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3月のクリエイションメンバーによる公演の感想。

どうも。エンニュイ主宰の長谷川優貴です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、CHARA DEというお笑いコンテンツ制作団体の代表をしたり、スタジオ・ギャラリースペースを運営したりしています。

今回は、3月に参加してくれたクリエイションメンバーの公演の感想をアップしていきます。

主宰長谷川の3月公演の感想

演出助手・南里ラクトの3月の感想

浦田すみれ(Urata Sumire)

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プロフィール

高校在学中より、コンテンポラリーダンスを学ぶ。
現在、舞台を中心にフリーランスで活動。近年の出演作品は、岡崎藝術座『ニオノウミにて』、フジファブリック 『東京』MV等。

3月公演の感想

風の時代、身体のあり方はどう変わるのか。すごく気になってます。もう、ずっと!精神と身体は影響しあってるものなので、どうにかは変わりますよね......?

今回のラストシーンは息が切れるくらいに、自分を揺らしながら歌うことを選びました。もっともっと続けたら、より強めのハイになれただろうなぁ。(宇宙を感じるレベルです)時代の変わり目なこともあり、神的な何かに身をささげるつもりで踊ってました。(演じるとは?)

はじめてだけど、なぜだかはじめてのような気がしないニ田さん・まつりちゃん、先月につづきましての長井さん、3人とご一緒できて楽しかった。時間の流れ方が違うのになぜだか居心地がよい、ほんとうに不思議な期間でした。ありがとうございました。


齋藤永遠(Saitou Towa)

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プロフィール

福島県出身の19歳。福島県立いわき総合高校卒業。桜美林大学芸術文化学群に在学。
高校時代は演劇部と芸術表現系列16期生として演劇に全力を注ぐ。夢はみんなで集まれる場所を作ること。
役者、舞台関係等、お仕事募集中です。
よろしくお願い致します。

3月公演の感想

12ヶ月公演の中での初舞台でしたが、とても楽しく公演に参加することができました。3月公演ではグループに分かれてそれぞれ違う形で公演をしたので、今までとは少し違う感覚でした。これからどんどん台本が進化していくのと思うので、とても楽しみです。


鈴木まつり(Suzuki Matsuri)

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プロフィール

2001年生まれ。三重県出身。立教大学文学部に在学中。
第七劇場『ピノキオ』『赤ずきん』への出演をきっかけに、役者の道へ。
劇評・戯曲の執筆もはじめています。
知らない街を散歩して、知らないお店に入るのがすき。
特技はうどん打ち。太宰に執心。

3月公演の感想

稽古期間は宙に浮いていたようでした。だけれど、その日々はきちんと「日常」としてカウントされていました。
 確かに一週間は特別なものだったけど、わたしはいつもの「わたし」であって。生活を回している毎日の自分と地続きの「わたし」のまま舞台をつくって、お芝居をしていたように思います。

 共演させていただいたのは、会うたびにどんどんすきになっていく素敵なお三方です。
 個性はバラバラで、みんな違う方へ向かって歩いているけれど、出発した建物は同じ、みたいな気持ちでいました。考えていること、感じていることが違っても、お互いにお互いが大事にしている思考や感情が「ある」ことをわかっているような。
 すごく居心地がよくて、そしてたくさん助けていただきました。本当にありがたかったです。

 日常の中に、舞台でつくられたものが侵入してきたのもふしぎでおもしろい体験でした。
 家に帰ってからも、お芝居に出てくる同居人をこころのどこかで待っていて。わがままで、すぐ泣くけれど面倒見のいいわたしの友だちはどこにいったのだろう、とぼんやりしながら部屋でひとり、ベットに腰掛けたりなどしました。

 演劇と生活が限りなく近づいて、日々の中に物語が増えていくようです。きっとこの体験は今回の12ヶ月連続公演でしか味わえないものだろうな、と思います。

 物語に動かされるわたしたちが、これからどう変化するのか、じっくり観察してほしいです。


長井健一(Nagai Kenichi)

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プロフィール

俳優。1996年生まれ。東京都出身。フリーで活動中。
架空畳、ヒノカサの虜、こちらスーパーうさぎ帝国などに出演。
aikoの歌詞に共感しすぎて、自らのことをaikoだと信じて疑わない。
生成りの服ばかり着る。小説や短歌が好き。

