渡部加奈子(日本経済新聞)

日経電子版のプランナー・編集者。92年生まれ。 平日は #朝刊1面を読もう を書いてます。金曜日だけYouTuber。日経電子版、日常のことをつぶやきます。24歳で膵臓を手術、働き方を模索中。好物はクライミングと暗渠。投稿は個人の見解です。

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    中国はクルマの電動化を進めるのに避けて通れない道(2019.06.07)

    おはようございます!きょう東京本社のほど近くにボルダリング施設ができたので、オープンと同時に行ってきました。下手の横好きながら、登り続けて5年。身体を動かす朝活はアタマも活動しやすくしてくれますね。 きょうの朝刊1面アタマはトヨタが電気自動車(EV)用電池の調達先を拡大するというニュースです。クルマの電動化は世界のトレンドですが、なぜトヨタは中国と組んだのでしょうか。Morning Briefingでポイントを読み解きます。 Morning Briefingとは その日の

      • 成長後の姿まで描くのが成長戦略ではないでしょうか(2019.06.06)

        おはようございます。先日ご紹介したワークショップで仕込んだ塩麹がいい感じに醸されています。麹菌は言うなれば蒸したお米に生えるカビですが、日本にしかいない「国菌」なのです。デンプンもタンパク質も分解でき、複雑な味わいを生み出すハイスペック菌だそう。塩麹の成長が楽しみです。 成長といえば、きょうの日経朝刊1面アタマは国の成長戦略についてです。見出しは地銀再編となっていますが、どう成長につながるのでしょうか。Morning Briefingでポイントをおさらいします。 Morn

        • 社外取締役を増やせばガバナンスは改善するのか?(2019.06.05)

          こんにちは。会議続きで更新が遅くなってしまいました。昨晩はピースオブケイクと日経が共同で運営するコミュニティ「Nサロン」の番外編ワークショップに参加してきました。講師はNサロン1期生のいわあゆさん。こうして活動が派生していくのがオンラインサロンの面白さかもしれないですね。同じく参加者のKatyさんがイベントレポートをまとめていますので、そちらもご覧ください。 きょうの日経朝刊1面アタマはこれから本格化する株主総会の話題です。株をたくさん保有する機関投資家は議決権を行使する際

          • 交通インフラの信号機が通信インフラになる日(2019.06.04)

            おはようございます。昨日のMorning Briefingでおすすめの暗渠を教えてください、と無茶振りしたところ、社内読者からさっそく回答がありました(なんと!)。 東京・谷中の「へび道」。藍染川の跡は、私も何度か散歩したことがあります。上野の不忍池に注いでいたのですね。「逢初川(あいぞめがわ)」とする説もあるみたいで、なんともロマンチックな暗渠です。ありがとうございました。 きょうの日経朝刊1面アタマは5G環境整備の切り札になりそうです。なにかと話題になる5G、なぜ政府

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            デジタル人材争奪戦は業界・国境を越える(2019.06.03)

            おはようございます。過ぎた日の話で恐縮ですが、きのう6月2日は何の日だかご存知ですか?――「下諏訪の路地を歩く会」が定めた路(6)地(2)の日、だそうです。街歩きを通じて宿場町の歴史に触れる目的で発足したとのこと。 街歩きを趣味にしている人が増えているなと感じます。私もその中の一人ですが、特に川や水路の跡「暗渠」をめぐるのが好きです。おすすめの暗渠があったら、ぜひ教えてください(ないよ、という声が聞こえてきそうですが)。 きょうの日経朝刊1面アタマは激化する人材獲得競争を

            日本はデータ流通のルールづくりで船頭になれるのか(2019.05.31)

            おはようございます!月末の金曜日は何かと慌ただしくなりがちですね。統計の発表が重なるため、記者時代は特にバタバタと過ごしていたことを思い出します。 きょうの日経朝刊1面アタマは国際交流会議「アジアの未来」から。日本経済新聞社が毎年主催している会議に安倍晋三首相が出席、演説しました。マレーシアのマハティール首相やラオスのトンルン首相など、アジア各国のリーダーもそろい踏みだったようです。Morning Briefingでポイントを振り返ります。 Morning Briefin

            デジタル分野では国際的な足並みをそろえる機運にあるようです(2019.05.30)

            おはようございます。けさ6時前に「海洋プラごみ削減で行動計画」の通知が来て目が覚めた方もいらっしゃるかもしれませんね。不夜城のイメージが強い新聞社ですが、朝も早いです。 きょう5月30日付の朝刊1面アタマはデジタル課税のニュースでした。昨年秋ごろから欧州を中心に、大手IT企業への課税を強化するべく議論が進んでいました。6月上旬に福岡市で開かれる会合を前に、G20の意見が一致したようです。Morning Briefingでポイントを押さえます。 Morning Briefi

            米中貿易摩擦はもう「対岸の火事」ではないみたいです(2019.05.29)

            おはようございます。出勤してnoteを書くのが習慣になりつつありますが、みなさんの朝のルーティンワークはなんですか? きょう5月29日付の朝刊1面アタマは景気の先行きを占う記事でした。月末には鉱工業生産指数など主要統計の調査結果が公表されます。悪化してから慌てないために、いまの景気の姿を正しく捉えておきたいですね。Morning Briefingでポイントをおさらいします。 Morning Briefingとは その日の朝、読んでほしいニュースの要点を簡単に要約したもの

