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2021.2.4 座談会から抜粋した会話。

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今回の内容は譜面絵画代表の三橋さんと長谷川さんの対談です。

譜面絵画 三橋さん →M
長谷川さん →H

H:僕も戯曲を買わせていただいたり、動画を見させていただいたのですが、すごく(僕と)似ていて(笑)。なれそめじゃないですけど、アーティストサポートプログラムというのを僕が運営するこのCHARA DEでやらせていただいているんですけど、そこに三橋さんが応募してくれて、面談させていただいたのが最初で。そこでそんなことをしていくんですかという話をしたら、12か月演劇をやるという僕とまったく同じことを僕よりも先にやっていて。この公演はどういう風に思いついてやろうと思ったんですか?
M:長谷川さんのと似た形になりますが、観客と作品との距離感を考えながら大きい作品を作ろうと思ってですかね。今の時代、いろいろな場所でお客さんを入れてやろうとおもったんですけど、配信に切り替わって、だから今は演劇よりも編集の作業ばっかりしていますね(笑)。
H:譜面絵画の12か月公園の構想自体は4年まえからあったみたいなのですごいですよね。僕はこういうコロナの時代もあってやってみたいと思ったんですけど、そういうわけではないですもんね?
M:会場や環境ごとで作品を考えるということをやっていまして、もともとは平田オリザさんがやっているところから出発していたりするんですけど、舞台上にトイレがあったら実際に公演中につかったりなど、全会場ごとに特性を取り入れながら、会場に戯曲を適合させるにはどういう仕組みが必要なんだろうという思いでやっています。
H:お笑いだと漫才とかは屋内など場所を選ばないので、様々な場所で一本のネタをたたいてショーレースにかけたりするんですけど、そういうのが演劇でできないかなと思って僕ははじめて。で、三橋さんと話した時に音楽のアルバムみたいにつくるっておっしゃっていたじゃないですか。という話で三橋さんの戯曲を買ったら漫才みたいにはじまっていて(笑)
そこまで似ちゃっていますよね。どこでもできるってなるとやっぱり説明じゃないですけど、徐々に体が馴染ませながら芝居をはじめていくっていうことはありますよね。
M:そうですね徐々に会話から演劇まで膨らんでいくことを考えると一番身近なのは漫才っていうのはありますね。


M:クリエイションを12か月やるなかでメンバーは固定なんですか?
H:本当は毎回ワークショップをしてオーディションをやって人数がどんどん増えていったら面白いかなと思っていたんですけど、こうして出会ってみたらすごい素敵な方たちだったので、全部で11人なんですけど当初の予定と変わっちゃいましたけど11人で回しながらやっていきたいですね。譜面絵画さんは譜面絵画のメンバーでやっているんですよね?
M:今は僕が代表で一人と美術担当で一人、制作二人の俳優がふたりでやっています。
エンニュイさんと違うのは毎回会場ごとに人数も変えて行っているところですかね。
H:自分のは当初はネタを強化していくイメージだったんですけど、今集まってくれているメンバーのやりやすい環境を提供したいなと思っていて、なのでその月に出演できる人数で考えています。こういうコロナの時代になっても演劇がやりやすいようなモデルケースを作りたくて。なのでバイトのシフト制みたいにみんなのグループラインをつくって来月出れる人を募ってやっています。
M:永続的って感じがしていいですね。いい感じのゆるさというか。ゆるやかにつながっている感じがすごくうらやましいなって思いますね。エンニュイやCHARA DEのかつどうしかり後続に対する意識がすごいんだなぁって。まだこわっぱなのでこういうのは恐縮なんですけど。
H:まだ22歳なんですよね?
M:そうなんです(笑)うちもそうした風通しのいい環境をつくることは目指していかないとなと思いますね。メンバーが固定なんで。
H:そうですよね。固定にするとみんなが責任を負うかたちになって誰かのせいにしあったりするので、そういったものがなくなるといいですよね。あるいみ登録制でやっています。
次に構成の話をさせていただきたいんですけど、譜面絵画の演劇(12か月の公演を戯曲をアルバムのようにつくる)について教えていただいてもいいですか?
M:譜面絵画の戯曲はいくつか用意した戯曲をセットリストを作る感覚で、戯曲を演者の人に雑感で順位をつけてもらったり、個人的にやりたいものを入れ込んだりしながら、作っていますね。会場に合わせて会場限定曲をやったりもしています。上演の順番も変えたりしたら、見え方も戯曲自体の幅も広がったりするんですよね。情報の順番を変えれば伝わり方も変わると思うので。

