主宰長谷川の3月公演の感想。

どうも。

主宰の長谷川優貴です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、CHARA DEというお笑いコンテンツ制作団体の代表をしたり、スタジオ・ギャラリースペースを運営したりしています。


御来場・ご視聴ありがとうございました。

台本ほぼ一緒なのに先月と全然違いました! 驚きと共に、互いにレベルアップしている感じを実感する日々です。楽しすぎて、時間をかけて苦しみながら作っている人達のことを考えて少し罪悪感が出る公演です。その感覚って洗脳されてきたものな感じがするので消してもいい感じがするし大切な感じもします。結論は出なそう。

今月は、2グループに別れてのクリエイションでした。稽古日数やこのグループ分けなどは、メンバーの人数やスケジュールに合わせて変えています。公演のスケジュールに出演者を合わせるのではなく、出演者の生活に合わせ負担をなくすという考えです。しかし、それにより稽古日数が減るということは、結果負担が増えることにはなります。今後、台詞を覚えたメンバーが増えていって、システムも確立されてきたら楽になると思うのですが、現状は僕らも模索している状態なので、メンバーに負荷がかかってしまうことは申しわけないと思います。

そんな稽古スケジュールだったので、今回はメンバーに配役や構成などを託して両チーム同時進行で作ってみるやり方を試してみました。これは、ワークショップでやったやり方を長期でやってみたものです。

最初、困惑している感じも見受けられましたが時間が経つにつれてメンバーは能動的に動きだしました。結果、どちらの公演もグループごとの個性が色濃く現れるものとなりました。

16日の公演の最初のグループは先月縦に使っていた会場を横に使い、シンプルな空間を作り上げていました。内容も余計な情報は削ぎ落し、哀愁がある大人な感じの公演になった気がします。メンバーの4人が個性ぶつかりまくりなのにまとまっていて凄く面白かったです。

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次の21日公演では、波多野さんが残念ながら体調不良のため当日は参加できなくなってしまいましたが、波多野さんの稽古中の音声を用いたり、波多野さんの話題を出すなどして、色々な偶然が重なって「あの日」にしかできない公演になりました。これは、12ヶ月公演の醍醐味だなぁと思っています。無観客の配信メインになったということで、会場外の風景を映像に取り入れたり、新しい演出や見せ方をその場で取り入れました。波多野さんがやる予定だった役が、小林君が先月やった役だったので瞬時に役を入れ替えたりできたこともこの公演ならではの強度だと感じました。この強度は、やればやるほど増していきます。

舞台セットは、先月に近いが少しすっきりして、エチュード配信でやった雰囲気を取り入れた感じ。構成や雰囲気は16日とはまた違ったゆったりとした感じと暖かさ、それに反比例するように醸し出される諦めというかなんというか無機質な感覚があり、これまた面白かったです。

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また今月の2公演の良いところを吸収して戯曲がバージョンアップするんだなと思ったらワクワクします。ネタを叩いている感覚になってきました。作品もそうですが、とにかく様々な人と知り合えて様々な人が交われる場所になっていることが嬉しいです。

未完成のものを続けてやるという企画が演劇では珍しいのかもしれないです。完成品に美徳を感じないので一年後に完成品を目指しこねくり回すという形をとりました。正直、作品にはあまり興味がなです。とにかく人に興味があります。人が面白ければ作品は面白くなる。だから、その人達が一番輝ける作品を模索していきます。

12ヶ月後に完成品を目指して作っているから従来のルールとは違うので戸惑うところもあります。しかし、そこも付加価値にして楽しめたら観客も巻き込めるのではないかと思っています。とにかく素敵なメンバーが揃ったことに感謝です。

終わった後も、作品のことやプロモーションのことも考えてくれて、初めて力を合わせて作品を作っている感じがしました。本当に感謝です。エンニュイ=人が集まってくる場所という構図がちゃんと出来上がってきています。感謝感謝。

大人になるにつれて信じられなくなる言葉ですが「力を合わせる」という言葉を僕は信じています。たくさん裏切られたし裏切って傷つけたこともあります。だからこそまだ信じています。


12ヶ月の3ヶ月目は初めてチャラデを飛び出して横須賀の飯島商店での公演になります。高良君が生演奏してくれるし楽しみで仕方がないです。

5月は合宿をする予定で、6月に一旦そこまでのベストを出そうと思っています。そして、12ヶ月後には大きな劇場で完成版を公演しようと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。


明日です!!

4月1日15時〜 『無表情な日常、感情的な毎秒』4月公演初回稽古(エチュード公演)有料配信決定!

4月公演メンバーの初回稽古にてエチュード公演を開催!エチュードで生まれたシーンが公演本編にも組み込まれます。

ツイキャスプレミアにて500円!(1週間アーカイブ付)

ご購入



↓この記事を読むと更に公演が楽しくなります。是非読んでみてください。


Performance of the day
『無表情な日常、感情的な毎秒』4月公演


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2021年4月24日・25日 飯島商店
原作・演出 長谷川優貴


【クリエイションメンバー(50音順)】
荒波タテオ
小林駿
齋藤永遠
波多野伶奈
*生演奏:高良真剣


【タイムテーブル】
2021年
4月24日(土) 14:00/19:00
4月25日(日) 13:00/18:00
*受付開始・開場は開演の30分前
*各回ライブ配信あり


【チケット】
<券種・料金>
劇場観劇チケット【各回15名限定】(当日精算・日時指定全席自由) ¥2300
配信観劇チケット(事前精算・1週間アーカイブ付) ¥1500
(予約・当日共通価格)
[劇場観劇:当日券の販売について]
*残席がある場合、開場時間より劇場窓口にて当日券の販売を行います。
(開演3時間前まではカルテット・オンラインでの予約受付を行っております。ぜひご利用ください。)
*当日券をご購入いただく際、受付にてお客様の個人情報入力用フォームをご案内いたします。ご予約の場合と同じく、お客様のお名前・ご連絡先をご入力いただきます。
いただいた個人情報は、万が一入館者の感染が発覚した場合にのみ利用させていただきます。
ご理解・ご協力をお願いいたします。


<予約開始日時>
配信観劇チケット:ただいまより受付開始
劇場観劇チケット:3月31日(木)21:00


<チケット取り扱い>
劇場観劇チケット:カルテット・オンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/yennui202104

※劇場観劇チケットは開演の3時間前まで予約受け付けを行なっております。
※感染症対策に伴う個人情報取得のため、1度のご予約につき1枚のみご予約可能となります。

配信観劇チケット:ツイキャス プレミア配信
<24日14時>
https://twitcasting.tv/hase0616/shopcart/64460

<24日19時>
https://twitcasting.tv/hase0616/shopcart/64465

<25日13時>
https://twitcasting.tv/hase0616/shopcart/64466

<25日18時>
https://twitcasting.tv/hase0616/shopcart/64467

※アーカイブは1週間視聴可能となります。(例:4月24日14時回→5月1日23:59まで視聴可能)
※配信観劇チケットはアーカイブ視聴可能終了時点まで販売しております。

【会場】
飯島商店
〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町1-12
https://www.iijimashouten.com


【スタッフ】
制作:宮野風紗音(CHARA DE/かるがも団地/K-FARCE)
制作協力:アイスラクト(CHARA DE/Duration)/児玉健吾(かまどキッチン)
主催・制作:CHARA DE/エンニュイ

【その他】
・車椅子でのご観劇をご希望の場合は、あらかじめ下記お問い合わせ先にご連絡ください。

【お問い合わせ】
yennuinfo@gmail.com


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