二大巨頭のクロストークが実現!|トークイベント「バモス!実況席から見た世界」レポート

サッカー中継に欠かせない要素の一つである”実況”。従来のメインストリームであったTVだけではなく、インターネットなどの視聴方法やコンテンツが多様化する中で、実況を担当するアナウンサーの数も増えています。 ヨコハマ・フットボール映画祭2022で上映した『バモス!ドミンゴ-夢の実況席-』は、過去12年でさまざまなテーマのサッカー映画を紹介してきたYFFF史上初のサッカー実況をテーマにした作品になりました。 『バモス!ドミンゴ』の上映を記念し、長年に渡りサッカー実況の第一人者とし

これは「中村憲剛 物語」にあらず。『ONE FOUR KENGO THE MOVIE』を「全人類」に観て欲しいワケ。≪6/4-10開催!ヨコハマ・フットボール映画祭2022≫

「ギリギリ」プロのサッカー選手になることができたヒョロヒョロの青年と、ガラガラのスタジアムで試合をするJ2のクラブ。両者は静かに出会い、「奇跡」と言える歩みが始まった――。 みなさん、こんにちは! ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第59回を担当します、スタッフの大澤あすかと申します!よろしくお願いいたします。 初めてお目にかかる方も多いのではないかと思いますが、映画祭と縁の深い宇都宮徹壱さん、またスタッフの澤野さんにいつもお世話になっている関係で、今回の映

『キャプテン翼』とゴールドに輝く夢をみつけたGOLDENVALOR代表 諸江健太さんにインタビュー≪6/4-10開催!ヨコハマ・フットボール映画祭2022≫

『キャプテン翼』×ユネスコ無形文化遺産/縁付金箔との絢爛豪華なコラボレーションを実現させた、元Jリーガーの諸江健太(もろえけんた)さんが代表を務めるゴールデンバロールについてお話しを伺いました。 みなさん、こんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第58回を担当しますスタッフのSallyです。よろしくお願いします。 ヨコハマ・フットボール映画祭 2022の会場内ギャラリーにて、フットボールカルチャーを愛する皆さんとの交流の場、フットボールエキスポが開催。

「“名蹴会”って何?」会長の金田喜稔氏(元サッカー日本代表)が描く 日本サッカーの未来

日本のサッカー界において輝かしい功績を残したプレーヤーが中心となり、2010年に結成された一般社団法人日本サッカー名蹴会(以下名蹴会)では、サッカーの普及やスポーツに取り組む青少年少女をサポートする活動を全国各地で開催してきた。 そんな名蹴会とヨコハマ・フットボール映画祭のコラボレーションが実現し、10月に開催されたYFFF2021では日産自動車OBのアデマール・ペレイラ・マリーニョさんと、読売クラブOBの川勝良一さんをゲストに迎えトークイベント「あゝ懐かしの日本サッカー」

230億円の大幅減収のJリーグも他人事ではない!?『ポーツマスFC-破産からの再生-』

愛するクラブが明日消滅してしまうかもしれない… そんな時、あなたは何を思い、どんなことができると考えますか? みなさん、こんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第25回は加藤麟太郎が担当します。 10月9日〜15日開催するヨコハマ・フットボール映画祭2021では、世界中から集められた選りすぐりのサッカー映画10本を上映します。今回はその上映作品の中から、イングランド・プレミアリーグに所属するクラブとして初めて倒産を経験したポーツマスFCのドキュメンタリ

コロナ禍での新たな挑戦 そして代表・小池純輝選手が見据えるF-connectの未来とは?

小池純輝選手(東京ヴェルディ所属)が代表を務める一般社団法人 F-connectにはクラブの垣根を越えてOBを含め11名のプロサッカー選手が所属し、児童養護施設への訪問やそこで生活する子どもたちのスタジアムへの招待を中心に2015年の誕生からこれまで社会貢献活動を積極的に実施していました。しかし世界中を襲った新型コロナウイルスはF-connectの活動にも多大な影響を与えており、従来のようなリアルでの訪問活動ができないなどF-connectは厳しい状況下に置かれています。ただ

「フットボールで繋げる」 小池純輝選手(東京ヴェルディ)とF-connectの社会貢献活動の歩み

今シーズンプロ生活16年目を迎えた小池純輝選手は、ここまでJ2リーグ3位の11ゴールを叩き出し、所属する東京ヴェルディを牽引しています。そんな小池選手は一般社団法人 日本プロサッカー選手会の理事(副会長)や、一般社団法人 F-connectの代表を務めているなどピッチ外でも活躍をしていることはご存知でしょうか? 2015年に小池選手が設立したF-connectは、”フットボールで繋げる、フットボールが繋げる”というコンセプトの下、積極的に社会貢献活動を行なっています。また設

サポーターがスタジアムを再建!?村井チェアマンも絶賛のドキュメンタリー『スタディオン』

皆さんこんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン、第9回は加藤麟太郎が担当させていただきます。 YFFFでは4月27日に、サッカー映画に特化した動画配信サービス「YFFFオンラインシアター」をオープンしました。このサービスでは、これまでの映画祭にて上映した選りすぐりの10作品を、各600円でレンタル視聴することができます。 今回はそんなオンラインシアターで配信中の『スタディオン』を、皆さんにご紹介します! この作品はチェコのFCズブロヨフカ・ブルノ(以下