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上半期の人気コスメは、“マルチユース”なプチプラアイテム!「女子高生・女子大生ベストコスメ大賞 2021SS」を発表

女子大生・女子高生のリアルな価値観やトレンドを発信するマーケティング集団「Trend Catch Project」が、全国142名の女子学生を対象にアンケート調査を行いました。それが、「女子高生・女子大生ベストコスメ大賞 2021SS」です。

女子高生・女子大生がリアルに使っている2021年の春夏ベストコスメを、ランキング形式で発表いたします!

■部門一覧(全11部門)

・日焼け止め部門
・下地部門
・ファンデーション部門
・ハイライター部門
・アイシャドウ部門
・アイライナー部門
・マスカラ部門
・グリッター部門
・アイブロウ部門
・リップ部門
・チーク部門
※調査結果をご紹介いただく際には、「Trend Catch Project 調べ」と注釈を記載ください。

「女子高生・女子大生ベストコスメ大賞 2021SS」ランキング一覧

※本ランキングの画像は、「特になし」以外の全てがInstagramの投稿画像です。ご本人様の承諾をいただいた上で使用しております。

1.ベースメイク

<日焼け止め部門>

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1位 スキンアクア「トーンアップUVエッセンス」(61票)
(画像提供:@kamichan_raycassin 様)
2位 ANESSA「パーフェクトUVスキンケアミルク」(18票)
(画像提供:@ri77ma118.77 様)
3位 特になし(15票)

<下地部門>

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1位 CEZANNE「皮脂テカリ防止下地」(35票)
(画像提供: @m_0613 様)
2位 laroche-posay「UVイデアシリーズ」(30票)
(画像提供:@mayucha_9 様)
3位 特になし(29票)

<ファンデーション部門>

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1位 特になし(52票)
2位 CLIO 「キル カバー ファンウェア クッション XP」(22票)
(画像提供:@i_iosca 様)
3位 MISSHA 「M クッション ファンデーション(モイスチャー)」(15票)
(画像提供:@satomi_1021 様)

<ハイライター部門>

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1位 CEZANNE 「パールグロウハイライト」(72票)
(画像提供:@mofu.mofu27 様)
2位 特になし(42票)
3位 THREE 「シマリング グロー デュオ」(12票)
(画像提供:@traume.__ 様)

【解説・考察】

<日焼け止め部門>

1位の「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」は、紫色で透明感が得られると評判の品。他に圧倒的な差を付けました。2位のANESSA「パーフェクトUVスキンケアミルク」は日焼け止め効果の高さが人気の理由のようです。4位以降にはばらつきが見られます。SPFやPAの値、テクスチャーがさまざまで、ニーズが分かれることが理由の一つかもしれません。

<下地部門>

上位の2つが他と圧倒的な差をつけてランクインしました。昨年度2位にランクインしていたCEZANNE「皮脂テカリ防止下地」が1位、昨年度3位にランクインしていたlaroche-posay 「UVイデアシリーズ」が2位にランクアップしました。マスク生活の中で、より機能性とコストパフォーマンスを重視して下地を選ぶ人が多くなったことがこのような結果に繋がったのではないでしょうか。

<ファンデーション部門>

コロナの影響か、「特になし」が1位でした。2位は昨年度1位のCLIOの「キル カバー ファンウェア クッション XP」、3位は昨年度2位のMISSHA「M クッション ファンデーション(モイスチャー)」でした。崩れにくくカバー力が高い2つのクッションファンデが人気を保持した形です。その一方で「脱ファンデ」の広まりもあります。シカクリームやカバー力の高い化粧下地を使ってノーファンデメイクをする人もいて、ファンデーションは全員が必ずしも使用するわけではないようです。

<ハイライター部門>

CEZANNEの「パールグロウハイライト」が格別に人気であることが分かりました。手ごろな価格と発光するような輝きが人気の理由のようです。3位にはTHREEの 「シマリング グロー デュオ」がランクインしました。ハイライターとして自然なツヤ感を演出するばかりでなく、アイメイクやチークなどにも使用できる汎用性が魅力です。お得感のある品なので、デパコスの中では学生の人気が集まりやすいと言えるでしょう。

