yenta がつくりだす偶発的な出会い 〜不足を補ったり、成長したり。人との出会いが自分を拡張する~
yenta を利用して、多くの人との出会い、つながりを持たれた株式会社メルタの岡本 展尚さん。岡本さんの出会いがどんなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。
話すテーマを目印に、人が集まるタイムライン機能
イェンタさん:
岡本さんの自己紹介をお願いします。
岡本さん:
岡本と申します。3D プリントサービス並びに 3DCG の受託制作会社、株式会社メルタで働いています。仕事の役割としては、3DCG のディレクションと会社広報を担当しています。年齢は 29 歳です。人と話すことが好きで、yenta は頻度高く使っています。
イェンタさん:
ありがとうございます。 yenta はいつ頃から使い始めましたか?
岡本さん:
2020 年の年明けから使い始めました。僕は IT スタートアップ向けオンラインサロンの会員で、その主催者が「ビジネスのマッチングなら、yenta が一番。今後より使っていく」と、Twitter で投稿をされていました。その投稿をきっかけに、 yenta を調べて登録しました。その時は新型コロナウィルスが騒がれる前で、週に 1、2 回ほどお会いしていました。
イェンタさん:
当時はどのような課題感をお持ちだったのでしょうか?
岡本さん:
4 年前からタイムチケットというサービスを使って、人と会ってお話しをしていたので、元々人と出会いたいニーズはありました。 yenta も対面式でお話しできますし、お互いのスキルや問題意識を事前に知ることができるので、良いと思いました。実際に使い始めると、他のサービスよりもノウハウやスキルを持っている方が多い印象があり、会社にもメリットがありますし、僕自身の可能性も高めてくれると感じました。
イェンタさん:
人と出会うのに、 yenta 以外の方法と比べていかがですか?
岡本さん:
異業種交流会は誰が来るかわかりませんし、オンラインサロンは同じ問題意識を持つ人が集まりますが、テキストのやり取りが中心になってしまう傾向があります。その点 yenta は誰とどんな話をするかわかりやすいですし、フィジカルなコミュニケーションも取ることができます。
イェンタさん:
タイムライン機能を頻度高く利用していただいていますが、そのきっかけはありますか?
岡本さん:
ランダムのマッチングですと、自己紹介から始まってお互いの理解に多くの時間を割いてしまいます。タイムラインでは、話したいテーマを決めているので、相手も話しやすいと思いますし、僕も満足感が高そうだと気づいたからです。結果的にも、話したいテーマを主題に話し続けることができるので、過ごす時間の質は高いと思います。話したいテーマを目印に人が集まるので、タイムライン機能での募集は看板のような役割だと思います。
イェンタさん:
岡本さんは募集と応募、両方活用されていますよね。
岡本さん:
僕が募集したのは「After コロナ、With コロナでも成長できそうなビジネスのお話しませんか」です。応募したのは「Twitter のフォロワーを増やす」「コーチングを試したい方」など 10 件ほど応募しました。
イェンタさん:
募集ではどんなお話をされたんですか?
岡本さん:
僕が募集した時は、10件応募をいただいて、7 人と会話しました。若い方が多かったですね。自粛ムードが蔓延して息苦しい今だからこそ何ができるか、前向きな会話をしました。
イェンタさん:
タイムライン機能はお使いいただいて、いかがでしたか?
岡本さん:
コーチングや Twitter 運用についてのアドバイスなど、1 時間かけて価値を提供してくださる方は学びも深かったですし、体験価値も高かったです。僕が募集した時は、抽象的なテーマだったのもあり雑談が中心でしたが、今度食事をする約束をするほど仲良くなることができました。
イェンタさん:
コーチングや Twitter 運用など前者はスキルを得られるのでメリットがわかりやすいですが、後者はどんな価値を岡本さんに与えたのでしょうか?
