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意識低い系社員のインバスケット昇進試験合格戦略(改訂版)

はじめに

意識の低さを全力で活かして意識高い同僚をブチ抜き気持ち良く昇進するための試験戦略を書きます。
意識低い系社員の視点で現時点でできることと苦手なことを切り分けて昇進に向かうために必要なことを整理します。目指せ最小の努力で合格!

1. インバスケットとは

 なるべく楽にゴールにたどり着くため最短の道を見つるのが意識低い系的戦略。そもそも試験が何を問われているのか確認して最小の努力をすべし。
ということで”究極の判断力を身につけるインバスケット思考”を参照すると以下の通りらしい。

「インバスケット」は、1950年代にアメリカ空軍で生まれたトレーニングツールで、制限時間内に架空の役職・人物になりきり、多くの未処理案件の処理を行うビジネスゲームです。現在、日本では一流と呼ばれる大手企業の多くが、管理職の教育や選抜用のテストとして活用しています。
「とにかく多くの案件に優先度をつけて処理すれば良いのか」と捉えられるかもしれませんが、インバスケットは、ただ数量的な案件処理だけを求めらえるわけではありません。

要は以下2点を問われていると考えられます。
・制限時間内に優先案件を判断できるか
・管理職としての適切があるか

意識低いポイント①重要案件だけに集中すれば良い
 書籍中には「パレードの法則で重要な2割が全体の8割に影響があるだのなんだの」って記載があった。つまり重要でないものは無視して重要案件に力を入れるべしということ。どうでも良さそうなものを見極めてやらないことは意識低い系は得意分野である。全部やっちゃう意識高い系社員に対してして既にアドバンテージGet!

②管理者用のテスト
 そもそも改めて考えると管理者(マネージャー)とは何なのか?よく分からないので偉い人に聞いてみる(以下)。

2. マネージャーとは

偉いドラッガー先生の本を読んでみたところ、マネージャーの役割は以下のものらしい。以下"マネジメント 基本と原則"から引用
・自ら組織に特有の使命を果たす
・働く人たちを活かす
・社会に与える影響を処理し社会の問題について貢献する。

つまり、インバスケット昇進試験で求められている回答は
・組織の方針に従って案件を処理できているか
・部下に仕事を投げられているか
・社会(取引先や世間体)の評価を意識できているか
ということだと考えられる。

意識低いポイント① 会社の方針に従う(思考停止して)
 自分の信念があっても、とりあえず会社の方針を優先する。崇高で意識高い個人の理念なんて捨てて、会社の方針に意識低く従おう。

② 部下を生かす(仕事を振る) 
 部下を信頼して任せるのが重要なんですね。自分が仕事をせず人に投げるのは意識低い系社員の得意分野!
全部自分でやって手柄にしようとする意識高い系に大して既にアドバンテージGet!

③ 何よりも世間様優先(思考停止して)
 社外取引先や一般消費者を優先することが求めらえる。案件中に上司にいろいろ言われても「客が一番大事なんだ。不利益が出ても俺のせいではない」と心の中で開き直りましょう。

3. 実際の問題を知る

とりあえず実際の問題がどんなのかということだが、”究極の判断力を身につけるインバスケット思考”や"インバスケット研究所の問題"をみると、60分で20案件くらいを処理するらしい。
また、決まって以下のパターン
 ・急遽上層部に任命されて支店のマネージャーとして抜擢される。
 ・研修などで数日事務所不在にする(その間に部下と連絡取れない)
 ・案件には不在中に締め切りがあるものが多数ある。

4. 優先度の決め方

 優先度ってどうやって決めるの?と思ったので調べた。
究極の判断力を身につけるインバスケット思考”と"インバスケット研究所"のテキストによると緊急度と重要度の二軸で判断するらしい。
 緊急で重要なのは一番大事、どっちもその逆は一番どうでも良いのは誰でもわかる。ポイントは緊急度が高いけど重要度が低い ものと 緊急度が低いけど重要度が高いものをどうするか。”究極の判断力を身につけるインバスケット思考”「エッセンシャル思考」を読んでみた結論は「緊急度が低いけど重要度が高いもの」を重視しろとのこと。
いろいろそれらしいことが書いてるが割愛。詳しくはそれぞれの本を参照してください。また、インバスケット研究所の問題や他の書籍などを読むと具体的には以下のような切り分けになるようです。


意識低いポイント
 「締め切りが迫ってても後回し&ごめんなさい(平謝り)。僕には未来に向けてやるべきことがあるんです。」

5. インバスケット採点基準

 意識低い戦略で重要なものとして採点基準を知る事がある。
自分の理念なんて知らん。採点基準に媚びろ!ということで採点基準を調べてみた。

① 10の評価項目
以下表は"ビジネス偏差値 70の人の答え"より引用。ヒューマンスキルや組織力なんかも採点項目だそうだ。


② 具体的なスコアリングシート
 インバスケット研究所のwebページよりスコアリングシートのサンプルがあったのでそれを見てみた。(サンプルはこちら

③ 相対評価
"ビジネス偏差値 70の人の答え"より引用より引用
「インバスケットには絶対的な正解はない」「相対評価している」だそうだ

上記①〜③をまとめると
・10の評価項目別になっている
・一応スコアリングサンプルはある
・相対評価で他の人よりも好成績を取る必要がある

意識低いポイント
① 10の評価項目を頭に入れる
② スコアリングサンプルを頭に入れる
③ 重要案件に力を入れて①・②の項目で得点を稼ぐ


6. 今後のアクション

① 問題集を買ってトライ(金にものを言わせる)
 いくら意識が低いとはいえ、多少の努力はしなければならない。ここはしょうがなくプロの問題集を買ってそれを参考にする。
意識低いポイント:メルカリで安く買える

 インバスケット研究所で買うと高いけど、メルカリで安く買えることが判明。

② 試験中思考停止できるようにHow Toを事前に作る
 試験中は極力思考停止できるようにしたいので、具体的な回答パターンを用意しておく。詳細は具体的な方法を"こちらの記事"にまとめましたので、そちらもご覧ください。この方法で実際にインバスケットでの昇進試験に合格しました。


7. まとめ

意識低い観点でインバスケット試験について調査しました。
インバスケット試験は
・制限時間内に優先案件を判断できるか
・管理職としての行動ができているか
の2点を判定する試験。全部やる時間はなさそう。

優先案件の判断は緊急度と重要度の二軸で判断する。中でも緊急度は低いけど重要度が高いものに気を付ける。
管理職に求められるのは以下3つ
・組織の方針に従って案件を処理できているか
・部下に仕事を投げられているか
・社会(取引先や世間体)の評価を意識できているか

具体的な評価基準は10項目あり、相対評価になる。 


また、以下の記事では合格に向けての具体的なHow Toをまとめています。興味がある方は是非ご覧ください。

https://note.com/yerobu/n/n8229476be9df




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