3月公演の感想

もうかなり日が経ったので、記憶も薄れてきていますが制作日数がとにかく少なくて(全4回)本当に、毎回緊張感のある稽古だったことだけは覚えています。
我々のチームは4人で、2月からご一緒した浦田さん、初参加の二田さんとまつりさんとのチームでした。
僕の浦田さんに対する信頼は、今月の舞台のクリエーションを通して厚くなり過ぎています。彼女は本当に強い。最強です。美しいし、でもそれより何より面白いが前に出てくる。浦田さんに対する僕の一方的な信頼感で、彼女に鬱陶しく思われてないか不安に思うほどでした。心のATフィールドが厚いのかしら、と思っていたけど徐々に仲良くなれてきている感じがして僕はとても嬉しかったです。
ニ田さんは、ものすごいバイタリティの持ち主。社会人として働きながら、方々で俳優としての活動も行なっています。ちょっと抜けたところが面白かったりとか、作品作りの中で議論についていけなくなった時の正直さとか、メンバーみんなに対する誠実さ、その姿勢をとても尊敬しています。あと、オレンジが似合う!(そして夜の回は二田さん大人気者でした!)
まつりさんは、かぼそくて超弱そう。そこが良い!!(荒波さんや九月さんもおっしゃってました)彼女は作品に対しての向き合い方が直向きで、常に場にも、作品にもいい空気を生み出してくれていました。共同生活のシーンで、僕が好き勝手やるのも受け入れてくれて本当に嬉しかったです。お気に入りの本を交換して読んだり日常のことをたまに報告するくらいグッと仲良くなれました。いろんなものを味方につけることができる、とても素敵な俳優さんです。
皆さんと出会えてよかったです。気持ちのいい稽古、本番でした。
装置をかなりフラットなものにして、雰囲気に頼り過ぎず、シンプルに組み立てる構成が、僕たちに合っていたと思います。それぞれが持つ必殺技を、一発づつ出し合う、みたいな舞台だった気がします。
また皆さんとご一緒した時、どんなふうに構築するか、演技できるか、楽しみです。また、21日チームの出演されていた皆さん、今月はお休みだったメンバーの皆さんとの新たな組み合わせも楽しみです。
そして今、たった1ヶ月近くエンニュイの稽古がないだけで結構寂しいので、早く会いたいなぁ。このやりたい、やっていて楽しい演劇が観るお客さんに僕と同じように伝わると面白いのになと思っています。時間を味方につける演劇だと思います。もっともっと深いところまでいけるよう、頑張ります!


二田絢乃(Nita Hirono)

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プロフィール

慶應大学卒業。高校で演劇に触れ、大学で演劇の沼にはまる。

会社員として働きながら、世の中に貢献すること、

生きることを実感しながらお芝居に還元できるように模索中。

現在舞台や映像作品で俳優としてフリーで活動している。

観たお客様の人生を豊かにする、そんな伝説を残したいという夢に向かって日々精進中。

3月公演の感想

3月公演、観に来てくださった方ありがとうございます。16日出演した役者の二田です。
まず、とても楽しかったです。
そしてあんなに短時間で演出、セリフ、動き全てを詰め込んだ演劇久しぶりでした。大学時代演劇をしてたサークルで「一週間企画」というものがあって、とにかく演劇を一週間で慌てて作り上げる企画があるのですが、あれと似ていました。
というか今回はほぼリアルに20時間弱で作ったものですよね。でもそんな短いとは思えないくらいとても濃厚な時間でした。
あの演出ほぼみんなで考えたんですよすごくないですか笑、作り方は色々まずアイデア言ってみて試してみて、なんか合宿っぽく、学生時代に戻ったみたいでした。楽しかったなあ〜
あとあと、今回の作品の中の1つ「すみません」はわたしのエピソードが元になっているんです。
本当に会社(正確に言うと働いている会社のお客様会社)のPCを落としてしまって、
そのときの謝るという行為についてつらつら喋りました。これを見てたらお客様、本当に申し訳ございませんでした、演劇のネタにもしてるし、すみません。
もちろん落としたことは打ち明けて謝罪しておりますが、このネタにしてる感じバレたら首なのかな、でもそれはそれでおもしろいですよね人生。
まあ、ともかく私は私の話が作品になって私が演じれてとても嬉しいです。
私の演技をしていたい理由の1つに生きていて獲得した感情を成仏したいという思いがありまして、私はとても感情が激しい人間だと最近気づいたのですが、その感情を表現する場所がないと、自分が壊れちゃうんですね多分、もはや何かをいつか破壊します、やばいことになる前に、その前に成仏しておきたいのです。
なにはともあれ、すごく楽しかったです。特に一緒に演じたメンバーの皆様、とてもおもしろい方達でした。生ぬるい海の浅瀬で一緒にぴちゃぴちゃしてるようなそんな感じでした。楽しかった。
次回は何月に出演になるのでしょう。すぐにでも参加したいです。
やっと長谷川さんの作る街の住人になれました。住んで1ヶ月。銭湯の場所を知りたい。
おやすみなさい。


波多野伶奈(Hatano Rena)

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プロフィール

1999年生まれ。長野県出身。
大学に通いながら小劇場を中心に活動中。
ヘンテコながら繊細な芝居と褒められたことをずっと喜んでいる。
常に何か悩んでおり現在の悩み事は卒業後の進路。最近のブームは短歌とアイスコーヒー。

3月公演の感想

悔しくも本番には体調不良で参加できず、当日は布団の中で自己嫌悪に陥っていましたが、配信で見た上演では私の名前や音声が登場していて「私ちゃんとここに存在していたんだなぁ」と胸がグッとなりました。感謝と後悔と嬉しさと恥ずかしさの“グッ”でした。全方向にご迷惑をかけてしまいメンバーの皆さんには本当に申し訳なかったのですが、皆さんの優しさがなかったら心が折れてただろうなとも思っています。降板も初めてで、降板のその後、がある公演も初めてですが、懸命に、かつ無理はせず、頑張りたい、し、優しさを返していけたらと思っています。まずは4月。またよろしくお願いします…!