2.アイメイク

<アイシャドウ部門>

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1位 CLIO 「プロ アイ パレット」(37票)
(画像提供:@mayuko_hi_ 様)
2位 excel 「スキニーリッチシャドウ」(24票)
(画像提供:@aya_tktk_ 様)
3位 CANMAKE 「シルキースフレアイズ」(17票)
(画像提供:@chibikko0631 様)

<アイライナー部門>

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1位 Love Liner Liquid(49票)
(画像提供:@a.b.o_703r 様)
2位 CANMAKE「クリーミータッチライナー」(31票)
(画像提供:@cosmemorymory 様)
3位 KATE 「ダブルラインエキスパート」(20票)
(画像提供:@_980205 様)

<マスカラ部門>

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1位 ヒロインメイク「ロング&カールマスカラ アドバンストフィルム」(40票)
(画像提供:@a.b.o_730r 様)
2位 特になし(26票)
3位 CANMAKE「クイックラッシュカーラー」(24票)
(画像提供:@yunkoyogashi_cosme 様)

<グリッター部門>

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1位 特になし(80票)
2位 rom &nd 「リキッドグリッターシャドウ」(21票)
(画像提供:@nanamin_pall 様)
3位 CipiCipi 「グリッターイルミネーションライナー」(8票)
(画像提供:@pika0x0 様)

【解説・考察】

<アイシャドウ部門>

昨年と同様、1位から3位全てのアイテムがパレットです。昨年2位、今年1位のCLIO「プロアイパレット」は「組み合わせが色々あり、場面や服ごとに選べる」「カラーが多くバリエーションが豊富」と支持を集めました。これ一つでメイクのバリエーションが増えることが、人気を伸ばした一因かもしれません。
CANMAKE「シルキースフレアイズ」は昨年1位から今年3位に、昨年3位のETUDE HOUSE「プレイカラーアイズ」は4位になり、2位には新しくEXCEL「スキニーリッチシャドウ」がランクインしました。これらの動きからアイシャドウとして人気の出る価格帯がやや高くなっていることが分かります。

<アイライナー部門>

1位と2位は昨年と変わらず。不動の人気です。「簡単に引けたのが良かった。(ラブライナー)」「滲まず落ちなかった。(CANMAKE) 」といったコメントが多数寄せられていることから、描きやすさと落ちにくさが評価されていることが分かります。今年から二重や涙袋を強調するアイテムも選択肢に加えたところ、3位にKATE 「ダブルラインエキスパート」、5位にCEZANNE「ふたえ強調アイライナー」がランクインしました。

<マスカラ部門>

昨年に引き続き、ヒロインメイク「ロング&カールマスカラ アドバンストフィルム」が1位にランクインしました。「ボリュームがしっかり出る所が良い」「塗りやすい。綺麗に伸ばしてくれる」とコメントが寄せられていることから、塗りやすさや仕上がりが評価されていることが分かります。昨年2位のCANMAKE「クイックラッシュカーラー」は3位でした。「自然に仕上がる」とのコメントが寄せられました。昨年3位だったメイベリンニューヨーク「ラッシュニスタ N」は、今年は6位でした。

<グリッター部門>

コロナ禍で毎日マスクを着用する中、華やかさを演出したり雰囲気を変えたりするアイテムとして流行しています。RirimewやCipiCipiなどから続々と新作が登場し、商品数も増加しています。その一方で、1位は「特になし」という結果になりました。

アイシャドウはパレットが主流で、その中にラメ入りのものが含まれていることが多くあります。グリッターの範囲をパレットで賄うことも可能であるため、グリッターは必需品とまでにはなっていないようです。

2位のrom&nd「リキッドグリッターシャドウ」は「筆が小さくピンポイントにぬりやすい」というコメントが、3位のCipiCipi「グリッターイルミネーションライナー」からは、「ラメの大きさが大きすぎず小さすぎず使いやすい」というコメントが寄せられました。グリッターはラメの綺麗さと筆の細さがポイントのようです。

3.その他ポイントメイク

<アイブロウ部門>

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1位 KATE 「デザイニングアイブロウ」(41票)
(画像提供:@a.b.o_703r 様)
2位 Heavy Rotation 「カラーリングアイブロウ」(39票)
(画像提供:@aki___9920 様)
3位 excel 「パウダーアンドペンシル アイブロウEX」(22票)
(画像提供:@mn_ii 様)

