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人類は麺類だ。31

2019年5月中旬、
久留米の《大龍ラーメン》で
ラーメンと餃子を食した。

私のホームグランドは
とんこつラーメン発祥の地とされる
福岡県久留米市である。


《大龍》は、久留米に
数店舗あるし、多分、
思うに、《大龍》で修行して
開店したんだろうなぁと
推測する店舗がある。
推測って、、
店の名前とか、
スープや麺などで、
(何をエラそーに!)

私の故郷は北九州だが、
仕事で久留米に来てから、
結婚もして、住み続けて
かれこれ、30年になる。

考えてみれば、10代の頃に
外食でラーメンを食すといった
経験は、ほぼ無かった。
どこの店が美味しくて、
今度は、どこの店に行くぞぉ!
とか、全くなかった。

あえて言えば、高校時代の
土曜の帰り道に、行ってた
お蕎麦屋さんくらいだろうか。

22歳…30年前の私は、
職場の先輩から、
「久留米っち言うたら
ラーメンやろ、昼飯、
おごってやるけん、
行くばい」
と連れて行ってもらったのが、
《大龍ラーメン》だった。

↑湯気

久留米市内にある花畑という
町に、その店はあり、
今でも、その衝撃を思い出す。

店外に溢れ出してくる煙
そして、とんこつの匂い!
うっ!
大阪に、ずっと住んでて
北九州に引っ越してきた、
母が言っていた、
とんこつショック、
匂いとスープの色に
カルチャーショックを受けた
という話を聞いていたが、

こ、こ、これは…
ま、ま、町が、とんこつの
空気で、できている…

そして、食べると、
何だか、体の中を龍が
駆け抜けていく感覚、感動!
その頃は、冗談でも、もってる
わけでもなく、
週4〜5回は、昼か夜は、
《大龍ラーメン》〝花畑店〟へ
行ってましたね。

〝花畑の大龍 〟ですよ。
響きが壮大なファンタジー
っぽいじゃないですか。
現実は、身体の毛穴から、
とんこつ臭を、ケンシロウの
ように放っていたんだと思いますが。

私の久留米ラーメンの原点は
この30年前からの
《大龍ラーメン》にあります。
そこから、いろんなお店と
出逢い、歴史を感じながら
生きてきました。

いまだに、行ったことのない
店も多い上に、新世代の、
流派が誕生していってます。

ちなみに、ここは合川店

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#久留米ラーメン #大龍ラーメン