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日経記者からマネーフォワードのエンジニアになった

文章からコードへ

2015年5月末、ちょうど4年前の今くらいの時期、僕は名状しがたい感慨を覚えていた。

その日の日本経済新聞朝刊の1面。右上の「アタマ」位置には日本の新しい知財政策について報じる記事があった。この記事はいわゆる「抜き」ネタで、まだ他紙には出ていない情報のようだった。

でもなんだか、この話には見覚えがある。それだけではない。誰が最初にこの情報を記者に話して、記者がどう考えて記事を書いて、編集者であるデスクがどのように手を入れたのかを知っている。そんな不思議な感覚を味わっていた。

4年前の今くらいの時期は、僕が初めて日経記者として1面アタマを書いたときだった。

そして2019年6月の今。僕は記者端末で「だ・である」調の1行11文字×1段落15行程度の独特な日本語を書く代わりに、エディタに向かってRubyやSQLを書いている。

僕は今年の3月に4年間勤めた日本経済新聞社を退職し、4月からマネーフォワードでエンジニアとして働き出した。

異質同士の混ぜ合わせを

このnoteは、新聞記者出身という到底一般的(理想的とも言う)な経歴を持つとは言えないエンジニアが、自分の体験を元に文章を書くことで世の中に何か良い影響が生まれれば、と思って書いている。

元々noteを始める予定は無かったのだけれど、日経時代の同期記者の渡部加奈子さんから勧められて、同期の頼みならと思って書き始めた。

内容は、技術的な話はあまり書かないつもりだ。そもそも自分がエンジニアとしてまだ未熟である上、技術の話はQiitaなどもっと適した場所がある。

それよりも、記者とエンジニアという異質ながら、書くことで何かを作っているという点では似ていなくもない2つの職業を経験して考えたことを書きたい。

僕は記者時代に経済産業省担当としてIT政策を取材し、日本銀行担当時代にマーケットを中心とした金融周りを取材した。そして今はFinTechという、先述の2つの領域を掛け合わせたような業界で働いている。さらに言えば、日経時代には紙面をレイアウトする「整理記者」という、これが違う進化をすればUI/UXデザイナーとかフロントエンジニアになったのだろうなという仕事もしていた。

こういう異なるけれど、微妙に重なり合った仕事を通して見える何かがあるのではないか。それを自分でも期待してnoteを書いていきたいと思う。

#COMEMO #日経新聞 #マネーフォワード

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マネーフォワードで未熟ながらエンジニアをしています。元日本経済新聞記者。投稿は個人の見解です。

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コメント (1)
インタビューや人もので様々な業種の人を取材するけど、どれだけ掘り下げても正確に描写できないなと感じている。コアな部分ほど言語化が難しいし、体験の連続みたいなものを辿るには取材の時間が限られている。
エンジニアになった藤井君の文章を読んで、ここにリアルがあるなと思いました。お願いしてよかったです。
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