りんご

40代女性です。夫、10代の子ども2人、義両親、犬と田舎で暮らしています。

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40代女性です。夫、10代の子ども2人、義両親、犬と田舎で暮らしています。

最近の記事

夫の不倫の振り返り②

夫の財布から『ラブホテルのポイントカード』という紛れもない証拠を見つけてしまった私は、どうしたら良いのか分からず、震える手でポイントカードを持ったまま茫然としていた。 今思えばそこでまず写真でも撮っておけば良かったのだが、その頃はまだ不倫というものに対抗する知識がなかった上に、あまりの衝撃に何も考えられなかった。 すると食事を終えた夫が2階へ上がってくる足音が聞こえてきた。 私はポイントカードを慌てて財布の中へ戻した。 晩酌で上機嫌になった夫はそのまま寝室へ入っていっ

    • 夫の不倫についての振り返り①

      夫が不倫していると分かったキッカケは Yシャツの胸元についていた赤っぽい汚れだった。 洗濯しようと取り出して見つけたその汚れは 決して大きなものではなかったのだけれど 見逃せないほどの違和感を放っていた。 もしかして…と一瞬思ったが 私は自分で まさかね とその疑念を打ち消した。 だってお金もないし 時間もないし めちゃくちゃイケオジってわけでもないし 変な言い方かもしれないが 夫にそういう「需要」があるとは思えなかったのだ。 それにそこまで愚かではないと思っていた

      • 夫の不倫から二年

        なんとなく心がザワザワした感じで目が覚めた。 頭の中で消えそうになる夢の跡を 細い紐をたぐり寄せるようにして掴み ハッとした。 夫がまた不倫していた夢を見たんだ。 思い出した途端、 夢の中で感じた絶望感が蘇ってくる。 でもそれは長くは続かなかった。 絶望感の後にやってきたのは疑念。 「もしかして、今も…」 でもそれも長くは続かなかった。 というか そういうネガティブな思考連鎖を自分で断ち切れるようになっていた。 丸二年かかって 私は『夫が不倫した』という事実を

        • 在宅多め家族

          連休最終日。 夫は仕事に出かけたので 久しぶりにいつも通りに過ごせた。 我が家の「いつも通り」は 義父、義母、私、息子、娘が家にいる状態。 義父、義母はかなり前に退職しているので、70代という年齢的にも家にいるのは普通だろうな。 私は個人事業主で、半日家にいて午後から仕事に行き、夜9時頃帰宅という日が多い。 息子は通信制高校3年生。 たまにバイトに行くが基本家にいる。 娘は中学3年生。 中1から訳あって不登校のためこちらも基本家にいる。 つまり、夫以外は基本5人在

        夫の不倫の振り返り②

          パーフェクトおばあちゃん

          大掃除やおせち作りなど 年末はいつも忙しい。 仕事は休みなのに全く休めない。 年始になれば親戚がやってくるし 毎年の事とはいえ 長男の嫁ってつくづく面倒だ。 そんな事を考えながら 大晦日の夜遅くに黒豆を煮ていた。 お節料理は殆ど義母であるおばあちゃんが作ってくれるので 私の担当は筑前煮と黒豆くらい。 なのに心に浮かんでくるのはネガティブな事ばかり。 疲れたな。 面倒だな。 なんで女だけ料理しなきゃいけないんだろ。 ていうか今時おせちなんて買ってもいいのに。 子どもたち

          パーフェクトおばあちゃん

          帰る場所

          年末の帰省ラッシュで混む駅の様子 毎年恒例のニュースのネタだ。 「帰る場所」があるっていいなと思う。 そこが「帰りたい場所」であるかどうかは別問題だけれど 今生活している場所の他に 「帰ることができる場所」があるというのは ありがたいことなんだと 大人になって随分経ってから思うようになった。 春から息子が家を出て一人暮らしを始める。 引越しに向けて準備を進めるべく 昨日は家族で家電を買いに行った。 二年前にはこんな未来が待っているなんて思えなかった。 もう私の家族は

          帰る場所

          今隣でスヤスヤ寝ている夫は

          二年前不倫をした。 相手女との関係がスタートして3ヶ月で私にバレた。 その後別れたフリをして水面下で関係を続けていたが やはり3ヶ月で私にバレた。 頭にきた私は探偵を雇い証拠を掴んだ。 話し合いの末 離婚はしないことにした。 私は相手女とも直接会い 自分で作成した示談書にサインさせて 微々たる額だが慰謝料も払わせた。 終わってみると1年にも満たない不倫騒動だったが 信用していた夫の裏切りは想像以上にダメージが大きく 心労で体重はあっという間に7キロ減った。 そして

          今隣でスヤスヤ寝ている夫は

          私の頭の中のこと

          noteにアカウントを登録してから二年が経つ。 二年前 我が家はメチャクチャだった。 息子の自殺騒動 夫の不倫発覚 娘の精神病発症 全て同じ年にやってきたのだけど 世に言う「大殺界」というやつだったのだろうか? あまりに重たい出来事しかなく コロナ禍だったこともあり 全てを吐き出せる相手はいなかった。 とりあえずX(その頃はまだTwitterだった)にて裏アカを作り そこに気持ちを吐き出していた。 そのうちもっとまとまった形で吐き出したくなり noteという場所が

          私の頭の中のこと