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年始の振り返り

↑こちらの続きです。

●1/1(月)
年始は年始でミサがある。おせちとお雑煮をいただいた後、家族で教会へ。
その後、叡電で貴船神社へ行った。叡電に乗って出かけるのがこの年末年始の目標だったので。境内までは大行列、おみくじを買うのも大行列。我々は列の隙間から軽く覗いただけで満足して帰ったけど、初詣に来ている皆さまは寒い中並んでお祈りして帰るんだと思うと頭が下がる。小雨も降り、冷えて疲れてしまったけどたっぷり歩けて満足。

2本の杉の木が途中から合体したという御神木、連理の杉のポーズを弟と



帰りの車内、信号待ちをしているときにウワンウワンと横揺れ。車が壊れたのかと思ったけど、姉がつけてくれたラジオ放送で能登で地震が起きたと知る。珠洲に帰省している幼なじみと連絡が取れず、ただただニュースを観続けるがどうしようもできない。テレビをつけたままお寿司を食べ始めるけど、情けなくもおいしい。
18時を過ぎて幼なじみから連絡があり、家族全員無事で避難所にいるとのこと。ちょっとほっとして、ちょっとだけ泣いた。父は酔っ払っていて、あんなに楽しみにしていたお寿司を食べずに寝てしまった。

●1/2(火)
午前中は筆ぐるめを開けて母用の年賀状を作る。各地からの凄惨な映像が次々に報道されるが、珠洲の様子はなかなか映らない。昼過ぎ、幼なじみからLINE電話があったのに取り損なってしまった。どうにかスマホを充電できたらしい。話したいけど貴重な電池だし、メッセージを送るだけにしておいた。
夕方、母と姉と3人で賀茂川散歩。凧揚げをする家族、川に石を投げて遊ぶ小学生などお正月の賀茂川沿いは大賑わいで、その分、鳥がいない!みんな静かな場所へ避難してしまったんだ。迂闊でした。夜、再放送されていたVIVANTの第1話を観て盛り上がる。

●1/3(水)
辛いニュースばっかりだけど過ごしている。朝10時ごろ家を出てバスで今宮神社へ行った。神様に挨拶した後、辰年のおみくじを購入。張子のような小さな龍におみくじが紐で括り付けられてるんだけど、1匹だけ紐が緩んでおみくじが外れてるやつがいたのでその子にしたら見事、大吉だった。母が「あなた、こんないい結果のくじを落っことしてたのね!」と喜んでくれた。

何も見ていないような目がかわいい

大徳寺へ移動。ここも混んでるだろうと思ったら意外と空いてたし本殿も見学できないようになってて、そういえばお正月はお寺じゃなくて神社か…と気づく。瑞峯院のお庭は向かいの木々に鳥が見える素敵なところで、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラなどバードウォッチングも楽しめた(私たちはどこにでも双眼鏡を持っていく)。砂は海のような美しい模様になっています。

水を嫌がるニャッキ

途中、弟の方からおならの音がしたのでキッと睨んでみたら、違う!と。濡れた石を踏んだときの音だったらしいけど、あなたの言うことじゃなかったらとても信じられないくらいのおなら音だったよ。他にも見るところがいろいろあったけどお腹が空いたので、またの機会にして喫茶店でお昼。夜はみんなで力を合わせてビビンバ丼を作り、VIVANTの第2話を観て寝る。

●1/4(木)
朝イチで東寺へ。混んでると思って早く行ったけど、雨だし朝だしあんまり人がいない。五重の塔の内部に入ったりと、ゆったり観て回って満喫。観智院ではカコーンという鹿おどしの音を聴けたほか、襖に描かれていた四季の絵がとても美しかった。特に、背景を塗らないことで雪を表現した冬の絵。

菩薩様たちに踏まれていた鬼が、おみくじに

夜、能登から関西に帰ってきたという幼なじみと電話。帰る場所があるのが心苦しくて避難所から逃げるように去ってきたと話す。彼女が、私には想像もできないような辛い出来事をたくさん目の当たりにしたんだろうことが本当に辛い。とにかく無事に帰ってきてくれて良かった。VIVANTの第3話を観て寝る。

今年の抱負はまだ決めてないけど、こんなに悲惨なことが起こるともう何もいらないというか、決めなくていい気もしてきます。でも今一つ思ったのは、人の話をよく聞いていきたい。(本当のことを言うと足も速くなりたい。年末、逃走中を見て、足が速いってかっこいいなと思ったから)

東寺にいるとき、虹が出ました

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