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『13の理由』シーズン3

2019年9月中旬に全13話
日数かけて鑑賞終了。

☆Twitter マイツイートより

※はnote用の補足

家族で視聴してください、そして、
鑑賞後、話しあってください、と
主演者たちが語りかけてくる。
これは、個人がスマホで動画を
視聴する時代において、必要なことかもね。
※制作スタッフ、監督が
女性メインで構成されていることで
そういう配慮も細やかに
出来ているのかもしれない

秘密は秘密を生み、
暴力は暴力を生む…
空気が出来上がってしまうと、
真相はわからなくなっていく、
※やっぱ空気って怖いね

ウソ、憎しみ、怒り、
差別、死、こうなると学園の中で
まともに生きていくのは困難。
だからこそ、アニの直球な生き方、
見たことを信じていくのが、如何に
気持ちの良いことかって思う。
善人も悪人も大差はない、そのとおりだよね

※アニって、謎の存在…アニ↑
でも、彼女のような生き方は必要

そう、人を簡単にどんな人だとか
判断はできるものではない。
だから、やっぱウソつかず、
ホントのこと話せる人が必要なんだよね。
そういう大切な人がいないと、ウソをつき、
噂を流し、自己正当化するように
なっちゃうかもしれない。

男って!という切り込みで、
アニがナレーションしてくる。
Netflix、アメリカ、そして今の世の中の、
流れをくんでいる。
※Netflixって上手いよねぇ
って仕掛けを見抜かないと
どんどん染められていく気がする…

憎い奴、嫌な奴、でもそうなる背景がある、
しかし、そんなことは知られないままだ、
知ったとしても、許せるかどうかはわからない。
この親にしてこの子あり、
子どもには罪はないのに…
という期間は誰しもある、
でもいずれ自己責任が問われだす。
でも簡単ではない

クレイは怖い人なのか?
アニだって、ブライスだって、
人は皆、表面上では分からない
判断できないことだらけだ。
本当のことを伝えたい、
でも、じゃあ、その本当と正義、真実って、
合っているのかと聞かれると、
堂々と〝はい〟と
答えられるのだろうか

嘘をついてる上に秘密がある、
疑い始めたら、キリがなく、
真相は見えなくなる。
嘘をつかず、
素直な言動で生きていれば、
何かがわかってくる、が、
簡単なことではない。
高校生たちは苦悩してる、
でもオトナたちは、
割り切って振り切って
生きていってるのかも…

今さらだが、過去と今を
行ったり来たりする描き方が秀逸、
そして、それを色の明暗で描く。
過去は明るく、今が暗い…
高校生が薬物依存…心身に、
どんな影響をもたらすのか…
絶対、手を出してはならない、
ってものが世の中にはある、

被害者と加害者の母親が対面、
双方の共通項があるから、感情の暴走は無い。
理由があるのと理由がないのでは話が変わってくる。
理由がない、理由がわからないというものは、恐ろしく厄介なものである。

えーー!という展開から、さらに、
えーー?という展開に。
本当に悲しくて淋しい男の死…
死期が近づくと人は本質的な
生き方をしようとするが、
その回収と理解は、相当、難しい…
清く正しく生きたいものだ、
しかし、そう上手くいかないのが人生だ…

死人のことは死人に任せておくがよい…
キリストの言葉。
ラストは感謝祭、
それぞれの家庭で、食卓で祈りを捧げるシーン…
ラストシーンは何だか
最後の晩餐の絵画を勝手ながら
想像してしまった、
今シーズンも素晴らしき13話をありがとう!

そして、シーズン4が
ファイナル シーズンだそうだ。
楽しみ!

#エッセイ #コラム #海外ドラマ #Netflix
#13の理由