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中田敦彦のYouTube大学 → クイズスレ ~ワイン編(その2)~(№541)

【はじめに】
この記事では、
・中田敦彦のYouTube大学で、2020年1月にアップされた『ワイン』動画
をベースに、
・5ちゃんねる「ニュース速報VIP板」で開催している「クイズスレ in VIP」で(ウィキペディア穴埋め)クイズを作り、出題した模様をお伝えします。

動画の元ネタにあたる書籍については、こちらです。話題にもなりました、『教養としてのワイン』です。

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ワインに興味の無い方にもウンチクが増えれば良いな、ワインに対する知識が深まれば良いな、という思いから記事を書きましたのでご覧ください。

2.フランスワイン(続き)

この企画、クイズスレでは『ヌーヴォーS』と題して開催しました。
第5回の今年は時期が2か月遅れの1月開催となりましたが、元ネタである「ボジョレー・ヌーボー」に関するクイズから後半戦はスタート!

【 16問目 】
特に日本は、時差の関係から、先進国の中で最も早く解禁の時を迎える(ただし、同じく先進国の【どこ】全域、オーストラリアの一部では、日本より進んだ標準時を採用している)ため、この時のためにワインとしては例外的に空輸される。

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世界標準時よりも9時間早い日本は、「G8」の中では最速。だからこそ同じ「11月の第3木曜日」という日付が最初に来るのもG8の中では日本が最初。

という地理的条件を活かして(利用して)一大イベントに仕立て上げたのが日本の「ボジョレー・ヌーボー」人気です。

【 正解 】ニュージーランド

日本とオーストラリアで同じ時間帯があることは直感的にも分かりますが、ニュージーランドが数時間、日本よりも早い時間帯を採用していることを、脳内で再確認して頂ければと思います。

【 17問目 】
[Alexandros]は、日本のロックバンド。所属事務所はUKPM。
所属レーベルはUNIVERSAL J/RX-RECORDS。
2014年3月までの旧バンド名は、[【 何 】]。

1億回再生突破の『ワタリドリ』を代表曲とするバンド「[Alexandros]」が、かつて、別のバンド名だったことをご存知ですか?

これも、Wikipediaから引用させてもらいますと、

2014年3月25日、……バンド名[Champagne]を改名することを発表した。理由はシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(C.I.V.C.)日本支局からの要請を受けたことによる。新バンド名は3月28日、初の日本武道館公演で[Alexandros]と発表された。

シャンパンの本家本元から「ノー」が突きつけられた旧名というのが、

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【 正解 】[Champagne] (シャンペイン)

です。フランスの商標・名称は非常に厳格なので、日本のバンドであっても非公認のものは許されないスタンスな様です。「バンドの改名」という事象に、背景エピソードがあることを知るだけでも知識の定着度合いは変わってくるはずです。

【 18問目 】
LVMH モエ・ヘネシー・【 何 】は、フランス・パリを本拠地とするコングロマリットである。ユーロネクスト・パリ上場企業。世界最大のファッション業界大手企業体とされる。

そんなフランスのブランドの代名詞的な存在がこちらでしょう。「LVMH」のうち、「MH」がモエ・ヘネシーであることが分かれば、残るは「LV」。フランスで「LV」と略されるものといえば……

【 正解 】LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン

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続いても、ワインと直接関係ない知識からも解ける問題。世界史とか?

【 19問目 】
アルザス=ロレーヌは、フランス共和国北東部の【どこ】国境に近いアルザス地方とロレーヌ地方のうちモゼル県を合わせた地域。

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『まあでも争った歴史があるからヨーロッパの統合の象徴にしちゃおうって精神すごいよね』というレスが本スレには付いていましたが、ワインの産地(ヨーロッパ大陸)としては、かなり東に位置している地域です。

【 20問目 】
【 3択の問題 】です。
“赤”  “白”  “ロゼ”
 
【 何 】ワインの製造法
・マセレーション法(浸漬法)
・セニエ法(血抜き法)
・直接圧搾法
・混醸法
・シャンパーニュAOCの例外

ここでワインの種類を問う3択問題。スレでは、さながら紅白歌合戦の投票みたいになっていましたが、

『ロゼワイン』のあの色の出し方については、上に示した様な製造法に由来するものなんだとか。そもそも「紅白」だけじゃないということを知らなかった方は、そこから今日の記事・企画で覚えていきましょうねー

【 21問目 】
澱引き(【 何 】びき)

発酵が終わったワインは、酵母や酒石(酒石酸水素カリウム)などの澱が沈降するため、セラミックフィルター、遠心分離、濾過、静止などにより澱を分離する。

とここまで「フランス語」を中心にお話ししてきましたが、別に「日本語」だって知らなければ答えられない用語はありますので、そちらから。

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【 正解 】澱(おり)