結木ことは(Yuuki Kotoha)

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プロフィール

1999年1月9日生まれ。AB型。岐阜県出身。
高校生からダンスと歌を学びながら、

美少女図鑑のモデルとして地元で活動をスタート。
上京後は、舞台や番組アシスタントや映像など、様々なジャンルで活動をしている。

3月公演の感想

3月21日の公演に出演させていただいた結木ことはです。
今回エンニュイさんの舞台は初めてでした。
エチュード稽古から始まりエチュードが苦手な私にとっては最初はとても大変でした。
だけど段々とメンバーとも馴染めてきてお互いで試行錯誤しながら作品作りができたので良かったです。
当日は残念ながら5人揃っての公演にはなりませんでしたが、波多野さんの分までみんなで助け合いながら出来たことが良かったです。
このような舞台は初めてで、エンニュイさんのライトを生かした独特な演出と空気感もとっても新鮮で素敵でした。
そして16日チームとほぼ同じ台本なのに全く雰囲気が違って個性が出ていていいなと思いました。
今後どうなっていくのか注目ですね!
ありがとうございました!


ヨシオカハルカ(Yoshioka Haruka)

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プロフィール

演劇ユニットRe-birthの役者兼衣装兼会計兼稽古場管理者兼動画編集者。
生真面目な不器用。
私の心はGLAYさんとハロプロさんとV6さんの3本柱で支えられています。
好きな小説は「皮膚と心」得意なことは「手汗と裁縫」
どうぞよろしくお願い申し上げます。

3月公演の感想

2月公演とガラリと変わった3月公演。
思えば、初めての台本に向き合うような気持ちで稽古していた気もします。
人が変わるとこうも変わるのか…という驚き。
何というか、ただ役をやる人が変わったのではなく、この人がやったらこうなりました。
という感じがとても自然で軽やかだなあと思いました。

3月の公演では年上としてしっかりする!という目標を立てていたのですが、2月からご一緒している小林くんがやはりとても頼もしく、まとめ役をお願いしてしまいました。
小林くんの何が飛び出してくるのかわからないおもちゃ箱のような発想とそれを口にしてくれる素直さにワクワクさせられっぱなしです。
アフタートークの自由さ、面白すぎました。

そして今回初めてご一緒した方々もやはりそれぞれに魅力的な方でした。

まず、同じ岐阜県出身のことはさん。
すごく丁寧な方なのにふとした瞬間にぽろっとラフに喋るのがキュートで、後半になるにつれてそれが増えていくのが嬉しかったです。
岐阜弁で話せたのも楽しかったのでまた地元トークしたいなと思います。

次に、永遠くん。最年少の19歳。
すごく周りに気を遣ってくれるしっかり者。という印象です。
でも佇まいが愛らしくて(拍手の仕方が可愛い)思わずみんなが構いたくなる子だなあと感じました。
永遠くんが気を遣わずにもっとのびのびできるような環境を今後の公演で作っていきたいと思いました。

そして、波多野さん。
最初の印象は髪がサラサラだなー!でした(本当に物凄くサラサラです)
儚げな空気を纏いながら、それでいてまっすぐ芯の通った心を持つ強さが瞳に表れている。そんな方だなあと稽古を通して感じました。まさしく吸い込まれそうな瞳といったところでしょうか。
残念ながら今回は本番を共にすることはできませんでしたが、まだまだ先は長いので。
ご一緒できる日を楽しみにしています。

回数が、人が、思考が、積み重なってミルフィーユのようになっていくこの公演。
これからの層がどうなっていくのかとっても楽しみです。

PS.昼公演にお邪魔した16日チームの作品も4人の個性が爆発していてすごく面白かったです。
あの4人でのひとつの完璧な形。のような気がして、短い稽古期間であそこにたどり着いたのが凄いなあと思いました。
アフタートークのゆるい世界観も好きです。
しかし私の名前がカタカナなことでの弊害が起きていて申し訳ないやら、面白いやら、でした。
本当にすみません…。
名前なんて記号ですのでお気になさらず…!
素敵な公演と楽しいトーク、ありがとうございました!

台本無料公開

過去公演の動画販売中

2月に公演した12ヶ月公演の1回目の映像を販売しております。今後、過去のアーカイブ動画を随時販売していきますので、初回のやつから見てみたいという方は是非!

3月公演の動画は5月10日発売予定です!

4月公演のアーカイブは8日・9日まで販売中!

↓この記事を読むと更に公演が楽しくなります。是非読んでみてください。

今後の予定

5月は、この台本で違う演出を加えて、生配信とはまた違った技法の映像作品を作ります。

6月は、北千住のBUoYで公演予定です。この公演で一旦ここまでのベストを出そうと思っています。たくさんの方に観に来ていただきたいです。

6/25〜27に公演します。詳細は公式HP・Twitterにて後日公開!
お楽しみに。


エンニュイYouTubeチャンネルにも稽古の模様をアップしています。高評価、チャンネル登録よろしくお願いします!




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