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「演じてみたい」と思うようなワークショップ。


※この記事は、演出助手を担当している土肥氏が寄稿してくれました。


「舞台上で自由であること、演じることってなんだろう」と頭を抱えていた参加者の方たちが、最後の上演を終えたときには全員口を揃えて「楽しかった」と言ってました

僕は見学していた立場なので、出演者の頭の中で何が起きていたのかは分かりません。ただ、上演中みんなが生き生きと舞台空間に存在していて、それを観ていた自分が楽しい、羨ましい気持ちになったことは事実です

「生き生きと」というのはただ我儘になることではなくて、他者に気を遣ったり、時に自分の感情を優先してしまったり、そういう行ったり来たり、という意味で書きました
現実のコミュニケーションのやりづらさ、立ち行かなさがそのまま舞台に乗っているような作品がいつの間にか出来ていて、観ている自分は観客なのか空気なのか分からなくなっていって、不思議でおもしろい体験でした

普段は劇作をしていて、演じることはない、むしろ苦手と思っている自分が、初めて「演じてみたい」と思うようなワークショップでした
演じてみたい、というより「もう演じてたじゃん」っていう。人前では常に自分を演じて、自己演出して生きている、ということを再認識するような
今後自分が戯曲を書いたり演出をする上でも、すごく価値観が揺らぐ体験になりました

コロナなどで最近演劇ができていない人(僕がそうでした)、劇作や演出をしている人にもお薦めしたいです


土肥遼馬
https://twitter.com/FlyMeT0Mars

東京軟弱野菜
https://twitter.com/tokyosoftvege


主宰の長谷川のワークショップの感想

ワークショップ参加者の方々からの感想


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