写真家の性別
いつ誰に言われた事だったか、既に記憶も朧げなのだが…
10年程前だっただろうか。モノクロ写真をメインで撮っていた頃に人から言われたのが
「男性が撮っていたのかと思った」
この言葉を受けた時、正直嬉しかった。
と同時に、女性だと舐められるのではないだろうか?と思った
その頃から、私はSNS上で男性のような名前をしばらく名乗っていた。
当時の評価としては、渋い。これが一番多かったと思う。
それが所謂『男性的な写真』というイメージに繋がっていたのだろうと思う。
私には男性の面がある。
それが写真に乗ったのかもしれないし、ただ単純にその写真がそうだっただけかもしれないが…
作品は内面を表現できるツールだと強く感じた。
写真はいい。
時に嘘を真実のように魅せられるし、真実をありのままに曝け出す事もある。
この写真を現像している時に、そんな事もあったな…と思い出した。
備忘録としておこう。
物好きの投げ銭で甘いものを食べたい。