岡本さん:
3 つあると思います。1 つ目はまずストレス解消になります。特に自粛期間中では、人と笑顔で話す時間は大切な時間だと思いました。2 つ目は、思考の整理ができることです。自己紹介や自分の考えを説明する機会があることで自分の考えが整理されて、実際の仕事でも迷いや躊躇なく判断や実行ができたりします。1 つ目は、セレンディピティを享受できます。会話の中で偶然何かを思い出したり、発想するきっかけになります。僕は関連性が無いと思っていたものを結びつけられる能力が知性だと定義しているので、引き出しが増えた感覚があります。
ちょっとした価値を提供し合う、ゆるやかなつながりを持ちたい
イェンタさん:
タイムライン機能以外では、どんな方とお会いしましたか?
岡本さん:
普段、なかなか会う機会の少ない年配の方や役職者の方など、自分と比べてビジネスマンの能力が長けている方とお会いしました。そのような方々に気楽に「会いませんか、ご飯を食べにいきませんか」とお誘いできるのは、 yenta のいいところだと思います。ユニークな方が多く、最近ではスポーツで日本一になった方とお会いしました。
他にも放送作家の方と知り合い、広報担当として企画の相談させていただいたり、人材会社の方に相談して実際に人を紹介いただいたり、実際の仕事でも yenta は役に立っています。
イェンタさん:
印象的な出会いはありましたか?
岡本さん:
僕の母校に通っている高校生の子との出会いですね。ビジネスプランを考えるために大阪から東京に来ていて、その子の募集をタイムラインで見たことがありました。ある日、社長から家事手伝いをしながら居候している高校生がいるという話を聞き、名前を質問したらタイムラインで募集をしていた子でした。その偶然性が面白いと感じ、タイムラインに応募して実際にお話しをしましたが、とても優秀でした。たくさん勉強や情報収集をしていて、その子も含め若い子を応援したい気持ちになりました。
イェンタさん:
偶然が重なって面白い出会いですね。yenta ならではの良さはありますか?
岡本さん:
レビュー機能があるのは良いですね。レビューがあると安全な空間が生まれますし、自然と道徳的な行いをするようになると思います。人に真摯に対応することで、ポジティブなフィードバックが得られるのは、嬉しいですよね。利害関係のない人が自分を評価してくれるので、客観的に自分を証明でき、人材市場の上でも資産になるとも思います。
イェンタさん:
今後は yenta をどのようにお使いになっていきますか?
岡本さん:
ゆるいつながりを広げて、仲間になってくれる人を集めたいです。ちょっと困ったときに、頼ることができたり、自分も解決してあげられる関係を築きたいと思っています。
イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へメッセージをお願いします。
岡本さん:
苦手なことを得意な人に手伝ってもらったり、自分だけでは得られない情報を収集するには、自力で頑張るよりも人と会ってつながりを持ったり、話を聞く方が効率的だと思います。自分が関われる範囲の広さや深さを拡大するのに、yenta は有用だと思います。使って損なことはあリませんので、ぜひ使ってみて欲しいと思います。
岡本さんの yenta の使い方
これまでのマッチング数、興味ありされている人数
岡本さん
どのような人を右スワイプ (マッチングしたい) しますか?どれくらいの確率で右スワイプしますか?
岡本さん:
どんな方にも興味を持ってしまいますが、右スワイプはスワイプ時のテンションによりますね。テンションが高い時は、様々な人と会いたくなりますし、忙しい時はいつもより少なくなります。割合としては、6 割くらいですね。
多い時はどれくらいの人に yenta で会いますか?
岡本さん:
平均すると 6,7 人ぐらいの方とお会いしています。ゴールデンウィーク中は時間もあったので、1 日 5 人と入れ替わり立ち代わりでお話していました。
マッチングした後はどのようなアクションをしてますか?
岡本さん:
お会いしたい方には定型文に一言添えて、自分からご連絡します。自分からご連絡する方が多いです。自粛要請が出されてからは、オンラインでお話ししています。
yenta のハックがありましたら、教えてください。
岡本さん:
「カレンドリー」というの自分の空き日程を簡単に打診できるアプリを併用すると、日程調整が捗りますよ。
yenta の改善点
岡本さん:
タイムラインの検索機能やアーカイブする時の処理ステップが改善されると嬉しいです。あとはタイムライン機能でカテゴリー分けや表示順を変更できるといいですね。