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人類は麺類だ。28

2019年4月24日の
ことであるが、
清陽軒》で、
ラーメンとやきめしの
セットを食した。

↑薬味アベンジャーズ

私のホームグラウンドは
とんこつラーメン発祥の地
とされる福岡県久留米市。

いろんな所から久留米を
訪れてきた方々が、
〝どのラーメン屋さんが
美味しいですか?〟
〝どのラーメン屋さんが
オススメですか?〟
と聞かれると、閉口して
しまう。

改めて思うことは、
そう尋ねてきた方の感覚、
個性、コンディションを
知ってから、オススメする
店を考えるようにしている
ということだ。

出来るならば、
行きたいお店を決めてから、
久留米に来られることを
いちばんオススメする。

さて、《清陽軒》だが、
久留米で有名店で、全国的に
有名なお店に、
《大砲ラーメン》がある。
その草創期の話は、
〝ラーメン侍〟という映画
にもなっている。

戦後の日本、久留米市も
空襲を受けた、その焼け野原
から、活気づいていく中で、
屋台のラーメンは、市民の
重要なエナジーだったことだろう。

その戦後の久留米に、
ある兄弟が屋台ラーメンを
始める。

↑店内には、当時の屋台を再現。

そして、その兄弟は、
それぞれの味とサービスを
探求していくのだが、

それが
《清陽軒》と《大砲》
なのである。
こんなパワフルなエピソードを
背景に、代々、受け継がれて
きた両店は、
スープを絶やすことなく、
平成も越えて令和を迎えた。

どっちの店が、いいのか?
それは愚問である。

ひとつ言えることがある、
それは、両店とも、着々と
バブリーな感じではなく、
店舗数を増やしてきたのだが、
どの店舗も、昼、夜は、
満員であり、お正月休みと
お盆休みの、行列は、スゴい
ものである。

推測ではあるが、多分、
初めての方もおられるが、
ほとんどは、故郷に戻って
きたら、まずラーメンやろ、
ほんなこつ、とんこつ、
という行列なんだろう。

#エッセイ #コラム #グルメ #久留米ラーメン
#ラーメン