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ライカを買うならAlex Moultonが欲しいという話し。

昔はライカが好きな人はAlex Moultonも好きなイメージがあった。
というか、ライカとMoultonはセットみたいな感じで、
特に建築家やカメラマンが乗っているというか、ガレージに置いてあるというか、あと確か岩城滉一が乗っていたり、全盛期のPUFFYが買ったとか、当時記事を見た覚えがある。
以前僕は自転車が好きで、ロードバイクやマウンテン、それからミニベロのBD-1をフルカスタムして乗っていた。

カメラに興味が出ると、最終的にはライカが欲しくなるという定番ラインと同じように、自転車に興味が出ると
Moultonに行き着く。ほんと同じ立ち位置のブランドだと思う。
(ライカはパナソニックが作ったカメラにライカロゴを入れて廉価版みたいなのを出しているのと同じように、今は生産終了している気がするけどMoultonはブリヂストンモールトンとして廉価版を出していたことも似ている)

僕も例に漏れず、自転車はMoultonが欲しくなり、カメラはライカが欲しくなった。

それでなんとなく当時発売されたライカM8を買ったわけなんだけど、そこまで感動もなく、たぶん一年程で手放したと思う。
理由は僕には合わなかったということもあるけど、デジカメってなんだかんだで家電だし、いつか壊れて使えないようになるなら、ある程度最新技術が入っていた方がいいので、それからは普通にSONYとかNikonに戻っていった。でもなんだかんだでライカのM3は今でも欲しいなって思うのは、やっばり機械式で家電じゃないとこにあると思う。ただ同じ機械式なら個人的にROLLEIFLEXの方が好きなので、それで満足している。
そうなってくると、仕事以外で使うカメラはもう打ち止めでいいかなという結論が出てきた。

お気に入りの機械式カメラ

僕のローライはほんと綺麗。

まあ、個人的には高価なものはずっと使えた方がいいし、直しながらでも使えて受け継いでいけるものがいい。例えば僕が死んでも誰かの手に渡っていくような。

そんな感じでAlex Moultonを見に行った。
Alex Moultonはお城製とPASHLEYがあり、このお城製は技術者のAlex Moulton氏(2012年没)の自宅兼工場のお城で作られており、職人が一台約6ヶ月ほど掛けて作られているもの(もちろんフレームのみ)まさに工芸品だ。

Alex Moulton氏の自宅兼工場

そんなお城製の中でも最高峰はダブルパイロンと言われるモデルでモールトンの特長のトラスがシートチューブ、ヘッドチューブにも施されているモデル。

赤い丸の部分が特長のダブルパイロン

ほんとかっこいい、、、、
ただフレーム価格が220万円でさすがに現実的ではない。
それでシングルパイロンというシートチューブだけの方の値段を聞いたところフレーム価格159万円、、、
そこそこのコンポーネントで組むとプラス50万円くらいで、これもなかなか手が出ない。しかも話に聞くと入荷はいつになるかわからず1年から3年待ちらしい。。。

これはもう中古で探すしかない。そしてネットを徘徊してみると、こちらもなかなか売っていない。ただ良さそうな完成車が130万から150万くらいで取引されているようだ。
といっても高いので、適当には選べないので、本当に欲しい物が出るまでじっくりと待ちたい。

ちなみにモールトン好きには当たり前の話しだけど、
80年代中頃までモールトンはスピードで世界記録を持っていて、こんな小さな車体で80キロ以上を記録していたり、使われているサスペンションはミニクーパーと同じ機構で、それを開発した人こそが、Alex Moulton氏だという。ほんと話が全て魅力的だ。

ちなみに探しているのはもちろんお城製のこのタイプ。
できればステンレスフレームがいい。

いい出会いがあるといいのだが、、、

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