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物書きが上手くなりたい

趣味が物書きという人を見ると尊敬の眼差しを送らずにはいられない。
私自身、文章を書くのが好きではないからだ。

noteをはじめたのは少しでも文章を書くことに慣れたいと思ったからである。
紙のノートに、あるいはipadに日記を綴っても良いのだが、他人の目がないとモチベーションを保てない私にはnoteがぴったりなのかもしれない。

Twitterも考えた。あー、今は「X」か。
(イーロン、周りが「X」呼びにシフトしていっても私はずっとツイッターって呼ぶ予定だから。まあ許せ。)
Twitterの長所は整っていない短い文章を気軽に発信できるところだ。
しかし、文章を書く練習をするのなら長文が書けるnoteにしようと思ったという訳だ。
Twitterは私にとって一番馴染みのあるSNSであるがゆえなのか、利用人口が多いからなのか、もし自分の投稿が誰からも反応をもらえなかった場合にいたたまれない気持ちになってしまう気がした。
3個くらい連続で投稿して、何も反応がなければアカウントを削除しているだろう。(ほぼ経験談)
人で賑わうビーチにひとりで遊びに行ったら私のことなど誰も気にも留めてはいないことに気がついて、到着して30分でおずおずと家に引き返す感じ。

対してnoteはどうだろう。
「有益な情報が多いシンプルで使いやすそうな、検索結果に出てくるとなんかクリックしたくなるサイト」
というのが私の中でのnoteのイメージだった。
noteを開設して数日経った現在もそのイメージは変わらない。
新しい発見だったのは、私のような新参者の投稿も存在に気づいて反応がもらえる風通しの良さ!!
たまに愚痴を吐き出したかったりぼやきたい時も「つぶやき」機能で解消できるのも良い。
noteにして正解だったのかもしれない。


しまった…。ここまで書くのにかかった時間を測っておけば良かった。
私が文章を書くのが好きではない理由の一つが時間がかかるというところだ。
伝えたいこと・文章として残しておきたいことは頭の中にあっても、それを文章として形にするのに時間がかかる。得意でもないのにこだわりが強いから。


最近ハマっていることがある。
女性作家のポッドキャストを聞くことだ。韓国の。

ポッドキャスト"여둘톡"作家キムハナ、ファンソヌ


"여자 둘이 살고 있습니다" (邦訳『女ふたり、暮らしています』)の著者である作家キム・ハナと作家ファン・ソヌの「好きなことについて好きと言います」。

"여둘톡" 「ヨドゥルトク」     "여자 둘이 토크하고 있습니다"

恋愛関係でもただのルームメイトでもなく人生のパートナーとして同居中の2人の作家がテーマを掘り下げる非常に濃いポッドキャスト。2時間越えのエピソードもある。
テーマはライフスタイル、結婚、仕事、運動、人間関係、食事、環境など幅広い。多分。

左から作家ファンソヌ、作家キムハナ 出処:作家Instagram
作家キムハナ、ファンソヌが猫たちと暮らす家 出処:キムハナInstagram

聞いているだけで胸の辺りにガムのようにへばりついていた不安や焦りが剥がれていくのを感じる。
特にテーマが人間関係や生き方のエピソードは、今の私にとって精神安定剤のような役割をしている。

作家が職業である彼女たちの話はいつも面白い。
どうしてこんなに話が上手いのだろうか。
ハッとさせられるような言葉がすらすら出てくるのだろうか。
私もこんなふうに話してみたい。

いつかこの2人の作家について、他の韓国女性文学についても文を書いてみようと思う。

彼女たちのポッドキャストを聞いていれば回復に向かうのではないかとさえ思えてきた。
今はまだ医者に頼る段階ではないのかもしれない。
静かに、焦らず、物書きをしながら自分を待ってみようと思う。


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