見出し画像

職場で使われていたみきゃんが公認に? NFT化で世界に広がる

デジタルアートみきゃんをNFT化しデジタル上で流通させる、Web3技術とデジタルアートを活用した地域活性化実証実験がスタートしています(実証実験の記事はこちら)。今回は、クリエイターとして実証実験に参加している、愛媛県庁職員の福井さんにお話を伺いました。

きっかけは課内でのおしゃべり!
「デジタルっぽいみきゃん」が多くの人の目に触れる

廣瀬:今回はよろしくお願いします。

福井さんが今回の実証実験に参加したのは、同じデジタルシフト推進課の泉さんからのご紹介だったとお聞きしました

福井さん:そうです。2年くらい前にデジタルシフト推進課内で「デジタルっぽいみきゃん欲しいよね~」って話していて、デジタルっぽいならこうでしょうと「ドットみきゃん」のアイデアを出させていただきました。

廣瀬:ドットみきゃん!すごく可愛い!!

福井さん:ドットみきゃんを課内の資料などでちょこちょこ使っていただいていて、私としては、「こんなのでよかったら、ぜひ使ってください」という気持ちだったのですが、今回お声掛けをいただいて、プロジェクトに参加させていただくことになりました。

NFT化することで正式にドットみきゃんを認定をしていただけると嬉しいなって思います。お声がけいただけなかったら、NFT化なんて思いもしませんでした。

ドットみきゃん(左)、ドットこみきゃん(中央)、ドットダークみきゃん(右)

廣瀬:今まで課内で使われていたドットみきゃんが世に出るのですね!

何個くらいドットみきゃんを作ったのでしょうか?

福井さん:今のところ、みきゃん、ダークみきゃん、こみきゃん、こダークみきゃんに、あとはクリスマスバージョンのみきゃんです。どれも同じドットみきゃんのテイストです。


イラストレーターではなくても収益を得る仕組み

廣瀬:制作期間ってどのくらいなのですか?

福井さん:そんなにかかっていないです。業務終了後に趣味程度で描いていたものなので、5つを作成しましたが、トータルで1日もかかっていないと思います。

私の場合は、エクセルを使って描いています。エクセルの方眼に色を塗っていく感じです。

色も数色しか使っていないので、時間はかかりませんね。

廣瀬:そんなに短期間で!すごいですね。

福井さん:私みたいにプロではないけど、絵が好きで友達との間で絵を描いて提供している人たちってたくさんいると思います。

今回お声掛けいただいた経緯では、私がこの実証実験の複数あるペルソナの一つににピッタリだということもあったようです。

そのペルソナというのが、「プロのイラストレーターではなくても絵が好きで描ける人。そして、自分達の身内でそのイラストを使って完結している人たち」ということです。

イラスト専門でお金を稼ぐのは、なかなか難しいと思います。でも、こんな風に隙間時間で描いたイラストをNFT化することで、副業的な感じで収益を得ていくことに繋がれば良いという考えもあるようです。そうなれば、最終的には愛媛県の所得向上に繋がると思います。

廣瀬:確かに自分のイラストが人に求められ収益を得ることは、経験としても貴重だと思います。

福井さん:はい。世に出ることで今までにないやりがいも感じられるかもしれませんし、刺激にもなると思います。

プロジェクトを通じて愛媛県が元気になってほしい

廣瀬:このプロジェクトを通して愛媛県にこうなってほしいといった想いはありますか?

福井さん:愛媛県の活性化に繋がるといいなって思います。どの地域もそうだと思いますが、コロナウイルスの影響もあって、観光客が減少し悲鳴をあげている業者さんは多いですよね。もちろん、観光業界だけではありませんが・・・。

このプロジェクトを通じて、愛媛県のことを知ってくれたり愛媛県の商品を何か買ってくれたりと愛媛県の活性化に繋がったらいいなって思います。

廣瀬:今までデジタルシフト推進課さんの課内で完結していたドットみきゃんが、多くの人の目に触れますね。楽しみですか?それとも不安?

福井さん:両方です。今まで自分だけの世界だけで終わっていたものが、いろんな

人に見てもらうことで「いいね」って言ってもらえるとすごく嬉しい。さっき、廣瀬さんにお見せした時に「可愛い!」って第一声にいただいて、すごく嬉しかったんです。そういう意味でも世界が広がるなって思います。まさか、イラストを描いたことで、こんな風に取材を受けるとも思っていなかったです(笑)。

廣瀬:では、今回の実証実験に参加してみた感想を教えてください。

福井さん:まだ、実感はないんです。普段通りのことをしていて、特別何かをした感じがしません(笑)。いつも通りなのに、NFT化することで世界が広がっていく感じが不思議です。周囲から反応があれば「こんなことになっているんだ」みたいな驚きがあったり、更なるやりがいがあるかもしれないのですが、今のところはないので。

それでも、やはりいろんな人に見ていただく機会を得たというのは楽しみですね。

随時、この実証実験については報告をしていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?