ワインの瓶で『いかり肩』みたいな形のがあるのは、ボルドー瓶と呼ばれ、澱をキャッチして、グラスに注がれるのを抑える機能があるんだそうです。知らないものですね、どうしてああいう形をしているのかの理由を。個人的には、そういう豆知識をクイズにして雑学を広めていけたらなって思っています。この記事もその一環な訳ですし。

【 22問目 】
【 3択の問題 】です。
“赤”  “白”  “ロゼ”
 
シャルドネ(仏: Chardonnay)は、
【 何 】ワイン用ブドウ品種。
果皮が緑色の種付きブドウである。

そしてまた出てきました3択の問題! 「シャルドネ何ちゃら」というものが巷には溢れていますが、そのオシャレなフランス語の元になっているシャルドネは、元はフランスの村の名前で、『果皮が緑色の種付きブドウ』品種のことを指すのですね。

これは色のイメージから、3択でずばり答えられる方も多そうな問題です。

3.アメリカワイン 編

それでは、ここからNEW WORLDな「アメリカ」ワイン編へと参ります。元動画は引き続き中田敦彦のYouTube大学のワイン動画その2です。

【 23問目 】
ナパ郡は、【 何 】州が1850年に設立された当時の原形郡の1つであり、区域の一部は1861年にレイク郡に譲渡された。
……ナパバレーはワインでたいへん有名である。

という注釈が無く出題されると、今まで全部「ヨーロッパ」「フランス」の話題だっただけに、ピエモンテ州とか色々考えてしまった方も居た様ですが

正解は『カリフォルニア州』でした。アメリカワインの話題です。

【 24問目 】
アゴストン・ハラジーは、ハンガリー・ペシュト出身、【 何 】世紀半ばにアメリカ合衆国に移住した実業家・著作家・ワイン醸造家・政治家。
ウィスコンシン州とカリフォルニア州におけるワイン生産の先駆者であり、「カリフォルニアワインの父」と呼ばれる。

カリフォルニア州といえば、『ゴールド・ラッシュ』で大きく発展を遂げた地。という世界史の知識があれば、この問題行けると思いますよ?

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【 正解 】19世紀

1849年のフォーティナイナーズな『ゴールド・ラッシュ』から少しあって。つい『18』と飛込んでしまいたくなりますが、1800年代はほぼ19世紀です。

20世紀には「ロバート・モンダヴィ」という人物が『カリフォルニアワインの父』と異名されていますが、それより昔、カリフォルニアにワイン製造を持ち込んだのがアゴストン・ハラジーだったそうです。

【 25問目 】
【 誰 】法は、正式にはNational Prohibition Act(国家禁酒法)は、アメリカ合衆国内で禁酒法に関して規定した連邦法。
……法案はウッドロウ・ウィルソン大統領によって拒否されたが、1919年10月28日にアメリカ合衆国議会によって覆された。

アメリカの法律については、よく人名を関したものがクイズでも出題されますが、1920年の禁酒法、さて【 何 】法と言うか、ご存知ですか?

これは単純な世界史というか知識問題ですので、知らない方も居て当然。

正解は、ボルステッド(法)でした。以下、Wikipediaよりの抜粋。

アメリカ合衆国下院司法委員長アンドリュー・ボルステッドにちなんで名付けられた。しかしボルステッドが仕事をしたのは法律の立案よりもむしろ、スポンサーや援助者としてであった。法案を考えて、牽引したのは反酒場連盟のウェイン・ホイーラーであった。

しかし、禁酒法によって改善……しなかったのがアメリカの歴史でした。

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【 26問目 】
時代は狂騒の20年代のアメリカ。……

【 誰 】
本作の主人公。陸軍の将校を経験した後、禁酒法時代のアメリカにおいて酒の密輸に手を染め、若くして富を得る。とはいえ、その多くは謎に包まれており、さまざまな流言飛語が飛びかっている。

『主人公』という一単語を読むと、実在の人物じゃないのかな? と思えるかも知れません。すなわち「アル・カポネ」ではありませんで、正解は……

【 正解 】ジェイ・ギャツビー(Jay Gatsby)
※『グレート・ギャツビー』/スコット・フィッツジェラルド

フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』からの出題でした。

あっちゃんの熱演が見られる動画もとりあえずリンク貼っておきますねー

そしてもう1問、YouTube大学にも取り上げられた作家からの問題です。

【 27問目 】
マーゴ・ルイーズ・【 何 】は、アメリカのモデル、女優。オレゴン州ポートランド生まれ。作家のアーネスト・【 何 】は祖父……

名前のマーゴは、祖父であるアーネストが好んでいたワイン、シャトー・マルゴーから付けられた(マルゴーの英語読み発音が「マーゴ」となる)。

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この名づけ方は、『獺祭』と同じってことかww などと言われていましたが、確かにそうだけどもっと適したたとえがあるでしょ、とは思いつつww

