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2023年にやりたいこと、それは仮想世界に生きること

皆さん、こんにちは。

MOVEDのアドベントカレンダー2022、12月22日(木)担当します。遠藤と申します。今年は12月8日(木)も担当しました。そのときの記事を読まれていない方は、是非、そちらも目を通してください。お願いします!

https://adventar.org/calendars/7925

さて、年末も押し迫ってきました。師走と書くように頭の良い、器用な方は東奔西走に走り回るのでしょうが、仕事が早くない私の最近は、幸か不幸か、たくさんの仕事(それもMOVED以外の、、笑)に身動きが取れなくなってきて、走ることはもとい、歩くことも満足にできなくなってきています。。

そんな私のような人間は積み木崩しのように、目の前にあるパズルを紐解くしかないのかなと、、冬の抜けるような太平洋側の青空ではなく、晴れ間が見えない日本海側のような曇り空のような毎日を過ごしております笑。

今年(2022年)のもう一つのきっかけ

先日の記事では、ふざけた「カワイイは正義」論をぶちまけましたが、今回はちょっと真面目な、しかしちょっとお遊び的な記事を書きたいと思います。

忙しい私はなかなかゲームをする暇がないのですが、今年ちょっとやってハマった今更ゲームがあります。

モンハンの世界に住む

それがモンスターハンター、略してモンハンですね。もともとゲームは好き(特に、クリアを目指すわけではなく、サブミッションを重ねていくオープンワールドのゲームが好み)なんですが、話題のフォートナイトやFF14などのMMO系(数百人、数千人の規模で遊ぶオンラインゲーム)もやってみるものの、ふーんという感じでハマりませんでした。

ところが、モンハンは久しぶりにハマりましたね。。友達のおすすめでやり始めたんですが、まず恐竜好きな私は小物も含めていろんなモンスターが出てくるのが楽しい。そして様々な依頼でモンスターを倒しつつ、狩ったモンスターを素材にいろんなアイテムを作ったり、料理を作ったり、逆に生息を調査して、卵を孵化してみたりと、いろんなことをモンハンの世界の中でできる。単純に生きるだけではなく、どう生きたいかを選択可能だし、選択肢を増やすには様々なミッションをクリアして糧を得ないといけない。それが何か生きる営みを同じように感じられたんですよね。

今までクリア型のゲームしかやってこなかったのですが、初めてゲームの中でサードプレイス(1つの住む世界として捉えられる)と感じた瞬間でもありました。

サードプレイスとして感じられるもう1つの理由として、仮想世界での身体性もあったりします。どういうアバター(仮想世界で動く自分のキャラクター)を作るか、髪型や服装、動きもどのようにしたいかを細かくカスタマイズできる。これも現実世界ではある程度個人の能力や財力に制限があったりしますが、ゲームの世界だと無限に動かし方・見せ方を選択できるのも魅力だったりしますね。

メタバースに感じる個人の世界を拡げる可能性

最近、Facebookを運営している会社がMetaと名前を変えてから、メタバース(ユーザーがアバターを使って社会生活を送れる仮想世界)が注目を浴びています。メタバースというと、どうしてもVR機器をつないで、コンピュータでつくった仮想世界にアバターとして入っていくという方法論のところに注目が浴びますが、僕はメタバースがもつ意味はそこじゃないんじゃないかと思っています。

人間関係は多層的であるほど望ましい?

たいていの大人と呼ばれる人は、いろんな人間関係の世界を作っていると思います。分かりやすいのは、まず家庭があり、職場があり、住んでいる地域のご近所さんのつながりがあったりというのが、まず古典的というか基本的なところかな。それにお子様がいる方は学校であったり、お子さんの習い事での親のつながりとか、また自分で趣味を持っている方はサークルの知り合いでも関係があったり、複業をやっている方は1つ1つの仕事の中で関係が形作られていたりなど、それぞれのつながりの中で世界を作っていると思います。

