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都市部は墓地不足

4月13日のポッドキャストです

年間130万人以上の人たちが亡くなっています。
2018年だけでも実は138万人の死者です。
墓地は不足しているのは言うまでもありません。

全国の墓地、火葬場、納骨堂の数
墓地数 862,945
火葬場 4,086 (内 恒常的にりようしている火葬場数 1405)
納骨堂 12,839
(出典:厚生労働省 衛生行政報告2018年 エクセルファイル)

さて、これだけの墓地と納骨堂の数では毎年140万人近くが亡くなっていて、2040年までには160万人の死者が出る予想だと、足らないのがわかります。
需要と供給のバランスが崩れています。
しかし、お墓は迷惑だ!と言う認識が強いですよね。
墓地、火葬場、葬儀場は邪魔だということで建設になるとすぐ反対運動が立ちます。

それなら、迷惑せずに勝手に死んでナンとか自分ですべてやれや!って思うのがお寺を含めた葬祭業関係者です。

実は、お話があります。
実家の会社に転職してきた人がいて、元「く」社にいて、当時は新横浜近辺が担当とのことでした。
ある雨が降る夜、町内会のお偉い人が亡くなり、病院へお迎えに行きました。
町内会の人が、町内の一部で霊柩車を通過するのを反対運動をしていました。もちろん、葬儀場建設も反対。
その人の自宅前ももちろん通過できません。

病院へお迎えに行った担当者は、その人だと知って、さぁ、どうしようと。
町内会で決めたから、それに従え!と言ってた人だけにあって、困惑気味。

ご自宅まで100mのところ・・・これ以上先には進めません。
奥様はとっても困ってしまいました。
奥様ももちろん、頑固なご主人に従って反対運動をされていたと聞きました。

ここで会則を破るわけにも行きません。
葬儀社の担当者も、ざまぁ見ろというしかありません。
オレたちをここまでコケにしやがってと。(そこの会社はそういう人たちが多いのは有名だったです--しかし人情はわかります)。

担当者は「ご遺体をここで下ろします。どうぞ皆さんで雨の中、ご自宅まであと100mくらいなところなので運んでください。」
奥様は雨の中、泣き崩れたそうです。
自分たちの傲慢さでいざ、こうなった時、どのような災いが訪れるかと。
雨の中、町内の他のお偉い人たちに連絡をし、緊急会議をされて、和解されたそうです。
もちろん、そのときは誰しもケータイ電話を持ち歩いている時代ではなかったので、大変な作業だったそうです。

自分は死なないと思い、葬儀社をあまりにも邪険に扱うと、いざ自分の家族に何かあったら取り返しのつかないことになると言う教訓でした。

話は戻します

墓地は不足しています。
現在、お墓の経営も難しい時代です。
墓地埋葬法があり、墓地を作れるのは基本的に宗教法人、地方自治体、または公益法人です。(実際ペット霊園は除外)。
運営は厳しいことは事実です。

納骨堂ですら今は足らなくなってきています。
そして全自動化が進み、都心でも作れるようになりましたが、採算が合わないところも出てきています。

あなたならどうされたいですか?
1) お墓を買う
2) 納骨堂にする
3) 散骨
4) 自宅で遺骨を保管
5) 樹木葬(これも墓の一種)
6) 宇宙葬、バルーン葬
7) 手元供養
8) 違法だけど電車の中で放棄(います!多いんです!)-- 外国のメディアから取材受けました(笑)
8) その他(いっぱいあります)