対談にはエンニュイの2月公演の出演者も立ち会っていたが、演劇というものが儲からないし稽古もしないといけないというコスパが悪い中で自分たちの生活基盤を崩さずに永続的に演劇を続けていくシステムを作りたくて、公演を企画している青柳さんをはじめ、全員に通底する価値観をみてとれた。


南里亮 
https://twitter.com/nanri_tapeerror

座談会のすべての様子はこちらのアーカイブで↑




Performance of the day
『無表情な日常、感情的な毎秒』
2021-2022​

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2021年2月25日〜28日 CHARA DE新宿御苑
原作・演出 長谷川優貴

【クリエイションメンバー(50音順)】
青柳美希
荒波タテオ
浦田すみれ
小林駿
長井健一
ヨシオカハルカ(演劇ユニットRe-birth)

【会場】
CHARA DE新宿御苑
〒160-0004 東京都新宿区四谷4丁目7-10 小林マンション3階

【スタッフ】
制作:宮野風紗音(CHARA DE/かるがも団地/K-FARCE)
ドラマトゥルク協力:青木省二・南里亮
制作協力:南里亮
主催・制作:CHARA DE/エンニュイ

【タイムテーブル】
2021年
2月25日(木) 19:00
2月26日(金) 19:00
2月27日(土) 14:00/19:00
2月28日(日) 13:00/18:00
*受付開始・開場は開演の30分前
*上演時間は約50分予定
​あらすじ
240年ぶりに時代が変わるらしい。
身体ではなく、魂で生きる時代。
​フィルムのような時代を生きる酩酊した人々の話。


【チケット】
<券種・料金>
劇場観劇チケット【各回10名限定】

(当日精算・日時指定全席自由) ¥2800


配信観劇チケット(事前精算・1週間アーカイブ付) ¥2000
(予約・当日共通価格)

[当日券の販売について]
*残席がある場合、開場時間より劇場窓口にて当日券の販売を行います。
(開演3時間前まではカルテット・オンラインでの予約受付を行っております。ぜひご利用ください。)
*当日券をご購入いただく際、受付にてお客様の個人情報入力用フォームをご案内いたします。ご予約の場合と同じく、お客様のお名前・ご連絡先をご入力いただきます。
いただいた個人情報は、万が一入館者の感染が発覚した場合にのみ利用させていただきます。
ご理解・ご協力をお願いいたします。


<予約開始日時>
配信観劇チケット:1月16日(土)20:00
劇場観劇チケット:1月18日(月)21:00


<チケット取り扱い>
劇場観劇チケット:カルテット・オンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/yennui202102


※劇場観劇チケットは開演の3時間前まで予約受け付けを行なっております。
※感染症対策に伴う個人情報取得のため、1度のご予約につき1枚のみご予約可能となります。

配信観劇チケット ツイキャス プレミア配信

※アーカイブは1週間視聴可能となります。

(例:2月25日19時回→3月4日23:59まで視聴可能)
※配信観劇チケットはアーカイブ視聴可能終了時点まで販売しております。

※リアルタイム配信については、配信状況等の要因でトラブルが発生する場合がございます。ご了承ください。
トラブルのあった場合でも、アーカイブ映像はその箇所も正しく視聴できるものを別途お送りさせていただきます

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