FaceboookやTwitterなどのSNSが台頭してきて、それこそオンラインでの関係も増えてきました。良くも悪くも、ネットワークが無限にそこに広がり、つながりとつながりを橋渡すレコメンドエンジンができ、単純なつぶやき、コメント、写真投稿、ショッピング履歴や訪問履歴で、つながりはどんどん網目状に増え、拡がっていく。実は、そのつながりをブワっと広げ、ヒトの目に分かりやすく見せること、それがメタバースと呼ばれるものが目指す本来の目的ではないかと思うのです。

メタバースで描く世界で生きるには

モンハンの世界でできる釣り

古くから人が集うところには政が行われ、それで一人一人に役割・仕事が与えられ、その世界で生きていく糧が与えられる。それは究極的にはメタバースでも同じになってくるでしょう。

モンハンだと(モンハンはメタバースではないですけどw)、狩りをしたり、釣りをしたり、モンスターの生息を調べたりということで糧を得れる。きっとメタバースで作られる世界でも、最初はコンピュータが描ける仮想世界の中で閉じたところに仕事が生まれるのかな(それでも例えば、建築や車などの工業デザインとか、デジタルツインに代表されるセンサー情報を使った仮想シミュレーションなど有効な仕事はいろいろありそうですが)と思います。

でも、最終的には私たちが生きるリアルワールド(現実社会)と、VR(仮想世界)をつなぐインターフェイスをつくっていくことが、メタバースを一過性のブームにしないポイントになるでしょう。

その1つに考えているのが、仮想世界の動作をリアルにつなぐロボットたち。メタバースとは関係ないですが、例えば1つのヒントになるなと思うのが、身体を動かすことができない重度障害者の方たちが、接遇専用のロボットたちを使って、遠隔でカフェでの接遇を行ったという上記ニュース。その他にも、今開発が進んでいるラストワンマイル(近くの配送センターから自宅への配送)を担う自動配送ロボットたちのニュースを見たりすると、ここでの注文なり、大筋の配送はAIを使って自動化はできるものの、最終的な人の目で判断・操作するところや細やかな接遇など自動化ができない部分は、リアルな世界の各所で必要になってくるんじゃないかと思うのです。

ラストワンマイル配送を担う自動配送ロボット

こういう部分を遠隔から、メタバース空間で働く人間が行う。そうすると、例えば、今までは1ミリも動くことができない障害者にもメタバース空間内でリアルとの接点で役割を持つことができるんじゃないかなーと思ったりするのと同時に、コロナ禍でいわれていた現場職と呼ばれる人たちのメタバース内での勤務ができるのではないかと思ったりするのです。

子どものころとは違う夢を目指して

同じ遠隔でも、こういうのはダサいよね(笑)

僕らの子どもの頃は、大人になったらドラえもんとは言わずとも、便利なロボットたち(パトレイバーくらい?)が周りにいて、車は自動で動くのは当たり前で、下手すれば空を飛んだり、宇宙には定期的に行けて、AIで料理とか、家事とかほぼほぼ自動で何でもしてくれるような未来を夢見ていた方が多いんじゃないかと思います。

そうした未来像って、今から見ると高度経済成長の延長で、無限に資源やエネルギーが作られることが前提になっているところがどこかにあって、技術進歩も当然なんだけど、経済も含め、どこか有限であることを現代人たちが悟ったときから、上記のような未来像は夢のまた夢だと知ることになりました笑。

でも、そうした絶望した大人たちも、今の子どもたちにどういう未来を魅せてあげることができるのか、その1つの開拓地になっているのがメタバースだと僕は(今は)信じています。

師走に走れない僕が言うのもなんですが笑、2023年はこうしたメタバース、デジタルツインの世界で、ここ10年食えるような飯のタネを探していきたい。きっかけは有言しないと訪れないので、アドベントカレンダーを機会に書いてみました。

皆さんは、2023年どんな夢を持っていますか?

【追伸】
僕も勉強中ですが、メタバースのおすすめ本として、以下の2冊はすごく参考になるので興味のある方は是非!!
























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