日本株レヴュー 激しい下半期スタート 日本の半導体銘柄はカジノ化
🦉👇7月にはいって、日本株のドタンバタンとが激しい。個別株でもボラティリティーが高まっている。
でも基本は、TOPIX主導の上げが続いている。株式の持ち合い解消や自社株買いなど、資本効率の改善の動きが底流にあろう。
🦉👇7月にはいって、外人投資家を中心に日本の優良銘柄を物色買いする動きが広がった。ソニー、日立、NEC、村田製作所から、フジクラ、レゾナック、NTTデータなど、日本のAI実装化社会のバリューチェーンをイメージする銘柄群が、日経平均を押し上げたように見える。7月上旬の日経平均の上げは、半導体製造関連主力ではない。7月10日のTSMCの月次売上が日本の半導体銘柄を押し上げた局面もあったが。
7月11日のインフレ低下を示すCPIのあとで、逆に米ナスダック100が売られ、ナスダック連動指数である日経平均は12日の東京で激しく売られた。為替介入の影響もあったようだ。
🦉👇次にTOPIXの業種別に、年初来の動きをみていく。機械セクターが17業種で30%と最も上昇率が高い。三菱重工業や半導体製造のディスコが主力。電機・精密は、7月に急上昇。このセクターには半導体銘柄が東京エレクなど入っているが、ソニーや日立、NECが7月相場の主役である。半導体関連は、3月4月がピークだった。
自動車は、3月がピークで6月下旬に戻したが、7月相場では横ばい。円安による業績の上方修正は期待できるが、ここから買っていけるか🤔
意外と、医薬品が7月に5%上昇している。
🦉👇7月12日のクラッシュでは、電機・精密が大きく下げた。これは、東京エレクやアドバンテストなどの下げを反映する。医薬品や自動車は12日には大きく下げていない。
電機・精密は、日経平均の３割以上のウェイトでかつボラティリティーも高い。また、米国ナスダックの影響を最も受ける。日経平均は、このセクターを通じて、ナスダックの支配下にあるといっても過言ではない。その一部として、ボラティリティーの高い日本の半導体関連銘柄は、SOX指数の支配を受けている。
🦉👇素材関連では、エネルギー関連がトップ。鉄・非鉄は、4月以降横ばい。素材・化学は4月から下げている。中国関連が重しとなったか🤔
🦉👇7月以降はエネルギーが軟調。デフェンシブの食品が上げている。
🦉👇年初来では、銀行セクターが40%上昇で、17業種で最も高い。保険・証券も30%の上げ。7月以降は、金利上昇が落ち着いたこともあり、不動産、建設が上昇している。
🦉👇特に12日の異変（米国11日）では、銀行が大きく売られ、不動産が大きく買われた。金利上昇一服の流れは続かないとおもうが🤔
銀行買い、不動産売りのポジションは維持する🐯
🦉👇商社は、年初来32%の上げ。商社は、バリュー＋景気敏感株である。電力は5月にピークをうったか。売りを継続する🐯
小売は、7月にリバウンド。通信・エンタメは、きれいな上昇トレンドを6月から維持。SBGやNTTデータなど、AI新産業システムを先取りする動きか🤔
NTTデータを買っている🐯
🦉👇7月12日の異変では、商社が下げ、小売りが上げた。
🦉👇日本の半導体株の動きは極めて難しい。4月まで結束して動きていたが、今は統制がとれていない。個別にみていくと
・東京エレクは4月以降横ばい、7月から上昇か
・ディスコは、5月以降上昇トレンドだが、12日でピークをうったか
・アドバンテストは、6月以降上昇トレンドだが、12日でピークをうったか
・レーザーテックは、まだ下げトレンドか
・ソシオネクストは、6月からの横ばいからやや上昇に向かったか
どれを売ってどれを買うか、個別の裁定取引が活発化している。NY市場のようになってきた。個人投資家が主体かな🤔
🐯おれもやっている。カジノのようでおもちろい。
🦉日米ともに、今週から決算シーズン。
米CPI発表直後から、アメリカの投資家たちは、キャッシュポジションを高めかたずをのんで決算を見守っている。メガテック個別株の選別がこれまで以上に激化する可能性が高い。AI時代の優勝劣敗が目のあたりに展開する。
🐯東京市場も、いまでは、NY市場のGEMINI（双子）で、併せ鏡のように動いている。日本のAI産業システムは、どの企業が主導権を握るのであろうか。日立かソニーか、NEC・三菱か、NTTか、KDDIか、SBGか。経済産業省がその調整を行っている。1960年代の産業政策の時代だ🙀🙀🙀。半導体製造、素材、電線関連も動く。防衛や宇宙もこの産業システムの一翼である。
🦉今週は、まずASMLとTSMCの決算。東京・欧州時間に発表されるか。
🐯ディスコとアドバンは押し目で買っていく。レーテクは上げたら売っていく。
（🐯🦉）乱筆・乱文にて
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