人を傷つけてしまった話

人を傷つけてしまった 
胸の奥底と表面がキリキリと痛んでる

あと何回、私はあの人を泣かせたら気が済むのだろう
いつもいつも後悔の波はあとから押し寄せてくる
毎回の「そんなつもりじゃなかったのに」は
なんて薄っぺらい言葉なんだろう

おやすみも言わずに 自分のことで頭がいっぱいになって
小さく低く頷くことしかできなくて
眠れないくらい悩み続ければならないと思ってたら
朝日が差し込んで寝坊してた
そんな自分の図太い神経が追い討ちをかける

目の前の人を大切にしたい 誰も泣かせたくない
綺麗事ばっかりで
そう思ってるわりには 大切にする方法も 泣かせない方法も
1度も考えたことない
頭で思うだけじゃ言葉は意味を成さない

あの人は電話を切ったあと眠れたのだろうか
私の不意な行動で 頭がいっぱいになって眠れてないだなんて
そんなことあってはならないのに
自分だけが深い眠りについたなんて
そんなこと あってはならないのに
どうやって罪を償えばいいのか分からない

小さい頃からやりたい放題生きてきた私は
刃を向けられることが多々あった
私にも問題はたくさんあるけれど
小さい頃に負った傷は
今でもずっと心にのこってる
だから、傷つけられる痛みを知ってるから、
私は人を傷つけちゃいけないことを
分かっていたつもりだった

意図的であれ、無意識であれ
自分がつけた傷には
絆創膏なり包帯なりで治療すべき

言葉で傷つけたのなら
言葉で、態度で、治癒するしかない
乏しい頭で考えた精一杯の結論はこれしかない

それから、もっとあの人を大切にできるように
あの人の話をいっぱい聞いて、寄り添って
一生懸命 努力しよう

落ち込むよりも、動くこと
私にできる最大限を尽くそう