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4月のクリエイションメンバーによる公演の感想。

こんにちは!制作の宮野です。
今回は4月24日・25日に上演した『無表情な日常、感情的な毎秒』4月公演に参加したクリエイションメンバーからの感想をご紹介いたします。

演出助手・南里ラクトの4月の感想


荒波タテオ(Aranami Tateo)

荒波タテオ

プロフィール

1989年5月16日生まれました。鹿児島県出身です。
主な出演歴
・第4回劇団かもめんたる「尾も白くなる冬」
・安達健太郎×倉本朋幸「混沌と」
・加藤綾佳監督作品「かよちゃんのこと」
・テレビ朝日「やすらぎの刻」ハストモトメガネ役 等

趣味は古道具集め。


「12ヶ月、お話の幹は一緒の台本、それをその月々で様々な人間が、様々な場所で出来るのは

裏庭にある、大切な不思議な木を、みんなで育てて、枝葉を、花を、培ってゆく感覚でした。

不登校気味の子が実はお水をやりにきていたり、毎日お水をあげてる人もいたりみたいな感覚です。

横須賀の場所土地、そして音楽も相まって、みんなで歌いながら帰った楽しい放課後みたいになりました。

いつかマスクを外して
校庭でもやりたいです。
本当にありがとうございました。
荒波」

小林駿(Kobayashi Shun)

小林駿

プロフィール

秋田生まれの神奈川育ち。
小学校の時、水戸黄門のパロディ劇で初舞台を踏み、担任の先生に褒められる。その後、中高と演劇部に入り、高校時代には全国大会に出場するも、舞台上で鼻血を出し結果は散々。不完全燃焼のまま現在まで演劇を続けている。なお鼻の粘膜は焼いてもらい、改善。


「ありがとうございました。見てくださった方々は何となくイメージしやすいかもしれないですが、今回公演をした横須賀の飯島商店はめちゃくちゃ一軒家なところでした。遠いから一年に一回しか行かない祖父母の家みたいな、居心地の良さとまだ場に慣れない感じが混在していた素敵空間です。
2月3月とずっと稽古も公演もCHARA DE新宿御苑でやっていて、そこから外に出て本番を迎えるのが初めてだったので、どうなることやらと思っていたのですが、来てみたら、先のような場所だったので、超杞憂でした。
寧ろ演劇で、稽古と公演の場所が違うことの方が個人的には多かったので、今まで通りというか良い方向に転がっていった気がします。
あと結構本番で初めてやるみたいなところは多い公演だった気がします。本番中、お好み焼をつくるシーンがあるのですが、事前一度にも作らず、ぶっつけ本番で作りました。波多野さん作りのけました。凄い。あと音楽で入っていただいた高良さんも、一、二時間合わせただけなのに本番で見事奏でのけた。凄い。ここまで共演者を信頼してのけた長谷川優さん、凄い。すごいよ!!優さん。でも酷い。あまりにも酷だ。ひどいよ!!優さん」


齋藤永遠(Saitou Towa)

齋藤永遠

プロフィール

福島県出身の19歳。福島県立いわき総合高校卒業。桜美林大学芸術文化学群に在学。
高校時代は演劇部と芸術表現系列16期生として演劇に全力を注ぐ。夢はみんなで集まれる場所を作ること。
役者、舞台関係等、お仕事募集中です。
よろしくお願い致します。


「4月公演は、場所もメンバーも変わって今までの公演とは少し雰囲気が違く、自分にとって新鮮な公演になりました。また、台本やメンバー、場所の変化だけでなく、音楽が入るという変化もあったので、やっていて楽しかったです。自分にとってはこの連続公演では初めての有観客公演だったので、いい緊張感の中で講演をすることができたと思います。これから台本がまた変化していくと思うので、変化を楽しみつつ、いろいろと模索していきたいと思います。よろしくお願い致します。」


波多野伶奈(Hatano Rena)

波多野伶奈

プロフィール

1999年生まれ。長野県出身。
大学に通いながら小劇場を中心に活動中。
ヘンテコながら繊細な芝居と褒められたことをずっと喜んでいる。
常に何か悩んでおり現在の悩み事は卒業後の進路。最近のブームは短歌とアイスコーヒー。


「自分でも芝居なのか芝居じゃないのか、始まってるのか終わってるのかわからない中で、上演1時間の最中、感情的な自分も理性的な自分も、家の中を行ったり来たり...粘土をぐにゃぐにゃにするシーンがありましたが、そのまま自分もぐにゃぐにゃになって、誰も気づかぬまま別の誰かに変わってしまったり、どこかにいつのまにか消えててもおかしくなかったな、と今振り返ると思います。笑

それは頭がおかしくなりそうだったとか、そういう意味ではなくて、現実と虚構がシームレスに繋がっていた不思議で稀有な空間があった、という意味で、少しだけ汗を感じる4月の爽やかな横須賀で、そんな変な場所を今回のチームで出現させられた可笑しな達成感を感じてます。

今回実は自分の本当の話をする場面が多かったのですが、全然自分ではない部分も沢山あって、例えば道のど真ん中で大声を出す勇気は自分にはないし、お腹が空いたからってお好み焼きを上演中に焼き始めるなんてこともないし、荒波さんにキレたこともなければ突然たぬきになってしまうこともないんです。それなのにどういうわけか上演中になると本当の自分と自分じゃない自分がごちゃごちゃになって、簡単に現実とフィクションを股にかけていたりして、本当に変な公演でした。ふわふわしているのに芯(真?)は必ずどこかにあってそれに出会うのが毎回楽しかったです。生演奏で参加されていた高良さんの非日常的な音に触発されて場がどんどんと虚構に寄りかかっていく感じをリアルタイムに体感できたのも面白い経験でした。

共演した荒波さん小林さん永遠くんのことは、今まで本人に接しているつもりでしたが、今思い返せばどこまでがフィクションだったのかわかりません。でも、とても皆さんチャーミングで大好きなメンバーでした!みなさん、ありがとうございました。

自分が上演に立ち会ったのはまだこの4月公演が最初なので、これからどんな風に変化して何が残っていくのか、まだまだわかりませんが、4月の風通しの良い飯島商店での記憶を忘れずに、この先ゆきたいと思います。たのしみ。」


2月公演本編無料配信中(※6/27までの期間限定!)

過去公演の動画販売中

↓芸人・ライターの九月さんに4月公演のご観劇レポをいただきました!↓

『無表情な日常、感情的な毎秒』6月公演のお知らせ

無表情な日常・感情的な毎秒_6表確定

無表情な日常・感情的な毎秒_6裏確定

Performance of the day
『無表情な日常・感情的な毎秒』6月公演
2021年6月25日〜27日 北千住BUoY
原作・演出 長谷川優貴
https://www.yennui.com/2021june

【クリエイションメンバー(50音順)】
青柳美希
浦田すみれ
グルパリ
鈴木まつり
てつみち(吉本興業)
長井健一
南里ラクト
二田絢乃
波多野伶奈

【タイムテーブル】
2021年
6月25日(金)     19:00
6月26日(土) 14:00/19:00
6月27日(日) 13:00/17:00
*受付開始・開場は開演の30分前
*各回ライブ配信あり

【チケット】
<券種・料金>
劇場観劇チケット(当日精算・日時指定全席自由) ¥2800
https://www.quartet-online.net/ticket/yennui202106

配信観劇チケット(事前精算・1週間アーカイブ付) ¥1500
https://twitcasting.tv/hase0616/shop

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