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【イタリア滞在記:2023】5月20日(土)ー同居のつらさ

イタリアに来て、はやくも1ヶ月が経ちました。

ここ数週間、ずっと天気が悪く、天気に左右されがちなメンタルもかなり不調でした。

とくに、R母の家はHSPの私にとってストレスになることが多く…。例えば、

  • キッチンまわりが汚い:まな板はでかくて重すぎて毎回洗えないので、スポンジやふきんで拭き取り形式。ふきんはテーブル用と掃除用は特に分かれていないので、汚いふきんでテーブルを吹いている可能性大

  • 床が汚い:猫や犬がいるので、毛が落ちていて、ときおり舞い上がる。とくにR母は犬の毛が大量いついているブランケットを、室内でバサバサすることに抵抗なし(私は食事中だったんだけどな…)。

  • 冷蔵庫が汚い:冷蔵庫は食糧部屋的な、キッチンやリビングとは別の部屋にある。その部屋に普段使わない食器や掃除用具、オリーブオイル貯蔵など、パントリー的な場所にある冷蔵庫。いつ掃除されたか分からない、汚い手で誰かが開けた形跡のある、開けるのがいつも恐ろしい冷蔵庫。

  • 手拭きタオルが汚い:手拭きタオルといっても、食器拭きと兼用。かつ、オーブンの取手に欠けているため、オーブンを開けるたびに床にタオルがつく始末。また、動物の毛がついたR母の服と一緒に洗っているので、ときどき、タオルに毛がついたまま。

  • 車の車内が汚い:農家暮らしなので、汚い靴や服でそのまま乗るので、足元には土が、シートには動物の毛がついている。そのほか、ダッシュボードの上や全体的に表面に土埃がかぶさっている。

などなど、あげたらきりがありません。

私は、台拭きと食器拭き、掃除用のタオルなどは別々に分かれて暮らしていたためそれが当たり前だと思って暮らしていたので(実際、Rと暮らす我が家でも同様)、掃除用と台拭きが一緒くたになっている現状にストレスが…。しかも、家にたくさんの人が出入りするため、ルールを固定化することもできず、せっかくきれいな布巾を出して使っていても、誰かがそれで掃除したりすることもあって、諦めるしかありません。。

R母としては、「田舎の暮らしだから常にピカピカは無理!」という持論を持っています。もちろん、家の中は靴で暮らす生活だし、その靴は畑にはいていく靴だから、床が汚くなるのはわかります。問題はそこじゃないんです。

問題は、定期的に掃除しないことなんです泣

車も汚くなるのは分かります。でも、明らかに表面にある土埃は何年も掃除していなかったから。家の中も同じ。定期的に掃除していたら、「触りたくない…」なんて思うことも、もっと減るはずなのに、掃除しないからどんどん埃が溜まる一方なんです。そして犬の毛もほこりをまじって、毛の塊がふわっと中に舞ってもなんのその。。

滞在させてもらってる身なので、表立って文句はもちろん言いませんが、私には暮らせる場所じゃないな、と痛感しながら過ごす1ヶ月でした。
というか、R母が家を仕切っている限り、R母のスタイル(衛生レベル)で暮らせる自信はないのです。田舎暮らしが問題というより、衛生レベルに改善の余地がないのが問題だなと感じています(Rと同居した時も愕然としましたが、Rは一生懸命、私のレベルに近づけてくれる努力をしてくれます。R母にそれはなし)

また、親と暮らすもどかしさもあります。

もちろん、1年に1回しか帰らないからRもR母を手伝いたい思いもあると思います。でも、R母中心の暮らしなので、R母の都合に合わせてこちらが動かなきゃいけないのが私にとっても、Rにとってもストレスになっています。そして、そのこと(まわりを巻き込んでいること)に自覚がないR母もまた悩みの種。

airbnbもあるし(ゲストの到着に合わせて部屋の掃除や洗濯をする必要がある)、ウーファーたちもいるし(駅までお迎えや食事ごとの話し相手など)、R母以外にも、外部的な要因で予定や行動を変えなければいけなくて、私たちのリズムで暮らせないことが何よりも辛い。

日本での私たちの暮らしはいたってルーティーン化していて、予定があれば事前に調整して、事前に把握することが多かったので、こうしてまわりにひきずられた暮らしがしんどいのです。

二人だけで自由にのんびり過ごせる時間がかなり限られているし、R母の自覚のなさや、ちょっとした性格の不一致、衛生レベルなど、歩み寄れる気がしないので、今後、この家で一緒に暮らしていくことは、80%諦める気持ちに変化しました。これはRも同じで、同居は無理だねっていう結論に至っています。

でもR的にはイタリアの田舎で子育てしたい思いがあるようで、同居じゃなくても近場に家を借りて暮らす姿を描いています。私は、正直、今年の滞在では、自分のストレスマネジメントで手一杯で子育てしながら田舎暮らし♡なんて思いはふっとび、もう日本で実家の近くで子育てでもいいかも、なんて思い始めています笑

日々、Rとも将来図については話し合っていますが、まあ子どもがいないなかで話し合うのにも限界があるので、ほどほどにしています。

でも、夜ホタルを見たり、Rが通っていた演劇クラブでの思いで話を聞いたり、ピザを持ち帰って海辺で食べたり、そんな時間をRと過ごすと、こんな暮らしをできたらいいなあ、やっぱり思います。

子どもにRの思い出話をしたり、ときには楽して海岸でお持ち帰りピザをみんなで食べたり。野生動物を見るために夜ひっそり待ち伏せしたり、犬が放し飼いにされていて、犬から子どもがやさしさを学ぶ暮らし。

まあ、結論は出ませんが、あと2ヶ月、いい時間を過ごせるよう私も精進していきます!

お持ち帰りピザ。サイズがおっきい!
波打ち消しブロックの岩を歩み進めて先端まで行ってピザを食べました。

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