            「8月」めぐる駆け引きの始まり(2019.05.28)

            おはようございます。きょうは東京五輪チケットの申し込み締め切り日ですね。9日に抽選が始まったときは「まだ余裕があるな」と思っていたのに、あっという間に過ぎ去った5月でした。 追加で申し込むにはいったんキャンセルしなければいけないようです。クライミングしか申請しなかったことを既に後悔しています。競泳も観たいし、バドミントンも気になる。最終日のきょうは混雑が予想されるので、繋がりやすいタイミングを狙ってリトライしたいですね。回線との駆け引きです。 駆け引きといえば、まさに昨日

            日-仏-欧米による三角関係の行方は? (2019.05.27)

            おはようございます。東京はきょうも引き続き暑くなりそうです。来日中のトランプ米大統領も驚いたのではないでしょうか。きのうJR総武線で両国駅を通り過ぎた際、国技館周辺の警備の厚さにふと「トランプさんと同じ空気を共有している」と思いを馳せました。 きょうもMorning Briefingにチャレンジします。5月27日付の日経朝刊1面は紙面上、いつもと違うレイアウトになっています。お気づきでしょうか? 「FCA、ルノーに統合提案」。アタマ(=トップ記事)の見出しが横書きです。通

            日経電子版から「noteに投稿するボタン」を使ってMorning Briefing書いてみた

            おはようございます。日経電子版の記事を引用してnoteに投稿しやすくなったこと、ご存知でしょうか?個別記事の見出しの下にあるnoteボタンを押すと、記事のリンクが自動で挿入される画期的な仕組みなのです。 かわいい黄緑色のボタン。押さざるを得ない……。note大好き記者として、使命感に駆られてこの記事を書いています。 いつもエッセイのようなものを書いていますが、きょうはMorning Briefingに挑戦してみます。5月24日付、日経朝刊1面アタマ記事の簡単な解説です。

            令和時代、愛の伝え方を考える

            平成の31年間がまもなく終わろうとしている。平成の時代は連絡手段が多様化した時代ともいえる。私(平成4年生まれ)の青春を顧みてもそうだ。ガラケーで「新着メール問い合わせ」をひたすらリロードした高校時代から、東日本大震災を経て、LINEが自然と受け入れられていく時代のうねりを大学生のころ体験したように思う。 「メールは古いツール」。実感としては頷けるが、果たして本当にそうなのか。総務省が平日のコミュニケーション手段について調査している。 10代、20代ではソーシャルメディア

            当たり前だった母の味を再現したい、と思うのは当たり前かもしれない

            「あれ、煮干し変えた?」団らんの記憶をたどると、母にみそ汁の味付けを尋ねていたことを思い出す。母は料理が上手い。しかし、決して本格派ではなかった。だしの素を使ったり、クックドゥなどの合わせ調味料で手軽に済ませたりすることもあった。煮干しの味は、母なりの工夫の跡だったのかもしれない。 「一人暮らしの記者」という生き物は、団らんから最も縁遠い存在だ。飲み会はあるが、食卓を囲むような穏やかなものではない。濃い味付けが中心になり、煮干しが入っていようが魚が生きたまま入っていようが気

            「支えあいが必要」という他人ごと感

            1年前のちょうどこの時期、厚生労働省の記者クラブの門を叩いた。漠然と財政の取材をしてみたいと考えていた若手記者にとって、またとないチャンスだった。9カ月で現場を離れてしまったが、再び政策決定の舞台裏に立ち会えるなら幸せだと思う。 医療、年金、介護、保育――。厚労省の取材は、「ゆりかごから墓場まで」を個人的な体験の域を出て社会保障という制度の枠組みでとらえなおす作業だった。どういうことか、医療を例にとると、 高齢化や高額薬の普及などで医療費が増える ↓ 国の負担(社会保

            もし20歳の頃に戻れるなら

            3月3日、春だというのに凍えそうなぐらい冷たい雨が降っていた。都心は年に一度の東京マラソンで、週末ののんびりした空気はどこか緊張しているようだった。一方、都心を外れた湾岸沿いでも静かに白熱していた場所がある。東京ビックサイトだ。 3月1日金曜日、2020年卒の就職活動が本格的に始まった。経団連加盟企業の説明会が解禁になり、リクルートスーツ姿の学生がオフィス街にあふれた。3日は就活解禁後、初めて迎える日曜日。東京ビックサイトで開かれた合同説明会には、雨にもかかわらず多くの学生

            「当たり前」の再構築は、当たり前のことながら難しい

            私の本業、実は記者ではない。2カ月前に「プランナー」になった。記事のアクセス数などのデータをもとに、日経電子版を多くの人に読んでもらえるよう施策を考えている。一昔前なら「ビジネスマンなら日経新聞を読んで当たり前」と言っても受け入れられたかもしれないが、もはやそうした押しつけマーケティングがまかり通る時代ではない。 オールドメディアの筆頭、新聞社は様々な「当たり前」でできている。朝刊・夕刊を宅配するビジネスモデルがあって、昼夜逆転の編集体制、記者の夜回り朝回り……。少しずつ形