「その1」でも登場した、シャトー・マルゴーが名前の由来という彼女の、ファミリーネームとは? 正解は……

【 正解 】ヘミングウェイ

『老人と海』などで頻出だった【ヘミングウェイ】が正解でした。

【 28問目 】
【 曖昧さ回避クイズ 】です。
 
ルーベンスの絵画については「パリスの【 何 】 (ルーベンス)」を、
ワインの試飲会については「カリフォルニアワイン#パリスの【 何 】」をご覧ください。

……パリスの【 何 】は、ギリシア神話の一挿話で、トロイア戦争の発端とされる事件である。

日本でも、神話に登場する単語が、比喩的に用いられることがありますが、今回はまさしくギリシャ神話がワインの歴史的瞬間になぞらえられた格好。

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『最後の晩餐』と『最後の審判』を混同される方が一瞬迷っていらっしゃいましたが、その気持ち分かります。ちなみに今回の正解は『パリスの審判』でした。

どういう出来事だったのか。それについては、あっちゃんの軽快なトークとともに、「ワイン③」の冒頭部分をご参照ください。

という訳で、残りは2問となりました。

【 29問目 】
【 曖昧さ回避クイズ 】です。
【 何 】は、イングランド発祥の人名
またはそれに基づく企業名、ブランド名。

一般名称
・【 何 】(衣類) - 衣類の一種。フードがついている上着。
・【 何 】処理 - 金属にリン酸塩皮膜を生成させる化成処理。

人名(個人名→ファミリー名のそれぞれ50音順)……
・ロバート・【 何 】 - アメリカ合衆国国籍のワイン評論家。
・ロバート・B・【 何 】 - アメリカ合衆国国籍の作家。

こんだけ情報量があるんですが、かなり取っつきづらいタイプの問題です。「衣類」のヤツから解くのが、クイズスレ的には一番王道でしょうか。

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日常生活で「パーカー」と言えば、おそらく洋品店で買うアレを想像するかと思いますが、ワインの世界において「パーカー」というと、この方のことを指したりもするそうでして、

ウィキペディアには、要出典での感想が書き殴られています。

世界で最も影響力のある[要出典]ワイン評論家であるとされる。

パーカーポイント(PP)と呼ばれるワインの100点満点の採点で知られ、ワインの価格に囚われない評価姿勢で支持を集める(後述)。しかしあくまで嗜好品であるワインが、PPの採点によりあたかも絶対的評価が存在するかのような誤解を世間に広めてしまったことに付いては批判も多い[要出典]。パーカーポイントもまた、あくまでパーカーの個人的好みを表現しているに過ぎない[要出典]。

このパーカー氏のつける「パーカーポイント」が、非常に大きな影響力を持っていて、その点数などに応じて価格が決まってきたりすることもあるんだとか。

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評点が絶対視されることの功罪というのは、どこにもありますが、特にこのワインという商品においては難しい所もありますねぇ。

【 30問目(ラスト) 】
【 2択の問題 】です。
さて、貴方も海外のパーティーの
招待状を貰ったことがあるかと思いますが、

その招待状に 『 BYOB 』 と書かれていた場合、
我が家のワインラックにあるボトルを持ち込んでも構わない。◯か×か。

前半部分は完全に「煽り」ですww 少なくとも私は無いです、招待状ww

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『BYOB』と書かれていたら、その意味は? というのを少し捻って出題。

【 正解 】◯(Bring Your Own Beverage→米レストランではBottle等)

「自分で持ってきてー」てなニュアンス。 参加者の方が仰っていた通り、Beverageの部分は、アメリカなどでは「Bottle」が一般的なんだそうです。

知らなければ調べれば良いし、聞けば良い時代かも知れませんが、こういう風にクイズでマナーを聞く問題をたまに出すのも痛快だったりしてww

クイズスレで出題した30問は以上となります。

【おわりに】

この後、中田敦彦のYouTube大学の動画では、『ルディー事件』についての顛末が紹介されているのですが、クイズスレではそこまで問題が確保できませんでしたので、興味のある方はぜひ、動画をご覧頂ければと思います。

そしてこの中田敦彦さんの動画は、そもそもが専門家ではない人間が話した「入門編」です。本格的に知りたい方や、興味を持った方はぜひ、専門的な知識を持ったプロのソムリエや研究家の方々が作った動画や書籍などを参考にして、見識を広げて頂けたらと思います。

この記事もそうなのですが、あっちゃんの言った内容が正しいのかどうか、とりあえず「ウィキペディア」を通じて調べてみよう、間違っている部分もあるかも知れないから注意しながら、周辺知識を得ていこうと思ってます。

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この記事も含めて、あくまでも「入り口・導入」であると割り切って頂き、詳しく知るキッカケになれば幸いです。

逆にこの記事が、「クイズスレ」という私が参加してるネット掲示板クイズを知るキッカケになっても嬉しいかな、なんて思ったりもしつつ、

この辺で、今回の記事はおしまいです。ぜひ、次の動画、記事そしてクイズ企画をお楽しみに! Rxでした、ではまたっ!

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