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発熱したので、大人しくNetflixをみてた。

朝おきたら、体のダルさを感じて、体温計ではかってみたら37.3度。

これは、とうとうきたか? と、慄く。

強い揺れがくるたびに、「とうとう関東大震災がきたか?」と感じるのと似ている。

とりあえず様子をみるしかない。
ということで、一日ぐっすり寝たら、熱も、ダルさもなくなっていた。

ただの風邪だったっぽい。
しかし、そもそも症状がないことが、新型コロナウィルスのおそろしいことなので、しばらく自粛休みとなったので、Netflixをみてた。

マインドホーン(2016)

色々おもしろい映画もドラマも多かったけど、一番記憶に残ったのがこの作品で、この映画の紹介をしたくて、この記事を書き始めた、まである。

▪️あらすじ

「マインドホーン」という子ども向けヒーロードラマで、一躍人気となった主人公だが、その後、まったく人気がでず、落ちぶれ、ただブライドの高いだけのダメ役者になってしまうが、ある殺人事件をきっかけに、過去の自分をふりかえりつつ、奮闘していくコメディアクション?ドラマ。

▪️感想

主人公の設定も、体型も、顔つきも、藤岡弘そっくりで、これ日本で藤岡弘でリメイクしたら、かなり完成度の高いものができるのでは? と思ってしまうくらい、わかりやすくて、親しみやすいストーリーだった。

「ジンガタイムだ…!」が最高

クライマックスのシーンなんだけど、このジンガタイムが良すぎて、これだけで100点をあげてしまいたくなる。
カメラ演出、効果音、BGM、動きが最高だし、ストーリーも、すべてこの、ジンガタイムに集約されてるんじゃないかってくらい良い。

逆にいえば、ジンガタイムのシーンがなかったら、かなり平凡な作品だったんじゃないかと思う。

▪️類似作品

『テリー・ギリアムのドンキホーテ』

上映としては後発だけど、企画としては大先輩の『テリー・ギリアムのドンキホーテ』。
昔撮った映画のロケ地にいって、記憶と虚構(映画)と理想を交差させながら、物語をすすめていく構造が同じ。

(なんかわたしが知らないだけで、落ちぶれた俳優をテーマにした有名な映画があるのかもしれない…)

『ダンボ』

ジンガタイムから、ご都合主義展開の流れが、ダンボのエンディングを彷彿とさせ、エンディングの解釈に深みを持たせている気がする。
つまるところ、先述したテリーギリアムの『未来世紀ブラジル』みたいな終わり方にもみえる。

他にも接続しようとすれば、『ジョーカー』とか『トイ・ストーリー4』とか、主人公が内面を見つめ、新しい道へと進んでいく最近流行りのストーリーラインを持っていると思う。

いや、そんな深い作品ではなく、ただのコメディ映画では?と言われたら、それまでなんだけど、必要以上に深みを感じてしまうほど、ジンガタイムが素晴らしかった。魔法みたいなシーンだ。

スター・フォース(2020)

全話みちゃったけど、個人的には2話がピークだったかな。
とにかくネタを細かく刻んで入れ込んであるので、ひさしぶりに声だして大爆笑してしまった。
とくに2話のサルのくだりは思い出すだけで笑えてくる。

オレンジ・イズ・ニュー・ブラックのニワトリ回もそうだったけど、動物がでてくる回は好きなエピソードが多い気がする。
(わたしが日本人だから、理解しにくい海外ドラマのディティールが動物がでることによって薄らいでるだけかもしれないけど)

同じスペースフォースってことで「オネアミスの翼 王立宇宙空軍」っぽさもあったけど、それはほんとに最初の1話だけだったかなと思ったけど、掴みはすごいいいドラマでした。

7SEEDS シーズン2(2020)

いやーもうただただおもしろい。
つぎのシーズンまで待てないので、Kindleのセールがきたら原作をまとめ買いしよう。

少女マンガが原作ということで、こういった展開に免疫がないせいもあるけど、たまに演出のおかしさに爆笑しながらみてしまう。

けど、本当にすごいのは、話のプロットや、アイテムの使い方であり、もうなんかここまですごいと、ストーリーテリングの天才っておるんやなって、あっけにとられてしまう。

いわゆる日本で流行っている萌えアニメの路線ではないので、アニメ好きにはおすすめしないけど、『THE 100』とかの設定が好きだった人はみてみると、カルピスの原液みたいな濃さにびっくりすると思う。

他にもちょこちょこみたけど、今回みて、とくに印象に残った3つを紹介してみました。

オールタイムでいえば、ストレンジャーシングスと、ロシアンドール がおすすめです。


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