#みんなで戦う の意識
ニッパツ横浜FCシーガルズGMの斉藤です。
なでしこリーグ１部第４節が終わって、３勝１分、負けなしの３位です（勝点10は１位同率！）。
おかげさまで、なかなかいい勝負をしており、ここまではいい結果を伴っております。
次々とやってくる戦いを控えながら、これまでこのチームを観てきた中で気づいたことを記してみたいと思います。
人にはそれぞれの役割がある
サッカーも人生も、人にはそれぞれ「役割」というものがあります。（ヨガの言葉では「ダルマ」と言ったりします）
それをその瞬間ごとに自分の役割をしっかりと認識して、それに徹することができるか。
サッカーではさまざまなポジションがあり、自分の与えられた位置でそこにふさわしい仕事をしていきます。
戦いの中では戦術もありますので、この場面ではこの人がこうして、というものも監督から与えられます。（←ざっくりし過ぎていてすみません^^;;）
そしてそれはもちろん、フィールドの中の11人だけでなく、試合に関わるスタッフ、そしてベンチ入りのメンバーたち、それ以外の選手たち、などそれぞれがその試合で与えられている役割があり、それを全うすることが求められます。
それは、大きく言えば人生でもそうですし、仕事の組織でも、家族の中でも同じことなのですよね。それぞれに与えられた役割があり、その時点で必要な役割を全うすることが何よりも大切なことで。
自分以外の誰かになろうとしたり、自分と他人を比較したり、そんなことをするのではなく、今の自分に与えられている役割を全うする。そこにフォーカスすることができてはじめて、また次の場面で違う段階に進むことができる、進めるかどうかは今の自分に与えられていることをしっかりできるかどうか、なのですよね。
それがですね、このチームのメンバーは自然にできている気がします。
もちろん、悔しいことも、嘆きたくなるような出来事もあるでしょう。しかしそれらを越えて、チームの勝利のためには今の自分に何ができるか、常に自分にとって最善の行動は何なのか、を考えることができる、そのマインドを持てることは大きな強みになり得るのです。
先日の試合で、ちょっとしたハプニングがありました。
しかしその場面で、それぞれが自分にできる最善の行動をしていました。その結果、いい意味で「みんなで戦う」の意識が見えたのです。
その瞬間に全力でそれぞれが「最善」に向かうことができることは、本当に美しい姿だなぁと感じておりました。
失敗は成功のもと
人生は長く続くものです。
すべての瞬間は、人生の過程でしかありません。
失敗やミスなんて、その言葉だけを捉えたらネガティブなものですが、長い人生からしたら通過点でしかないので、大切なのは「そこから何を学び、それをどう活かしていくのか」です。
実際は、プラスの要素でしかないのです。
今後、なるべく起きないようにするためにどうしたらいいか、
起きてしまったらどうカバーしていくのか、
この２つを自分たちの糧にできるかどうかが大切で、個々の意識も大きな要素を占めますが、チームで活動している中では、１人のミスをチーム全体でどうカバーしていけるか、な訳ですよね。
人生もサッカーもその繰り返しでしょう。
人は何かきっかけがないと学ぼうとしないので、たくさんのきっかけが与えられてくる。だからこそ、ミスやハプニングは付きもので、それらをどう乗り越えるか、そこに人間力とチームワークが問われるものかと思います。
成長のために与えられる
こういった試練が与えられる時って「今のままでいいんですか？」という警告だったりするのですよね。
少し気持ちが緩んでいたり、まともに向き合っていなかったり、ちょっとした奢りが出ていたり。
人生は続いていく訳ですし、人は成長するために生きています。
そしてどんな試練も、乗り越えられる人にしか与えられません。
自分の目の前に起きた出来事にどう対処していくかは、自分の成長に必要な大切な出来事です。
一見ネガティブな出来事でも、それは必ず自分の成長の糧になります。
「自分」にとって、でもあるし、「チーム」にとってでもあるでしょう。
サッカーという競技は、チームスポーツであるからこそ、それぞれがそれぞれの役割を全うしながら、仲間を最大限に信頼して戦う。
それを１人ひとりが認識して、その時にできる最善のことをする。しかも自分だけで抱え過ぎずに役割分担をして「みんなでやる」という意識を持つ。
助け合いと思いやりがうまく噛み合ったチームワークこそが、根底にある大切な意識であるなぁと改めて感じております。
築いてくれた方々への感謝を
私はこのチームに関わり始めてまだ３ヶ月半でして、こういった意識を持ってもらうことは、そんな一瞬ではできません。
これらはこれまでのクラブを築いてくださった方々のおかげだなぁとつくづく感じております。
クラブの伝統と根底にある意識。
そのマインドは一朝一夕ではできないことを分かっているからこそ、これまでこのクラブを築いてくださったみなさまには感謝の念が絶えません。
選手たちが自らやっていること、そして役割分担が、私が思っていた以上にありました。それはアマチュアチームだからという訳ではなく、自然に根付いてきた習慣だったり伝統だったり。
本当に素晴らしいことだなぁと。
これらも改めて見直したり活かしたりしながら、横浜FCシーガルズというクラブをさらなる位置へ高めていけたらと思っています。
これまで築いてくださったみなさまへの感謝とともに、そして今を与えられている私たちの役割をしっかり果たすこと。まだまだ現状では至らないことも多々ありますので、ご指導ご鞭撻のほどをお願いしたい次第であり、大切なものを守り続けていきたいと思っております。
ーーー
チームはいよいよ第５節を戦います。
明日4/15(土)はアウェイでスペランツァ大阪戦。ここまで負けなしのプレッシャーがあるのかどうなのか。
しかしチームはいつも通りの自分たちの戦いを貫くだけです。これが今できる最善のこと。そして自分を、仲間を最大限に信頼すること。
どうぞ、今節もチームとともに戦っていただけたら幸いです。
現地で、YouTubeで、見守ってくださいませ！
ーーー
＜Information＞
🌸ニッパツ三ツ沢球技場で行われるホーム３戦目は、
4/23(日)13:00キックオフ！
なでしこリーグ1部 第6節
ニッパツ横浜FCシーガルズ vs スフィーダ世田谷FC
昨年の優勝チームを迎えます！
🎫前売チケット(¥1,000-)はこちらのリンクから販売中です！
🕊シーガルズを応援していただける方へ
観戦チケットもお得になる「かもめいと」会員募集中！
その他、さまざまな情報は以下のSNSでチェックしてください！
■Twitter ■Facebook ■Instagram■Youtube■note