<リップ部門>

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1位 rom&nd 「ジューシーラスティングティント」(52票)
(画像提供:@kamichan_raycassin 様)
2位 特になし(18票)
3位 M.A.C 「リップスティック」(12票)
(画像提供:@ruka.0530 様)

<チーク部門>

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1位 特になし(69票)
2位 CEZANNE 「ナチュラル チークN」(28票)
(画像提供:@__mmmmoon 様)
3位 CANMAKE 「グロウフルールチークス」(13票)
(画像提供:@1124_as 様)

【解説・考察】

<アイブロウ部門>

アイブロウパウダー、ペンシル、マスカラがそれぞれランクイン。人気アイテムに共通するのは、「コスパの良さ」と「描きやすさ」。特に1位のKATEについては、「ノーズシャドウにも使えて便利」と時短メイクの必需品としても人気があります。最近「眉毛の色を明るくすると垢抜ける」とも言われることからか、アイブロウマスカラは発色の良さが重視されているようです。

<リップ部門>

昨年は1位から3位まで全てのアイテムがティントでしたが、今年はrom&ndのみランクイン。4位はOPERAのリップティントと、CHANEL「ルージュココシャイン」が同率となりました(11票)。昨年は落ちないリップの需要が高まり、ティントがランキングを独占しましたが、次第に定番化しコロナ以前から人気だったリップと人気を分かつようになりました。

<チーク部門>

CEZANNE「ナチュラル チークN」とCANMAKE「グロウフルールチークス」が、昨年同様ランクイン。プチプラで発色が良いことが人気の理由のようです。「特になし」が多くの割合を占めていたり、昨年3位にランクインしたCLINIQUE「チークポップ」が今年はランキング外となった背景には、チークそのものへの関心が薄れ、チークを使わない人やプチプラアイテムで賄う人が増えていることが影響しているのかもしれません。

総評

<ハイライター部門>の3位に汎用性の高いデパコスがランクインしたこと、<アイシャドウ部門>にランクインした全てのアイテムがパレットであること、<グリッター部門>でグリッターが流行っているにも関わらず「特になし」が1位だったこと、<アイブロウ部門>の1位がノーズシャドウにも使えると話題のパウダーであることから、複数の用途で使える”マルチユース”なアイテムが人気を集めていることが分かります。また、価格帯に関しても、気軽に試せるドラッグストア等で気軽に購入できる価格のコスメが人気と考えられます。

昨年に引き続きオンラインメイクやマスクメイクに使えるアイテムが人気を集めていますが、コロナ前に人気だったアイテムも再び使われ始めているようです。

トレキャがPodcastチャンネルを開設!第一弾放送を公開

この度、Trend Catch ProjectのPodcastチャンネルを開設しました。第一弾の放送テーマは「女子高生・女子大生ベストコスメ大賞 2021SS 座談会」です。

本記事の解説および学生のリアルな感想を語っておりますので、ぜひチャンネルをフォローして放送をお聴きください。

「女子高生・女子大生ベストコスメ大賞 2021SS 座談会」

■過去のランキングはこちら

「女子大生ベストコスメ大賞 2020SS」

「女子高生・女子大生ベストコスメ大賞 2020AW」

<調査概要>
調査名:「2021年春夏ベストコスメ」に関する調査
調査期間:2021年5月15日(土)~ 2021年6月4日(金)
調査方法:インターネット調査
調査対象: 女子高生・女子大生
回答件数:合計142件

【本件に関する問い合わせ先】
RooMooN株式会社 広報
メールアドレス:press@roomoon.jp

女子大生・女子高生マーケティング集団「Trend Catch Project」について

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「Trend Catch Project」は、2018年10月に発足した女子大生・女子高生マーケティング集団です。参加している学生主導で活動を行い、企業様へのマーケティング支援やトレンド発信を目的に、日々活動しています。

現在、関東・関西を中心とした高校生・大学生・短大生・専門学生が約80名ほど所属。今後さらに規模を全国に拡大し、女性のライフステージに合わせたリアルな意見を社会に向けて発信していきます。

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