こうやって次のキャリアを決めました。
前回の記事から3年半近い間が開いて、その間に色々迷走したりもしつつ、考えていることも色々と変化してきました。
そこでいま現在の脳内のスナップショットとして、思っていることをちらほらと文章化して記録しておこうと思います。
3年前との比較進捗を見るのが主旨なので、前回の記事と合わせてどうぞ。
やりたいことその1:結局デザイナー?エンジニア? どっちもやればいいじゃん!
前回の記事で「やっぱりエンジニアよりもデザイナーの道に進むべきかなあ」とか書いていたわけですが、最近転職しまして、それにより肩書きが「Webエンジニア」となりました。
デザイナーになるんじゃなかったんかい!って感じですが、エンジニア業務に軸足を置きながらもデザイナーとしても振舞えるように…、というポジションをこっそりと狙っています。
WebのUIをエレガントに実装できるエンジニアリング技術と、使いやすいUXを考える引き出しの、両方を持ってるって強いでしょ。
とはいえほんとにエンジニアとしてバリバリやってくスキルは足りてるの?って不安は少し抱きつつ、しかしそこは腹を括る決心がつきました。
やってきてたし、やるしかない。
やりたいことその2:コンテンツそのものを作れる人になる
この項目は前回の記事と思いは変わっていないです。むしろ強化されています。
この先、絶対に「この人が描いた絵」「この人が作ったもの」と、「誰が作ったか」つまり、「クリエイター」がよりフィーチャーされる時代が来る。そんな予測がいよいよ確信めいてきています。そのため「クリエイター支援」は仕事を選ぶ上での大きなキーワードでした。
もちろん自分自身も「作る」側になりたくて、だけどどうしても手が動かなくて…、とりあえずなんでもいいから手を出してみよう!とやってみたのがひらめき☆マンガ教室への聴講生参加や、1日1枚毎日欠かさずにポケモンをうろ覚えで描くチャレンジ(898日完走済み)だったりしたのでした。
とはいうもののやっぱり心がときめききれない、もっと別にやりたいことがある気がする…、と、悶々とした想いは晴れないままでしたが、今から1年ほど前、ついに新たな一つの道を見つけたのでした。
やりたいことその3:自分が本当に好きなものから逃げない。
思い返せばずーっと昔からそうでした。だけどそれはとても恥ずかしいことのように感じていて、なるべく表には出さずに、一人でこそこそと楽しんでいました。意識して界隈から距離を取ろうともしてました。
えっと、なんのことかというと、自分はいわゆるケモナーってやつだったんですね。しかも重度の。人間キャラよりも動物キャラの方が好き、魔法少女よりもお付きのケモノマスコットの方にばかり目がいっちゃう。ケロちゃん&スッピーとか原典にして最強だと思う。ポケモンはニンフィアとブラッキー、あとゼラオラやルカリオも好きです。最近のおすすめはジメレオン。
ひらめき☆マンガ教室を1年間聴講して一番印象に残っているのが「マンガは自分の好きなものを全て出し切って、それをオブラートに包んで人に伝わりやすくしたもの」という感じの教えで(正確ではないです。確かこんな感じだったはず…)、そこでやっと、クリエイターの道を探ってみるならばと「ケモナー」な自分と向き合ってみるべきでは?と考えを改めるようになったのでした。
そして気づいたのが、自分が最高にいいと思うものは、自分自身の手で作らなければこの世に生まれてこない、ということ。それに気づいてから創作の楽しみを思い出してきた気がします。
そして・・・
そんな折に「VRChatやってみたいって言ってたよね?案内しようか?」とケモ仲間から声をかけていただきまして、壊れかけの古いWindowsノートで無理矢理デスクトップモードのVRChatにジョインしてみたところ、動作は非常に重くてすぐにフリーズしたりと大変だったものの、それでも雷に打たれたような強い衝撃を受けました。「みんなが本当の姿(ケモアバター)で当たり前のように交流しあっている!?!?!?」
今まで容姿や振る舞いだけを見て誰かをすごく気になってしまう体験とかしたことなかったんだもん…。ケモノの姿でみんなが交流しあっている場を見て、ずっとピンと来ないでいた様々な人付き合いに対する概念がふっと理解できるようになってきて…、いやあ、みんなこういう世界で恋愛とかアイドル推し活とかしてたんだ、なるほどなあ…。
そこから新しいPC、VIVE Cosmos Elite、そしてフルトラッキングセットを買い揃えるまでは早かった。ついでにOculus Quest2も買った。
はい、VR沼に落ちました。
VRという最新の表現手法をおもちゃに、さまざまなクリエイターさんたちが本当に楽しそうに日々作ったものを自慢しあってるんだもん。ここは天国か?って。
で、どうせ落ちるならとことん沼にはまり込んでやろう、この沼に王国を作ろう。と考えまして、VR業界へ転職することにしたのでした。
自分自身はUnityもBlenderの技術もまだまだ全然だけど、それでも今持ってるこのWeb技術で、すてきなVRクリエイターさん達を支援することはできるはず…!
そんなわけで、初めてVRChatに繋げたあの衝撃から1年後、
今年の8月より、VR最大の祭典、バーチャルマーケットを運営するVR法人HIKKYにWebエンジニアとしてジョインしています。
今は大企業とは違うスピード感についていくのにいっぱいいっぱいな感じですが、頑張って追いついて、このすてきなVRの世界に誰もがアクセスできるようにすべく、いろいろ仕掛けていきたいと思ってます。
VRの可能性に気づいてまだ1年というひよっこで、まだまだ知らないことだらけな状態ですが、いろいろ教えてください!!
これからもよろしくお願いします!!