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コンビニ人間

おはようございます

深夜の1時半頃
なんとなく寝れなくて
お腹が空いたのかなと思って
一番近くのコンビニに行きました

そこはミニストップで、少し先にローソンとセブンイレブンが見えました

ミニストップはわたしが以前住んでいた地域にはなくて
入る機会があまりありません
カップ焼きそばとお酒とパンを買って帰宅

眠くなるまで本でも読もうと思って
「コンビニ人間」を読み始めました

この本は一言でいうほど簡単じゃないけど

人間の醜さなどをコンビニという職場と家族、友人という人間関係の中で表現した物語です

ネタバレとかはせずに
淡々と
感想を書こうと思います

そもそも何でこの本を取ったかというと
何かの本で紹介されていたんだと思います

コンビニに行ってお酒を買って
カップ焼きそばを頬張った後に読む本ではないというのも
補足させてください

でも深夜2時から読み始めて4時過ぎには読み終えてしまうくらい
夢中にさせられる内容でした

読む人によってはあまり受け入れられ難いのかもしれませんが
わたしにとっては本当に面白くて
ここ最近では一番です

読後感が良いかと言えばそうでもないんだけど


仕事が楽しい
別に主人公はそう思っているわけではなくて
ちゃんとやるべきことが決まっていて
そのマニュアルや考え方、方針の定まっている中で
ようやく「まともな」人間になれる
でも
その場所を失ってしまうと
なんのために生きているのか
どうやって生きていけばいいのかわからなくなってしまう

そんなこと
全然理解できないかというと
そうでもなくて

ちょっとだけ
ふわっっとだけわかる気がするんですよね

今まで生きてきて
キマリの中で生きてきて
ルールに従って生きてきて
社会規範と言われるものの中で生きてきて

そのルールの中から出てしまったら
きっとその中に戻りたくなるように
遺伝子レベルでなっているのかもしれないな

それは
本書でも出てくるけど
縄文時代から決まっていることなのかもしれません
そこから逸脱することができない

それが縄文時代から続く人間という動物なんですね

しかしながら
その人間という動物の中にも
多様性というものがあり

ルールの中でうまく生きていけない人もいるんだよ
ルールに縛られて苦しい人もいるんだよ

そんな風に理解もできます
でも口では理解しているつもりだけど

本能的にはどうなんだろうか
口だけ、気持ちだけ
理解している気になっているのかもしれないですね

どちらかというと
わたしもそんなに人と群れるのは得意じゃなくて
群れている人から見れば
ちょっと警戒されがちなタイプです
それでも別にいいや
とは思っているけど
たまーに疎外感を感じることもなくもないです

でもたまになのでそんなに気にしていない
(と、タイピングする指が少し弱気になっているのは気のせいじゃない)

ということで
人間は誰でも群れたい
そして仲間はずれになりたくない
そして異質な人間がいたら仲間にしたかったり
その異質な存在の中に自分達と似た部分があれば嬉しい
ちょっとした仲間意識を大切にして
社会を作っていくんだなと思います

人間の本質的な部分を
コンビニでしか働けない主人公を中心とした
人間関係を通じて描いてくれた物語

今の自分にとってプラスになったし
少しだけ社会に対する視座が高くなった気がします

みんな、一緒がいいんだよ

一緒じゃないこと自体が迷惑っていう部分もあるのかもしれないと少し自覚するだけで生きやすくもなりますからね

金曜日の仕事を終えたら
連休ですね
みんなと同じように連休を楽しんで
みんなと同じように連休の終わりを惜しもうか


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